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インカムゲインだから安全とは限らない

記事作成日:2015年8月19日

不労所得を得る手段として、利子や家賃収入などインカムゲインを活用するということがよく言われます。不労所得とは働かないで得られる所得のことで、資産を運用した時の収益などのことを指します。インカムゲインは定期的に収入があるので安定しているように見えるからだと考えられます。しかし、インカムゲインだから安全だとは限りませんし、そもそもインカムゲインだけに注目した資産運用は正しい方法ではありません。

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インカムゲインのリスク

株式

株式の配当金は定期的に得られる収入のように感じますが、確実に得られるという保証はありません。企業業績が悪化して配当を行うための原資が無くなってしまえば、配当金を減らしたし、無配とすることもあります。

投資家の人気を集めるために配当金をたくさん出して配当利回りを高い水準に保っている場合があっても、業績はいまいちという場合もあります。そうなると値下がりリスクがあり、トータルの収益は冴えない結果になるかもしれません。

債券

債券の利息は支払額が決まっており簡単に減らせるものではないため、株式の配当金よりは変動しにくいとも考えられますが、発行体の財務状況が悪化し利息を支払えなければ利息が支払い不能に陥ることは十分あり得ます。

敢えて言えば、発行体が国の場合は国家が破綻しない限り利息は支払われますので安全性が高いですが、インカムゲインだから安全、安定なのではなくて、発行体が国家であるからリスクが小さいということになります。

FX

FXのスワップポイントは通貨ペアの2か国の金利差や為替レートが影響しますが、どちらも変動する可能性があり、安定した収入とは言い難いです。

不動産

不動産投資の家賃であっても、空室が発生すれば収入は得られませんし、家賃相場が下落すれば家賃は減少します。賃借人が支払い不能に陥れば家賃は一部しか回収できない可能性もあります。

また、不動産価格には下落リスクもありますし、実物が経年変化で傷んだり汚れてしまい価値が下がることも考えられます。家賃収入だけでなく、トータルのリターンで判断する必要があります。

投資信託

投資信託の分配金は債券の利息などを原資としていますが、株式や債券、不動産に直接投資した際のインカムゲインが必ずしも安定していないように、分配金だから安定している、安全であるといったようなことはありません。

毎月分配型の投資信託は、毎月安定した分配金を出しているからといって収益が上がっているとも限りません。無理して分配金を出していて元本相当部分が分配されているだけの状態になっている場合があります。

銀行預金

銀行預金の利子は銀行が破綻しない限りもらえる可能性が高いので比較的安定しています。ただし、預金金利は変動しているので、定期預金で満期まで金利が固定されているような場合でなければ利子は変化します。

利子は比較的安定していますが、インカムゲインだから安定しているのではなく、銀行預金のリスクが小さいから安定しているのです。

インカムゲインだから安全なのではない

インカムゲインは定期的にお金がもらえるので安心で安全な収入のような気になってしまいますが、インカムゲインも無くなったり減ったりするリスクがあります。

インカムゲインには安全度合いが高いもの、安定しているものがありますが、インカムゲインだから安定しているのではなく、投資している資産の本質的なリスクが小さいから安定しているのです。

また、インカムゲインがあっても、資産価格の値下がりによってキャピタルロスが発生してしまえば、合計した沖積はマイナスになる可能性があります。資産価格の変動が大きければ、インカムゲインが安定しているように見えても、収益全体で見れば不安定です。

投資収益の安定性はリスク(標準偏差)で見る

資産運用による収益が安定しているかどうかはインカムゲインが大きいか小さいかで判断するのではなく、トータルリターンのリスク(標準偏差)で判断するのが原則です。

まとめ

  • 資産を保有していることで資産価格の変化に関係なく得られるインカムゲインは安定しているとは限りません。
  • インカムゲインも減ったり、無くなったりするリスクがあります。

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【インカムゲインだから安全とは限らないの記事は終わりです】

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