借金は将来の自分からの前借りなのでできる限り避ける
記事作成日:2015年7月29日
最終更新日:2022年10月31日
借金は基本的にしないことが大切です。将来の自分のお金を今前借りして先に使ってしまうことになるため、できる限り避けることが望ましいです。全ての借金が悪という訳でもありませんが、多くの借金は経済的な負担がとても重いもので、状況が悪化していくこともあります。しても良い借金というのは限られています。借金をすると金利の負担がかかり、将来自分が使えるお金を減らしてしまいます。本当にしても良い借金なのかよく考えることが大切です。
スポンサーリンク
借金は将来の自分からお金を前借りして使ってしまう行為
借金は銀行や消費者金融(貸金業者)からお金を借りていますが、将来返さなければいけないものです。そして、将来返済をするのは自分です。先のことなので借りる時点では返済に思いが至らないかもしれませんが、お金が足りずに借金をするということは、将来の自分に借金の返済を押し付けていることにもなるのです。お金が無いからといって安易に借金をしてしまうと将来自分が自由に使えるお金を減らしてしまうことになります。
借金は、銀行や消費者金融などの業者からお金を借りることになりますが、突き詰めていくと将来の自分からお金を前借して今使ってしまうことに他なりません。将来の自分から借金は、自分の将来の行動を制限してしまう可能性がある行為です。未来をつぶしてしまうことにもなりません。安易な借金は控えることが重要です。
借金は自分の財産を減らす効果
借金をすると借りた分だけのお金(元本)を返すだけは終わりません。大半の場合は元本に対して金利の分だけかかる利息(利子)を支払わなければなりません。借金をすると金利の負担分だけ、生涯の自分の財産を減らす効果があります。安易に借りてしまうと利息の分だけ損してしまうことがあります。
借金は高金利となることがある
住宅ローン、教育ローンや奨学金、自動車ローンなどは比較的低い金利で借りられることも多いですが、個人が無担保かつ保証人なしで利用できる借金、いわゆるキャッシングやカードローンと呼ばれるものは年率10%を超える利息となる場合も多く、かなりの高金利となる傾向があります。銀行のカードローンなどは金利が低めなものがありますが、それでも金利はかなり高くなることが多いです。キャッシングやカードローンは無担保、保証人なしで融資するため貸し倒れに備えて金利が高く設定されるためです。
お金が無いから借金をする人にとって、年率で10%を超えるような利息の負担はとても重いです。ますますお金が無くなってしまう可能性があります。もし、家計のやりくりが苦しくて火の車だから借金で何とか乗り切ろうと考えているのであれば、借金の利息負担で更にやりくりが苦しくなってしまい、家計の立て直しが難しくなることがあります。
借金は習慣になってしまう場合も
借金に一度手を出してしまうと、最初のうちは少額の利用ですぐに返済しますが、借金に慣れて怖さを感じなくなってしまうと、安易に借り入れを繰り返すようになってしまい、借金が膨らんでしまう場合があります。
借金に対する慣れはとても恐ろしいです。抵抗なく気楽に借金をしてしまうようになるとどんどん借金が膨らんでいってしまい、後戻りができない状態になってしまいかねません。
借金はなるべくしない
借金はできる限り避けることが大切です。借金をしないためには、手元にあるお金の範囲内でやりくりをするようにし、お金がないのであれば買わないということを徹底することが大切です。
20代の頃は社会人として生活を始めていく中で、色々とお金を使いたいことがあるのに収入は低いため、借金に手を出したくなってしまうような衝動に駆られやすいですが、収入に見合った生活をするように気を付けることが重要です。
30代以降は収入が増加しやりくりは楽になることも多いですが、子供の教育費など支出が膨らんでしまう場合があるため、支出とのバランスが重要になってきます。ゆとりがない場合には家計の状況を把握して、無駄な支出がないか常にチェックすることが重要です。
生活費が足りないからと借金をしてしまうのは最も良くないパターンです。生活が苦しくて借金に手を出した場合、翌月も翌々月も生活費が足りない可能性が高く、借金を続けてしまう可能性が高いからです。お金が足りないなら借金をするのではなく、収入を増やしたり支出を減らしたりするなど、家計の改善に目を向けましょう。生活費を補填する借金は悪循環に陥りがちなので避けることが重要です。
まとめ
- 借金は、将来の自分からお金を前借りして今使ってしまうことと同じ意味があります。将来の自分の可能性をつぶしてしまうことにも繋がりかねません。
- 借金はできる限り避けることが大切です。