お金を借りてもお金が増えたわけではない
記事作成日:2018年3月27日
最終更新日:2023年3月25日
お金を借りると現金が手に入ったり、口座にお金が振り込まれたりするため、お金が増えたように錯覚することがあります。キャッシングやカードローンは比較的に簡単に気軽に借りられるため、安易な気持ちで借りてしまうことがありますが、まとまったお金をすぐに借りられるため注意が必要です。借金で手元にお金があったとしても、そのお金は自分のお金ではありません。あくまで借りたお金、将来返さなければいけないお金です。しかし、手元にお金があると何となく気が大きくなってお金遣いが荒くなることがあります。お金を借りても自分が稼いだお金ではなく、自分のお金が本当の意味で増えたわけではないことに注意が必要です。
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お金が増えたと錯覚するといつもより使い過ぎてしまう
お金に困ってお金を借りたはずなのに、お金を借りて現金を手に入れると、金銭的にゆとりができたように錯覚してしまうことがあります。お金に苦しんでいたのに、資金繰りが楽になって、お金遣いが荒くなってしまうことがあるのです。
お金に困ったから借金したのに、借金したことで一時的に手元にお金ができることでお金に苦しんでいたことを忘れて、財布の紐が緩んでしまうことがあるのです。お金を借りなければいけないほどお金に困っているのですから、支出を抑えなければいけませんが、かえって支出が増えてしまうことがあれば、ますますお金に困ることになります。
借りたお金はいつか返さなければいけない
お金を借りると、手元にお金ができます。これは自分の持っているお金が増えた訳ではなく、借りてきたお金で、いつか返さなければいけません。しかし、手元にお金があると何となく自分のお金であるような気持ちになって、返さなければいけないことを忘れて使い込んでしまうことがあります。
借金をしてもすぐに全額を返さなければいけないことはまれで、1回ごとに返すお金は少額であること、追加で借りられる場合があることなどから、お金を返さなければいけない、お金を返しているという感覚が麻痺してしまうことがあります。
お金を借りてもお金が増えた訳ではないことに気を付ける
キャッシングやカードローンを利用すると気軽にお金を借りることができます。しかも、10万円単位である程度まとまったお金を借りることも比較的容易です。一度に10万円も借りて手元に現金があると、お金にゆとりがあるような錯覚を持ってしまうことがあります。
しかし、お金を借りても、自分のお金が増えた訳ではないことに気を付けなければいけません。
借金は利息を付けて将来返さなければいけないお金で、手元にあるお金は自分のものではなく借り物なのです。自分が稼いだお金ではなく、自分のお金が本当の意味で増えたわけではありません。
自分のものではないと強く意識することで少しでも慎重に使うようにしないと、すぐに借金が膨らんでしまい、家計のやりくりが困難になってしまいます。借金はあくまで借金で、将来返さなければいけないお金です。将来使えるはずだったお金を前借して使っているだけで、借金で手元にお金ができても、自分のお金が増えた訳ではないのです。慎重にならなければいけません。
まとめ
- お金を借りると手元のお金が増えますが、本当の意味で自分のお金が増えた訳ではないことに注意が必要で、借りたお金はいつか返す必要があります。お金を借りても自分が稼いだお金ではなく、自分のお金が本当の意味で増えたわけではないことに注意が必要です。
- 借金で手元にお金ができると、お金に苦しんでいたことを忘れてしまって、家計のやりくり・資金繰りが楽になったような錯覚をしてしまい、お金遣いが荒くなってしまうことがあります。借金はあくまで借金なので慎重にならなければいけません。