借金は癖になりやすい苦しくて辛いもの
記事作成日:2016年7月20日
最終更新日:2022年11月6日
借金をする癖がついてしまうとなかなか抜け出せないことがあります。借金をすることはとても怖いことです。何気なく気軽に借金に手を出してしまう人もいますが、借金は本当に怖いものだということを意識することが大切です。借金は癖になりやすく、借金を抱えることで、人生のお金や時間が奪われてしまいます。借金は、とても苦しく、辛いものです。借金を甘く見てはいけません。借金は早い段階で深刻さに気付くことが重要です。また、借金癖には家計の問題が関係していることがあるため、家計の見直しが重要になる場合があります。
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最初は少しの借金から始まり徐々に借金癖がつく
最初からいきなり大金を借りる人はそれほど多くありません。借金にはまってしまう人の多くは少しの借金から始まっているのです。最初はほとんどのひとが借金は怖いものだ、ちゃんと返せる金額だけにしておこうと思って借りるのです。
しかし、いつの間にか借金に慣れてしまって、別に借金をしてもなんともないと誤解してしまい、次から次へと借金を重ねてしまい、気が付くと大変なことになってしまうのです。
危機感を持つまでに時間がかかる
借金の金額が多くなければ、それほど返済を苦痛に感じないので、借金をしてもそれほど怖くないと思ってしまいます。借金が普通に返せている間は、借金に対する危機感を持ちづらく、借金への慣れができてしまい、借金をすることに抵抗がなくなってしまいます。
そして借金を重ねていくうちに返済の負担が徐々に重くなってきますが、この時点でもさらに借金をすることでお金が使えるうちはまだ大丈夫と思ってしまうことが多いです。
借金で危機感を感じやすいのは限度額を使い果たしてしまいそうになる時です。もう借金ができなくなってしまうと、お金が使えなくなりますし、返済でピンチでも借りられなくなるので、さすがに危ないと焦ります。
しかし、限度額まで借りてしまっているということは借金が膨大な金額になっているはずなので、手遅れになってしまっていることも少なくありません。なんとかなるかもしれませんが、少なくとも完済までの道のりは最初の時よりも遠くなってしまいます。
借金をしても大丈夫なんて思わない
借金はとても怖いものです。もちろんビジネスでは借金をすることで大きく事業を拡大できる可能性がありますし、住宅ローンがあることで高齢になる前の若い時点で住宅を購入できます。しかし、借金は怖い部分がありちょっと失敗してしまうと、家計が破綻してしまう可能性があるのです。
少額の借金を借りて無事に返せると、借金は大したことない、ちゃんと返せるし怖くない、借金をしても大丈夫、というように思ってしまうことがありますが、油断してはいけません。
借金はお金が無くても買えてしまうので浪費癖に
借金の怖さは浪費癖が付く可能性があることです。クレジットカードのショッピングやキャッシング、割賦販売、カードローンはお金が無くても商品が買えてしまうので浪費癖がついてしまうことがあります。
お金が無ければ買えないはずなのに、クレジットカードやカードローンなどの借金は持っているお金の限度を超えてお金を使ってしまえるのです。
お金が無いなら我慢というはずが、お金があってもなくても買ってしまうというようになってしまい大変危険です。借金をする癖は無駄遣いをする癖と結びついてしまいやすいものなのです。
借金返済の不安でストレスがかかり苦しくなる
借金が膨らんでしまうと、返済が難しくなってきてしまい、返済できるかどうか、いつ返し終わるんだろう、と思い悩むことになってしまいます。
特に借金の返済の負担が重くなってきてしまうと、返済できるかどうか不安になることのストレスは強烈で、やる気や意欲を失ってしまうこともあります。
また、家族や恋人などに借金を隠していると、借金がばれるんじゃないか、ばれたらどうしようと更に心理的にストレスがかかります。
借金は何年間も生活を脅かし辛い状況に
借金があると元本や利息の返済で生活が圧迫されてしまいます。最初はそれほど大したことがなかった借金もいつの間にか膨らんでしまい、元本や利息の返済の負担が重くなってしまうことがあります。
お金が無いから借金をするわけですが、お金が無いのに更に借金返済の負担が加わってしまうと生活が苦しくなって、貧しくなってしまいます。数年、酷い場合は十年以上、借金が生活の重しになってしまうのです。
借金は将来のお金を使ってしまう怖い仕組み
借金は将来の自分からお金を借りる行為です。お金を借りたら返さなければいけませんが、借金をしてお金を今使ってしまうと将来消さなければいけなくなり、将来のお金が減ってしまうのです。更に利息も支払わなければいけないので、自分が人生で自由に使えたはずのお金が無くなってしまうのです。
借金をすることで今は買い物ができて満足かもしれませんが、将来の満足を前借りしているにすぎず、後で苦しむことになってしまうのです。
借金は返済で頭がいっぱいになり人生の時間を奪う
借金をすると、家計のやりくりや返済の不安で頭がいっぱいになってしまって、膨大な時間を借金のために費やしてしまうことになります。毎月返済日にお金があるかどうかを気にしなければいけませんし、借金の返済で家計が苦しくなってしまい我慢や節約に頭を悩ませることになります。
また、借金の返済でお金が無いために諦めないといけないことが増えてしまいます。語学や資格などを取得するために勉強したくてもお金が無ければ、勉強のための書籍を買うこともままなりません。将来収入を増やす可能性がある自己投資にお金を使えず、借金がなくなるまで待っていると何年も時間がかかってしまい、時間を無駄にしてしまうのです。
精神的にゆとりが無くなる
多額の借金を抱えてしまい、返済が苦しくなってくると、精神的に追い詰められてしまいゆとりが無くなってしまいます。性格が穏やかだった人でも追い詰められて感情的になってしまったり、ふさぎ込んでしまったりするなど、おかしくなってしまうことがあります。借金で頭がいっぱいになってしまうと、性格が歪んでしまい、人間関係に影響が出る場合もあります。
借金は簡単には抜け出せない
借金は危険な状況になるまで危機感を持てない場合も多く、返済が苦しいと思うような時には簡単には完済できないような状況になっています。特に債務整理ではなく返済をする場合には、完済まで時間がかかり、簡単には抜け出せないため、長期間苦しむことになります。
借金をしたくない、借金から抜け出したいと思っても、家計のやりくりであれば結局借金癖が治らないということにもなりかねません。
借金をする癖は早い段階で改善する
借金は金額が膨らむほど様々な問題が生じやすくなり、解決も困難になっていきます。できるだけ早い段階で深刻さに気付いて解消する必要があります。
住宅ローンなど問題が少なく、人生を豊かにするメリットが大きい借金を除いて、キャッシングやカードローン、分割払い、リボ払いなどをしている場合は、借金癖が身に付いてしまっていないか、必要がない借金をしていないか振り返ることが大切です。
早い段階で問題に気付くことが出来れば、家計の立て直しもしやすくなります。
借金癖の裏には家計の問題がある
借金癖の裏には家計の問題が潜んでいることが多いです。何らかの理由によって家計のバランスが崩れてしまっているために借金をしてしまうことが多いからです。
家計の問題は収入面、支出面、収支の両方のどこかに問題がありますが、収入が少ないのであれば働き方を変えるなどして見直す必要があります。支出が収入に見合わないのであればお金を使わなくて済む部分を探して支出を減らしていく必要があります。収支の両面に問題があるのでれば、働き方も含めた家計の全般的な見直しが必要になります。
性格的に借金をしないと気が済まずにどうしようもないという場合もあるかもしれませんが、借金癖は家計の改善によって解消されることがあります。借金をする必要がなければ、借金をしないからです。
ただ借金をしないようにという精神論だけでは借金をする癖は解決しないことがあり、その裏に潜む家計の問題を解決することが大切です。
まとめ
- 借金はとても怖いものです。少額の借金で慣れてしまうと、いつの間にか多額の借金を背負ってしまうことがあります。不必要な借金は、家計の負担となるだけではなく、返済の不安で精神的にもすり減ってしまいます。借金で人生のお金や時間が奪われてしまいます。
- 借金の問題は早い段階で深刻さに気付くことが重要です。借金癖の裏には家計の問題が潜んでいることがあり、家計の見直しが重要となることがあります。