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マイラインの固定電話の通話料を比較

記事作成日:2015年5月26日
最終更新日:2017年7月20日

2017年7月現在のマイラインで登録可能な事業者で、記事作成時点においてホームページで通話料が案内されている事業者について固定電話から固定電話への通話料を比較しました。安い事業者を利用すると通話料の節約ができます。なお、価格は記事作成時点でのものですのでご注意いただけますようお願いします。

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マイライン、マイラインプラスとは?

固定電話から固定電話に通話を行う場合には、通話を行うたびに電話会社の識別番号「00XX」を電話番号の番号の前にダイヤルすることで、電話会社を選択して使うことができます。しかし、通話するたびに識別番号をつけるのは不便であるということなどから、マイライン、マイラインプラスというサービスが登場しました。

マイラインとは

マイラインとは、NTT東西の加入電話の契約者が利用したい電話会社をあらかじめ登録しておくことで識別番号なしで利用したい電話会社を利用することができるサービスです。マイラインプラスとの違いは電話会社が固定されないので、識別番号をつければ他の電話会社も利用できるということです。

マイラインは「市内通話」、「同一県内の市外通話」、「県外への通話」、「国際通話」の4つの通話区分ごとに電話会社を登録します。

また、自動的に電話会社を選択するACR(LCR)という機能が付いている電話の場合はACRが選択した電話会社を利用することになります。

マイラインプラスとは

マイラインプラスとは、マイラインと同じようにNTT東西の加入電話の契約者が利用したい電話会社をあらかじめ登録しておくことで識別番号なしで利用したい電話会社を利用することができるサービスですが、識別番号をつけても登録した電話会社を利用するように固定されます。

マイラインプラスもマイラインと同様に「市内通話」、「同一県内の市外通話」、「県外への通話」、「国際通話」の4つの通話区分ごとに電話会社を登録します。

ただし、非常時などにはサービスを解除する番号である「122」+識別番号「00XX」で登録していない電話会社を利用できます。

NTT東西の加入電話以外の場合は

マイラインやマイラインプラスはNTT東西の加入電話を対象としたサービスなので利用できません。直収電話やIP電話の場合はそれぞれ通話料が別に決められています。

マイラインやマイラインプラスを利用するには

各電話会社を通じて利用を申し込むことになっています。各電話会社に問い合わせましょう。

マイライン、マイラインプラスの利用料金は

マイライン、マイラインプラスは新規登録時、変更時に税込864円が必要となります。

毎月の利用料金などはかかりません。

通話料金は利用した電話会社から請求されます。請求方法は各社様々なパターンがあり、NTTの請求書でまとめて請求を受けることができる場合もあります。

マイラインやマイラインプラスに登録しないとどうなる?

NTT東西の加入電話を利用している人が、マイラインやマイラインプラスに登録しなかった場合で、電話会社の識別番号をダイヤルせずに電話をかけた場合は、市内通話と同一県内の市外通話はNTT東西、県外通話はNTTコミュニケーションズを利用することになります。

国際電話をかける場合は、通話ごとに識別番号をダイヤルする必要があります。(識別番号+010+国番号+国内番号)

マイラインやマイラインプラスが割引条件の場合も

マイラインやマイラインプラスに登録すると電話会社を事実上固定する形となるため、マイラインやマイラインプラスへの登録が各社の割引の条件になっている場合があります。

マイラインの先行きは不透明

マイラインのサービスについて今後が不透明となっていることに注意が必要です。光ファイバ回線を活用したIP電話や携帯電話・スマートフォンの普及によって固定電話の役割は縮小していて、マイライン登録者数は減少傾向が続いています。

一方で、2025年頃までを目途に公衆交換電話網をIP網に移行する構想が検討されていますが、移行後のIP網ではマイライン機能は提供されない方向で検討されていて、現在のように電話会社を選ぶことができる代替手段が提供されるのかどうか、議論が行われています。

マイラインには登録料もかかることから固定電話を多用しているような場合以外では、登録する意義が薄い場合もあります。

マイラインの固定電話から固定電話の通話料を比較

マイラインの固定電話から固定電話の通話料を比較しました。記事作成時の2017年7月時点でのものですので、最新の情報でなくなっている場合があることにご注意ください。また、すべての割引条件を考慮しているわけではないので、場合によってはこの通りの料金でない場合があります。

固定電話からの通話料の比較1(円/3分、税抜)
区分NTT通常NTTコミュKDDIソフトバンク
市内8.51588.5
県内市外隣接~20km2015810
~30km3015815
~60km3015815
~100km4015820
100km超4015820
県外隣接~20km20291510
~30km30291515
~60km40291520
~100km60291530
~170km80291540
170km超80291540
固定電話からの通話料の比較2(円/3分、税抜)
区分NTT通常アルテリア楽天コミュ九州電話
市内8.5128.48
県内市外隣接~20km2012108
~30km3018108
~60km3018108
~100km4024108
100km超4024108
県外隣接~20km20122015
~30km30182015
~60km40242015
~100km60362015
~170km80482015
170km超80482015

(備考)平日昼間。NTT通常は割引がない時の料金。イチリッツ1(無料)で県内が8.5円になる。NTTコミュはNTTコミュニケーションズの略でプラチナ・ライン&世界割、KDDIはauまとめライン、ソフトバンクはテレコムスーパーパック(局番割引スーパーと年々割引の割引パック)の最大割引(適用回線数が限定)、楽天コミュは楽天コミュニケーションズの略(旧フュージョン)ではウェルカムパック、九州電話はトクしTELの割引適用時の料金。通話時間や通話時間帯などが変わると一番安い電話会社が変わることがありますのでご注意ください。例えば、アルテリアは市内通話は2分あたり6円となるほか、基本の課金が6円ずつで通話秒数に応じて変わります。他にもNTTコミュはプラチナ・ライン&世界割で県内通話は2分あたり7.5円、県外通話は2分あたり14.5円となるなど通話秒数によって、お得な会社が変わる場合があります。

マイラインで一番通話料が安いのは?

auを利用している人でauまとめラインの割引が適用できる場合は、KDDIのauまとめラインが安くなります。九州地域に住んでいる人は九州電話のトクしTELも安くなりますが、九州電話は新規申し込みを終了しています。2分以内の通話に限ればプラチナ・ライン&世界割がお得な場合があります。アルテリア・ネットワークスの6円単位の課金も通話時間によって有利な場合がありますが、マイライン登録数が他社と比較すると相対的に少ないため今後もサービスが提供されるかどうかについて検討が必要です。

マイラインの注意点

マイラインには登録料が必要となります。一方で、固定電話で電話をする機会も少なくなっているほか、光ファイバを利用したIP電話や携帯電話・スマートフォンで通話する場合があります。

固定電話で市内通話、同一県内の市外通話、県外への通話の発信をほとんどしていない場合は、短期間では元が取れない可能性があるので注意しましょう。

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【マイラインの固定電話の通話料を比較の記事は終わりです】

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