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家計簿の項目や費目の分け方の例や種類と一覧

記事作成日:2015年8月30日
最終更新日:2019年6月8日

家計簿をつけようと思った時に悩むのが項目や費目の分け方です。市販の家計簿やアプリではあらかじめ項目・費目が用意されていることがありますが、自分の家計の状況と合っていないため、家計簿をつけづらい場合もあります。

家計簿は、家計の状況を把握する、節約に役立てる、予算を立てる参考にする、といった役割がありますが、家計の改善に役立つような家計簿の項目・費目の分け方の例や、項目・費目の一覧について紹介しています。

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家計簿の項目・費目の分け方のコツ

家計簿の項目・費目は、家計の状態がそれぞれ違うので、絶対的な1つの答えというものはありません。家計簿にどれだけ手間をかけられるかによって、簡単な項目・費目訳にした方が良い場合と、詳細に分けた方が良い場合があります。また、家計で把握したい項目はそれぞれ違ってくるため、項目・費目の分け方も変わってきます。家計簿の項目・費目分けのコツについてです。

自分の家計に合った項目・費目を選ぶ

家計簿の項目・費目は自分の家計に合ったものを選ぶことが大切です。家計簿では、自分の家計の中で重要な項目・費目、把握したい項目・費目を作って記録していきます。

外食が多く外食費を把握して減らしたいという場合は、食費のほかに外食費の項目を作った方がよい場合があります。人付き合いが少ないという場合は交際費の項目を作らず、他の項目に混ぜた方がよいでしょう。子どもがいる場合には、教育費など子どもに関する項目を作ることがあります。

慣れないうちは項目・費目を増やし過ぎない

家計簿の項目・費目はたくさんある方が細かく家計の把握をできますが、支出の分類・記入や集計が面倒になってしまい、つけるのが大変になってしまうことがあります。そのため、慣れないうちは家計簿の項目・費目は増やし過ぎないようにしてシンプルにするのがお勧めです。

慣れてきたら項目・費目を細かくして増やしていくこともできます。家計を細かく把握したい場合には、項目・費目を増やした方が良い場合がありますが、最初から細かくし過ぎると家計簿が大変になりますし、分かりづらくなってしまうこともあります。

色々な項目を分類できる複合的な項目・費目を上手く使う

家計簿の項目・費目は細かくするとより詳しく支出を把握できますが、支出の頻度が少ないと項目・費目を作った意味が薄れますし、使う時と使わない時で金額の変動が大きくなり、分かりづらくなることがあります。そのため、いくつかの支出をまとめた複合的な項目・費目を作ると、項目・費目を減らせて、分類でも悩まなくてすみます。

分類の仕方は固定的ではなく、色々な定義づけが可能ですが、例えば、子どもの授業料や習い事、衣服、おやつ、玩具などをまとめて分類する子ども費、日常生活のあらゆる費用を含めてしまう生活費や雑費(その他費)など自分の家計に合ったオリジナルの項目・費目を作ることも可能です。

家計簿の項目・費目は使いながら見直す

家計簿をつけていくうちに、家計の実態が分かってきてこういう項目・費目もあった方がいいと思うことがあります。家計簿をつける前は家計簿の実態が分からないので、あれこれ悩んでもどんな項目・費目が良いのか分からないことがあります。

そのため最初から完璧な項目・費目わけは無理と割り切って、とりあえず項目・費目を決めてしまって、家計簿をつけ始めることが大切です。使っている間に使いづらい点があったら途中で見直しながら改良していくようにするのです。

家計のお金の流れを意識して項目・費目を考える

家計簿の項目・費目は家計のお金の流れを意識して考えると分かりやすいです。まず収入があって、社会保険料と税金が引かれて、手取り金額になります。手取り金額から先取り貯金の金額や毎月支払いが決まっている固定的な支出を支払います。残ったお金でやりくりをするという流れです。

そして、日常生活に必要なものへの支出、日常生活に必要ではないけれど生活に豊かさや潤いをもたらすものへの支出、一時的・臨時的なものへの支出があります。

つまり、固定費、生活費(必需品、非必需品)、特別費というように大きく分けて考えると分かりやすくなります。

家計の支出の大きな分類・分け方・種類

家計の支出は大きく分けると、家賃や光熱水道代など定期的な支払いが決まっている固定的な支出(固定費)、食費や娯楽費など日常生活の支出(生活費(変動費))、金額が大きい支出や不定期・一時的な支出(特別費)の3つに分けることができます。生活費(変動費)は食費など生活必需品の支出と娯楽費など選択的な支出に分けることもできます。

  • 固定的な支出(固定費):毎月、あるいは定期的に支払うことがあらかじめ決まっている支出
  • 日常生活の支出(生活費(変動費)):日常生活を送るために、その都度支払っていく支出
  • 特別な支出(特別費):金額が大きい支出、定期的だが毎月ではない支出、不定期・一時的な支出

家計簿の項目・費目の分け方の例・種類の一覧(収入・支出部分)

家計簿の収入と支出部分の項目・費目分け方として、つけやすさを重視する簡略版と家計把握の詳しさを重視する詳細版の2つの例は次の通りになります。支出を固定費、生活費(変動費)、特別費の3つに大きく分けて、簡略版と詳細版ごとに項目・費目の例を紹介します。

表の「※」は家計によって作っても、作らなくてもよいと考えられる項目・費目です。項目・費目の内訳や含まれる支出の説明は記事の下部にあります。

家計簿の項目・費目の分け方の例
大分類簡略版詳細版
収入収入収入
控除合計社会保険料
税金
各種控除 ※
手取り手取り
固定費貯金・投資貯金・投資
固定費住居費
光熱水道費
通信費
保険料
教育費 ※
自動車費 ※
仕送り代 ※
お小遣い ※お小遣い ※
借金返済 ※借金返済 ※
生活費
(変動費)
食費食費
生活費日用品費
被服費 ※
医療衛生費 ※
子ども費 ※
交通費 ※
娯楽費教養娯楽費
理美容費 ※
ペット費 ※
交際費 ※
特別費特別費特別費

家計簿の固定的な支出(固定費)の項目・費目の例・種類

家計簿での固定的な支出(固定費)とは、毎月支払うことが決まっている支出のことを意味します。水道代などは隔月で徴収される場合もあるため、毎月ではなくても隔月など定期的な支出は固定費に含めても問題ありません。

固定的な支出(固定費)には、貯金・投資、住居費、光熱水道費、通信費、保険料、教育費、自動車費、税金、仕送り代、お小遣い、借金返済があります。教育費、自動車費、仕送り代、お小遣い、借金返済は該当がない場合や詳しく把握する必要がない場合は省略可能です。

固定的な支出(固定費)の項目・費目を少なくする場合は、貯金・投資とお小遣い、借金返済の項目を作り、それ以外の支出を各種固定費とするとよいでしょう。以下の(※)は家計の状況に応じて省略可能です。

固定的な支出(固定費)の項目・費目の例【簡略版】

  • 貯金・投資
  • 各種固定費
  • お小遣い(※)
  • 借金返済(※)

各種固定費には住居費、光熱水道費、通信費、保険慮う、教育費、自動車代、仕送り代が含まれます。

固定的な支出(固定費)の項目・費目の例【詳細版】

  • 貯金・投資
  • 住居費
  • 光熱水道費
  • 通信費
  • 保険料
  • 教育費(※)
  • 自動車費(※)
  • 仕送り代(※)
  • お小遣い(※)
  • 借金返済(※)

家計簿の日常生活の支出(生活費(変動費))の項目・費目の例・種類

日常生活の支出(生活費(変動費))とは、日常生活を送り生きていくために必要な支出(生活必需品・基礎的支出)や日常生活に絶対必要ではないけれど日常生活に豊かさや潤いをもたらし生活の質を高めるための支出(非生活必需品・嗜好品・選択的支出)が含まれます。

日常生活の支出(生活費(変動費))の項目・費目の例として、生活必需品では、食費、日用品費、被服費、医療衛生費、子ども費、交通費があります。非生活必需品では、教養娯楽費、理美容費、ペット費、交際費があります。食費と日用品、教養娯楽費は家計簿にあった方が良いですが、他の項目・費目は家族や家計の状態に合わせてなくすこともできます。

生活必需品の支出は生きていくために必要なので、大きく削ることはできませんが、使う量を少なくする、長持ちするように使う、安いもので代替するなどによって、少しは支出を減らすことができます。非生活必需品の支出は家計に余裕がない場合は節約対象です。

日常生活の支出(生活費(変動費))の項目・費目を減らして簡便的に把握する場合は、生活必需品の部分を食費とそれ以外(生活費)の2つに、非生活必需品の部分は1つにまとめて「娯楽費」とすれば簡単になります。「娯楽費」は、自分で好きな項目名にしてもいいです。例えば「ゆとり費」など自分にとって分かりやすい名前をつけましょう。以下の(※)は家計の状況に応じて省略可能です。

日常生活の支出(生活費(変動費))の項目・費目の例【簡略版】

  • 食費
  • 生活費
  • 娯楽費

生活費には日用品費、被服費、医療衛生費、子ども費、交通費が含まれます。娯楽費には教養娯楽費、理美容費、ペット費、交際費が含まれます。

日常生活の支出(生活費(変動費))の項目・費目の例【詳細版】

  • 食費
  • 日用品費
  • 被服費(※)
  • 医療衛生費(※)
  • 子ども費(※)
  • 交通費(※)
  • 教養娯楽費
  • 理美容費(※)
  • ペット費(※)
  • 交際費(※)

家計簿の特別な支出(特別費)の項目・費目の例・種類

家計簿の特別な支出(特別費)は、頻度が少ない金額が大きな支出、定期的な支出でも数か月に一回など頻度が少ない支出、一時的・臨時的な支出など、他の項目・費目に分類しづらいものをまとめて入れておくための項目・費目です。いわゆる特別支出・臨時支出などが含まれます。

簡略版・詳細版どちらも特別費の項目は特別費のみを作ります。

特別な支出(特別費)の項目・費目の例【簡略版・詳細版共通】

  • 特別費

家計簿の収入の項目・費目の例・種類

家計簿の収入部分では、収入から、社会保険料、税金(所得税や住民税など)、各種控除(組合費など)が差し引かれて手取り収入になります。

収入部分の項目例は次のようなイメージです。社会保険料や税金などは支出なのですが、額面の収入ではなく手取り収入を収入とみなした方が分かりやすいため、収入部分に含めています。ただし、手取り収入をなくして、支出部分に社会保険料などを含めても問題はありません。

収入部分の項目・費目を簡略化する場合は、社会保険料、税金、各種控除をまとめて控除合計とします。以下の(※)は家計の状況に応じて省略可能です。

収入の項目・費目の例【簡略版】

  • 収入
  • 控除合計(マイナス)
  • 手取り

控除合計には社会保険料、税金(天引きされるもの)、各種控除(天引きされるもの)が含まれます。

収入の項目・費目の例【詳細版】

  • 収入
  • 社会保険料(マイナス)
  • 税金(マイナス)
  • 各種控除(マイナス)(※)
  • 手取り

家計簿の各項目・費目に含まれる収入や支出の種類の一覧と説明

家計簿の各項目・費目に含まれる収入や支出の内訳についての説明です。

家計簿の収入の内訳

収入の詳細
項目具体例
収入給料や賞与、各種手当などです。また、配当金や利子、売却益なども収入ですが、資産運用の結果で働くことによる収入とは別なので金額が多くなる場合は分けたほうが良いです。児童手当や預金の取り崩し、借金の借入金を含める場合もあります。
社会保険料健康保険や年金などの毎月の給料や賞与から天引きされる社会保険料です。会社員は厚生年金、健康保険、介護保険、雇用保険、公務員は、共済長期、共済短期、共済介護などが含まれます。家族の国民年金保険料、国民健康保険料などは含めても構いませんが、手取り額の計算で追加で支払った家族の社会保険料を差し引かないと計算が合わなくなります。
税金毎月の給料や賞与などから直接引かれる所得税と住民税です。自動車税や固定資産税などは性質が違うので、別の項目で把握します。
各種控除職場での社内預金、財形貯蓄、団体保険、組合費など、毎月の給料などから天引きされる費用があれば含めます。
手取り収入から社会保険料や税金、各種控除を引くと手取り収入になります。

家計簿の固定的な支出(固定費)の内訳

固定的な支出(固定費)の詳細
項目具体例
貯金・投資先取り貯金と後取り貯金の額です。後取り貯金は家計のやりくりの結果なので分けて記入しても構いません。貯金額としていますが、純粋な貯金だけでなく何かの積立費用や資産運用に回した金額も含まれます。
住居費賃貸では家賃、共益費、礼金、敷金、更新料が、購入では住宅ローン返済額と管理費、修繕積立金、固定資産税と都市計画税が含まれます。固定資産税と都市計画税は税金に、火災保険料は保険料に分類してもよいです。
光熱水道費電気代、ガス代(都市ガス、プロパンガス)、上下水道代、灯油代が含まれます。灯油代は変動的な支出の日用品費に分けてもいいです。
通信費固定電話代、携帯電話代、インターネット代(回線料金、接続料金)、NHK受信料やケーブルテレビ受信料、BS・CS放送受信料、新聞代が含まれます。
保険料社会保険料以外の保険料で、生命保険、医療保険、がん保険、傷害保険、所得補償保険、火災保険、個人賠償責任保険、自転車保険、ペット保険、共済などの保険料が含まれます。自動車保険料を自動車費にしていない場合は保険料に含めます。
教育費子どもの教育に関する支出です。大人の習い事などは教養娯楽費が基本ですが含めても良いでしょう。幼稚園・保育園・こども園、小学校・中学校・高等学校、専門学校・大学などで固定的に発生する保育料、授業料、施設費、空調費、給食費、教材費、実習費、積立金、諸会費、塾や習い事の授業料や月謝などが含まれます。金額が大きい入園料や入学金などは特別費に分類した方が分かりやすいです。
自動車費固定的な自動車に関する支出です。自動車ローンの毎月返済額、駐車場代、自動車保険料、自動車の税金が含まれます。自動車保険料は保険料に分類してもかまいません。自動車の税金は特別費に分類してもかまいません。自動車購入時の現金部分、車検費用、点検費用、整備費用は自動車費に含めても良いですが、特別費に含めた方が分かりやすいでしょう。
仕送り代自分や配偶者の両親や親戚、自分の子どもなどに定期的に仕送りをしている場合は、仕送り代の項目を作った方が便利な場合があります。不定期に仕送りをする場合は、特別費に含めた方が分かりやすいでしょう。
お小遣いお小遣いは家計簿であった方がいい項目です。お小遣い制にした方が家族全体のためのお金と個人で自由にできるお金を分けやすくなりますし、家計簿をつける上でも分かりやすくなります。お小遣いは、家族の一人一人が個人的に自由に使えるお金で、個人分の外食費、趣味や娯楽の費用、交通費、交際費などに使います。
借金返済住宅ローンや自動車ローン以外に借金をしている場合の返済金額です。カードローンやキャッシング、ショッピングのリボ払いの返済などが含まれます。また、奨学金や割賦払いの返済金、家族や友人への借金の返済額も含まれます。

家計簿の生活に必要な支出(生活費・変動費)の内訳

生活に必要な支出(生活費・変動費)の詳細
項目具体例
食費主食となるお米やぱん、うどんなどの穀類、魚介類、肉類、野菜、果物、海藻、調味料、調理済み食品、飲み物、お菓子、外食代などで、家計簿では定番の項目です。家計の上でも問題になることも多く、誰にでも発生する支出なので、食費の項目はあった方が良いでしょう。外食費は普通は作りませんが、外食が多い場合は外食費を作って記録する場合もあります。仕事での付き合いや友人との食事は交際費に分ける場合があります。
日用品費家庭での生活に必要で、食料品以外の日常生活での消耗品や耐久品が含まれる項目で、家計簿にあった方が良い項目です。家庭用の消耗品(ティッシュペーパー、トイレットペーパー、台所・食器用洗剤、洗濯用洗剤、住居用洗剤、たわし、スポンジ、アルミホイル、サランラップなど)、食器、調理用品・調理器具、洗面用品(歯ブラシ、フロス、歯磨き粉、マウスウォッシュなど)、掃除用品(クリーナー、ぞうきん、モップ、ほうき、塵取りなど)、洗濯用品(洗濯バサミ、ハンガー、洗濯用ネットなど)、裁縫用品、バス用品(マット、シャンプー、リンス、コンディショナーなど)、家庭用工具、調理関連、ゴミ袋、防虫剤、除湿剤、タオル、電球、蛍光灯、電池、文房具などが含まれます。
被服費衣類に関する支出が多い場合は、家計簿で被服費の項目を作ることがあります。購入頻度が少ない場合は、被服費を作らず、日用品費に含めます。被服費は基本的に生活に必要な支出ですが、金額が大きく最低限以上の支出となっている場合は、娯楽や趣味的な支出となります。主に大人のスーツやワイシャツ、洋服、着物などの和服、下着、帽子、靴下、靴、かばん・バッグ、生地・糸類、ネックレス・指輪・イヤリングなどのアクセサリー・装飾品、クリーニング代などが含まれます。
医療衛生費医療、介護、衛生関連の支出です。20代や30代の時期はあまり金額が大きくない支出ですが、50代や60代になるとかなり大きな支出となることがあります。医療費には、病院への通院費用、処方医薬品や市販医薬品の費用、栄養剤や健康増進のための食品などの費用、介護費用、マスクやガーゼ、包帯などの衛生用品、メガネやコンタクトレンズなどが含まれます。入院や手術など金額が大きく、一時的な支出である場合には、特別費として扱った方が分かりやすいです。
子ども費子どもに関する費用で、固定的な支出ではないものです。教育費の項目を作った場合は、敢えて子ども費まで作る必要性は薄く、他の日用品費などに含めてしまっても良いでしょう。子ども費には、固定的に発生するわけではない参考書の費用、各種学校・教育用品代、文房具、部活動やクラブ活動の用品代、子どもの紙おむつ、ミルク、お菓子、玩具、服や肌着、お小遣いなど子ども関連の支出を幅広く含めて使うことがあります。
交通費交通費の支出です。固定的な支出も含まれますが、変動的な支出もあるため、固定的な支出ではない分類としています。交通費の項目を作らず、日用品費や特別費など別の項目に含めても良いでしょう。通期や通学のための電車やバスなどの公共交通機関の定期代、電車やバスや運賃・乗車料金、タクシー料金、駐輪場代などが含まれます。自動車に関する固定的でない支出、例えば、ガソリン代、高速道路料金代(ETCなど)も含まれます。交通・通信費として、切手やはがき代、宅配便代などを含めることもありますが、日用品費に含めた方が分かりやすいでしょう。

家計簿の娯楽や趣味的な支出(変動費・非生活費)の内訳

娯楽や趣味的な支出(変動費・非生活費)の詳細
項目具体例
教養娯楽費レジャーや娯楽、趣味、教養に関する支出で生活に潤いをもたらしたり、気分転換をしたりするための支出を分ける項目で、家計簿に合った方がいい項目です。レジャー関連費用、旅行代、習い事の月謝、映画代、博物館や美術館などの入場料、スポーツ観戦料、スポーツのプレー料金、テーマパーク入場料、雑誌・書籍代、音楽関連支出、趣味の費用、ゲームの費用、運動用品の費用、インターネット上でのコンテンツの購入費用などが含まれます。
理美容費男性一人の家計の場合はあまり必要ではないかもしれませんが、女性を含む家族の家計簿では重要な項目になります。カット、カラー、パーマなどの美容院などの費用、エステやサロンなどの費用が含まれます。また、化粧水や美容液、ボディクリーム、乳液、ファンデーション、パウダー、マスカラ、マニキュア、口紅、オールインワンゲルなどのメイク・スキンケア関連の化粧品類、シャンプーやトリートメントなどのヘアー用品なども含まれます。シャンプーなどは日用品費に含めても良いですが、一般的なものではなく金額が高いものを使用している場合は理美容費に含めると良いでしょう。
ペット費ペットを飼っていて、ペット関連の支出が多い場合はペット費を作ることがあります。ペットの食事・エサ、玩具、ペット用品、ペットの保険、ペットの医療などの支出が含まれます。ペットの購入費用はペット費に含めても良いですし、特別費などに含めても良いでしょう。ペットを飼っていてもペット関連の支出が少ない場合は他の項目に含めてしまっても問題ありません。
交際費人付き合いが多く、支出が多い場合は交際費の項目を作ることがあります。ただし、交際費の項目を作らず、特別費などの項目で処理した方が良い場合があります。仕事でのお付き合いの費用、友人などとの食事の費用、帰省の費用、お土産代、同窓会費用、町内会や自治会の費用、見舞金、謝礼金、ご祝儀、香典などが含まれます。頻繁に発生するわけではないもの、金額が大きいものは交際費に含めないで特別費などの別の項目に含めても良いでしょう。

家計簿の特別な支出(特別費)の内訳

特別な支出(特別費)の詳細
項目具体例
特別費特別費には毎月ではないけれど1年に1回、半年に1回、数か月に1回の頻度で定期的に発生する費用、不定期に発生する費用、例外的な費用、臨時的な費用、特殊な費用、発生頻度が少なく金額が大きい費用などを含めます。いわゆる特別支出や臨時支出です。また、何年かに1度購入するようなテレビなどの家電製品や家具などは日用品費などに入れてしまうと金額の変動が大きくなるため、特別費に分類します。

まとめ

  • 家計簿の項目・費目は、家計の状態を把握するために適していて、自分が分かりやすいように選ぶことが大切です。
  • 家計の支出は、大きく分けると固定費、生活費、特別費の3つに分類でき、3つの大きな分類から更に項目・費目を考えていくと分かりやすいです。

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【家計簿の項目や費目の分け方の例や種類と一覧の記事は終わりです】

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