借金できない仕組みや借金しない環境を作る
記事作成日:2016年7月20日
最終更新日:2022年11月15日
借金で苦しまないためには借金できない仕組みや借金しない環境を作ることが重要です。まだ借金をしていない人も借金をしてしまっている人もこれ以上借りないことが大切です。借金をしなくても済む、借金がしづらいような状況にすること、借金をしなくても済むように家計を見直すことが重要になります。借金とは無縁の環境を作れば、普通は借金をしないからです。
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借金ができない仕組みを作る
借金で苦しんでいる場合、借金で苦しむ恐れがある場合、借金ができない仕組みを作ることが重要です。借金ができそうなものを使えなくするという発想です。
不要なクレジットカードやカードローンは解約
借金で困りそうなのであれば、必要ないクレジットカードやカードローンは迷わず解約してしまうことが重要です。クレジットカードやカードローンでお金を借りられるから、借りてしまうのです。解約してしまえば借りることはできません。
昔からクレジットカードやカードローンのカードをハサミで切ってしまうという方法がありますが、借金をしないための意気込みはとても重要です。カードをきるだけでなく、解約までしてしまうことが重要です。
利用限度額を引き下げる
クレジットカードを何かのために作らないといけない場合、クレジットカードを公共料金などの支払いに利用している場合、クレジットカードやカードローンの残高ある場合などでどうしても解約が難しい場合は、必要以上に使えなくするため、利用限度額を引き下げることが大切です。
返済中の残高がある場合、完済まで解約はできませんが、新たに借りられなくするために利用限度額を引き下げてもらうように依頼し利用可能額をなくしてしまうのです。
利用限度額がたくさんあると何かのはずみに使ってしまうことがありますが、利用可能額をゼロにしてしまえば借金することができません。
貸付自粛制度や本人申告の制度を使って借りられないようにする
借金をしてしまう癖がどうしても治らない人のために、日本貸金業協会や全国銀行協会の全国銀行個人信用情報センターによる貸付自粛制度、株式会社シー・アイ・シー(CIC)の本人申告制度があります。新たな借金の申し込みをしても借金できないようにするための制度です。
日本貸金業協会や全国銀行協会の全国銀行個人信用情報センターによる貸付自粛制度
日本貸金業協会や全国銀行協会の全国銀行個人信用情報センターによる貸付自粛制度に申し込むと、どちらに申し込んでも、日本貸金業協会と全国銀行個人信用情報センターが連携しているため貸し付け自粛の情報が共有されます。そして、日本貸金業協会からは、信用情報機関の株式会社日本信用情報機構(JICC)と株式会社シー・アイ・シー(CIC)に、貸し付け自粛の情報が提供されます。
全国銀行個人信用情報センターは加盟する銀行などに対して、株式会社日本信用情報機構(JICC)は消費者金融などに対して、株式会社シー・アイ・シー(CIC)はクレジットカード会社などに対して、一定期間貸し付け自粛の情報を提供します。
各機関に加盟している金融機関などのお金を貸す可能性がある業者は、新たな借金の申し込みがあった時に支払い能力の調査を行いますが、支払い能力調査の際に各機関から貸し付け自粛の情報を受け取るため、通常は貸付が自粛され、借金を防ぐことができます。
ただし、基本的に本人の申し込みが必要であるほか、住宅ローンなどクレジットカードやカードローン以外のローンの審査にも影響が出るためことがあるため注意が必要です。一定期間の経過が必要になりますが撤回も可能です。
シー・アイ・シー(CIC)の本人申告制度
シー・アイ・シー(CIC)では本人申告制度があり、今後の貸付を自粛するという情報を登録することができます。シー・アイ・シーを利用している業者は信用調査をする時に貸付自粛の情報を見ることになるため、通常は貸付が自粛されます。
なお、運転免許証など本人確認書類の紛失・盗難の場合、悪用を防ぐためのコメントを登録することもできます。本人確認書類の紛失・盗難の悪用を防ぐコメントの登録はシー・アイ・シーだけではなく、日本信用情報機構や全国銀行個人信用情報センター(全国銀行協会が運営)にもありますので、不正利用の恐れがある場合など不測の事態に備えて覚えておくと便利です。
家族に事情を話して監視してもらう
借金癖が治らないような場合には、家族などにも協力をしてもらうことも検討の価値があります。自分1人だけだとどうしても借金癖や浪費癖が治らない場合には、家族に事情を話して監視してもらうことで、借金したり、浪費したりしないようにするのです。
確かに借金は他の人には打ち明けづらいことですし、借金の悩みを家族に相談すると家族間の関係が悪化してしまう場合もあるため、安易に放さない方が良い場合もあります。
しかし、他人の監視の目があれば、プレッシャーを感じるので、冷静になりやすくなります。借金問題は自分一人で抱え込んでいると状況が悪化していきやすいので、信頼できる人に相談することを検討することも大切です。
借金しない環境を作る
どれだけ意気込んでいてもお金が足りないと生活していけなくなってしまいます。そうなるとお金を借りざるを得なくなってしまいます。せっかくお金を借りられない仕組みを作っても、精神面だけでは解決できないことがあります。そうなるとお金が足りなくなるのを防ぐ必要が出てきます。
通常、借金の根本的な原因はお金が足りない事なので、収入と支出のバランスが崩れているなら、家計を見直し収入を増やすか支出を減らすことによって収支のバランスを改善することが必要です。また、急にお金が必要になった時に、お金が足りず借金をしてしまうことがあるため、いざという時に備えて非常用のお金を準備しておくことも重要です。
収入を増やし支出を減らす
家計の収支のバランスが崩れているなら、収入を増やす、支出を減らす、あるいはその両方が必要になります。
必死に働いて昇給・昇進する、残業を頑張る、転職する、副業する、共働きになるなど収入アップのための努力が重要です。また、固定費を中心に支出を減らすことも重要です。
借金が膨らんでいる場合には、浪費してしまっていることが多いので、物欲を抑える事が重要になります。物を買うことが生きがいにならないように注意が必要です。
非常用のお金を準備しておく
いざという時に備えて、非常用のお金を準備しておくと、借金をしづらくなります。いつどこで急な出費が必要になるのか分からないので、手元に自由に使えるお金を準備しておくようにしましょう。
いきなり多額のお金を準備するのは難しいので、毎月の収入から少しずつ先に分けて非常用の貯金を作ることが大切です。分けたお金は使ってしまわないように普段使わない銀行口座など別に管理することが大切です。
まとめ
- 借金をしないためには借金できない仕組み・借金しない環境を作ることが重要です。まず、借金ができないように借金ができるクレジットカードやカードローンを解約したり、利用限度額を引き下げたりして、借金をできないような仕組みを作ります。
- また、お金が無くなると借金をしてしまう可能性があるので、家計を見直して収入を増やして、支出を減らすようにして借金をしない環境を作ることも重要です。非常用のお金を準備しておくことも大切です。