借金体質を防ぐためには借りて買うのではなく貯めてから買う
記事作成日:2017年11月17日
最終更新日:2023年3月17日
借金に依存してしまう借金体質を防ぐためには、お金がない場合にお金を借りて買うのではなく、貯めてから買うようにすることが大切です。クレジットカード、キャッシング、カードローンはお金が簡単に借りられる、後払いができるという点で便利ですが、お金がないまま使うと大変なことになります。気軽に使っていると、お金が足りなくても借りてしまえばいいという借金体質になってしまいます。
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お金がなくても借りれば買えてしまう
何か欲しいものがあった時に、お金がなかったらどうするでしょうか。普通はお金がないなら買わないのですが、お金がなくても買う方法があります。クレジットカードのリボ払いで買ったり、割賦払い(分割払い)で買ったり、キャッシングやカードローンでお金を借りて買ったりすることで、お金がなくても買えてしまいます。
しかし、これらは全て借金です。また、クレジットカードは一括払いなら利息も付かないのでお金がある時に使うのはいいのですが、お金がないのであれば使ってはいけません。クレジットカードも一時的に支払いを猶予してもらうという意味では借金に他ならず、お金が足りなくて払うあてがないのであれば使ってはいけません。
もちろん、支払うお金があって、キャッシュレス決済としてクレジットカードの一括払いを使い、支払い管理ができているのであれば問題ありません。
借りて買うのは借金体質になってしまう
クレジットカード、割賦払い、キャッシング、カードローンはお金がなくても、欲しいものが変えてしまいます。お金がない時は本来買うのを我慢すべきなのですが、お金がなくても買えてしまうことで、借りて買えばいいやという借金体質になってしまうのです。
欲しいものが出てくると我慢がきかなくなってしまい、次から次へと買ってしまうのです。借金をすればお金がなくても買えてしまうので、お金がないから買えないということにもならず歯止めがかからないのです。
唯一、歯止めをかけることができるのは自分の理性かもしれませんが、利息負担が大変であるとか、返す当てがあるんだろうかと心のどこかで思っても、何とかなるという楽観的な考えで借金体質になってしまうことがあるのです。
生活費がなくても手軽に借りられてしまう
キャッシングやカードローンを利用すれば手軽にお金が借りられてしまいます。もちろん審査はありますが、普通に収入があれば最初は大半の場合はお金を借りることができます。
申し込んでからお金が借りられるまで短時間で済むこともありますし、一度利用限度額を作ってしまえば必要になった時にいつでもお金を借りられるのです。
生活費が足りなくなりそうだと思っても、節約を頑張って支出を抑えるのではなく、キャッシングやカードローンで足りないお金をすぐに借るようになってしまうことがあります。
家計が赤字でも足りなくなったら借りればいいでは借金体質になってしまう
欲しいものを買うのと似ていますが、家計が赤字の場合に安易にキャッシングやカードローンで生活費を借りてしまうことも借金体質につながります。
家計の収支が赤字の場合、黒字にしなければいけないと感じて、収入を増やしたり、支出を減らしたりして家計改善の努力をするのか、キャッシングやカードローンで足りない部分を借りてしまうのかでは大きな違いです。
借金ができない、お金がないという状況であれば、必死に何とかしようとするかもしれません。しかし、お金を借りられるという気持ちがあると、家計の赤字を解消しようとする努力を怠りがちになってしまうのです。
借金体質にならないために
借金に頼るような借金体質にならないために注意したいことについてです。
借金体質にならないためには厳しい現実と向き合う
クレジットカードのリボ払い、分割払いや割賦払いなどで支払いを先送りしたり、キャッシングやカードローンでお金を借りたりすれば、一時的にお金を準備することができます。
しかし、将来に問題を先送りしたに過ぎません。いつかお金を返さなければいけません。お金が足りないのであれば、借金で一時しのぎをするのではなく、お金が足りない現実と向き合うことが大切です。家計の自転車操業を続けていてもいつかは破綻してしまいます。
借金は慣れてしまうので気を付ける
最初は慎重にキャッシングやカードローンを利用していても何回か利用していると感覚が麻痺してきて怖いと感じなくなってしまいます。
最初は借金に抵抗があってもそのうち慣れてしまうのです。借金に慣れてしまうと、簡単にお金を借りてしまいますし、急いで返さなくてもいいやという考えになってしまいます。
借金に慣れてしまわないように気を付ける必要があります。既に借金がある場合は、抵抗感があった最初の頃の気持ちを思い出すこと、初心にかえることが重要です。
お金が足りない時は借りて買うではなく貯めてから買う
お金が足りない時は借りて買うのではなく、お金を貯めてから買うようにしましょう。お金が足りないなら買えないのです。借金をして買うのではないのです。
欲しいものや必要なものがあれば、お金をしっかりと貯めて、お金が貯まってから買うようにしましょう。貯まるまで買うのは我慢するのです。
必要なものが買えるように買い物には優先順位をつける
生活にどうしても必要なものが買えないということになると、借金に頼ってしまうことがあります。お金が不足しがちなのであれば、本当に必要なものが何なのか優先順位をつけて、必要なものにだけお金を使うようにすることが大切です。
お金が足りないのであれば、お金がある範囲内で何にお金を使うのか慎重に考える必要があります。
足りなくなったら借りればいいという考えをやめる
生活費などお金が足りなくなったらいつでもキャッシングやカードローンで借りればいいやという考えでいると、ちょっとお金が足りなくなると、すぐに借金をしてしまいます。
足りなくなりそうなら、早い段階でどのくらい足りないのかを予測し、節約で支出を抑えるなど家計収支の改善を図ることが大切です。特に必要がないキャッシングやカードローンの利用限度額の枠があるなら、持たずに解約してしまうことも有効です。ただし、既に自転車操業状態に陥っていて支払いが遅延・延滞するほど資金繰りが厳しい場合は別です。
まとめ
- お金が足りない時は、借りて買うのではなく、貯めてから買うようにすることが大切です。
- お金が足りなくなったら借りればいいやという気持ちは借金体質につながります。借りないでもなんとかなるように、家計を見直し、家計の収支を改善していくことが重要です。