借金をすると立場が弱くなる・悪くなる
記事作成日:2018年11月5日
最終更新日:2022年12月28日
借金をすると、借りた相手に対して立場が弱い・悪い状態に陥ってしまうため、自分の行動に意識的あるいは無意識的に制限が出てしまう場合があります。銀行などの金融機関からの借金の場合、追加で借り入れを検討している場合、極度額などを設定している場合などは、金融機関に睨まれないように気を遣う場合があります。
友人や同僚、家族などからの借金でもお金を借りると人間関係に影響が出てきます。借りていて悪いな、申し訳ないなという気持ちが全く湧かない人でない限り、立場が弱くなってしまい、正常な人間関係が形成されなくなってしまいます。
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銀行などの金融機関からの借金
銀行などの金融機関からお金を借りると、どうしても自分の立場が弱くなってしまいます。契約があるので、返済が遅れるなどの事情がなければ、いきなり全額一括返済を求められるようなことはないのですが、銀行などの金融機関の意向に従わなければいけないという意識が働きやすくなります。追加で借り入れを予定している場合には、特に金融機関の意向に背くことがないように気を遣うことがあります。
クレジットカード、カードローン、キャッシングなどで極度額・利用限度額を定めて借りるような場合でも、実際にそうなるかは別として、金融機関の意向に沿わないと、極度額や利用限度額が削減されてしまう、追加で借りられなくなるなどの意識が働いてしまって、立場が弱くなってしまうことがあります。
実際に融資実行と他の営業を結びつけて営業されることがなかったとしても、金融機関からクレジットカードや保険など何らかの商品を勧められると、無意識の内に立場の弱さから断りづらくなってしまうことがあるのです。
友人や知人からの借金
友人や知人から借金をすると、一時的で極めて短期間の少額の借金でない限り、多くの場合、人間関係に影響を及ぼします。ちょっと持ち合わせの小銭がないから一時的に貸してもらう、というような例外的な状況でない限り、お金の貸し借りをすると、貸す側、借りる側、双方に影響が出てきます。
図太くて何も気にしない、どうせ貸したお金は返ってこないと貸す側が思っているようなことがなければ、貸したお金はちゃんと返ってくるかな、いつ返してくれるかなということを意識するので、人間関係が上手くいかなくなっていきます。
借りている側も、何も感じないような人であれば別ですが、返さなければいけないと思うため、これまでのような人間関係ができなくなってしまいます。借りた相手から無意識のうちに遠ざかることもあります。
職場の同僚からの借金
職場の上司、先輩、同僚、部下、後輩などからお金を借りると、仕事が関係する分より面倒な事態を招いてしまうことがあります。まず、お金を借りようとする時点でだらしがない人だという印象を持たれてしまう可能性がありますし、お金を約束通り返さないと信用を無くしてしまい、仕事でも信用されなくなってしまいます。借金のトラブルから職場に居づらくなってしまって、職を失ってしまうことさえあります。
また、貸す側も仕事上の関係を意識せざるを得ないので、貸すことを断りづらかったり、強く返して欲しいと言いづらかったりして、我慢してしまうこともあるため、いつの間にか不満が募っていくことがあります。
何より借りている側も返さなければいけないということを意識するため、職場での立場が弱くなってしまいます。お金を借りているから借りている相手の言うことを聞かなければいけないと感じるようになることもあります。
家族や親族からの借金
家族や親族からお金を借りるということは比較的よくあるかもしれません。友人とか職場の同僚との借金と比べると大きな問題とならないこともありますが、貸す側と借りる側の関係だけでなく、周りも含めた家族関係がこじれてしまっていると深刻な問題に発展することもあります。
周りの兄弟姉妹と比べて自分が多くお金を家族から借りている場合には、周りから咎められる場合もありますし、関係を悪化させてしまうこともあります。最終的には、相続などに至るまで問題を引きずってしまうことすらあります。
家族や親族からの借金であっても、家族や親族の中で、自分の立場が弱くなってしまう、悪くなってしまうことがあるのです。
立場が悪くなると困る相手からはお金を借りない
不要な借金はできる限り避けるべきですが、やむを得ずお金を借りなければいけないという時は、お金を借りると自分の立場が悪くなる、立場が弱くなるということを意識しておくことが大切です。
人間関係がおかしくなってしまってはいけない相手、自分の立場が悪くなると困る相手からはお金を借りてはいけません。お金の貸し借りが発生すると、どうしてもお金を借りている側の立場が弱くなってしまうことがあるからです。
まとめ
- 誰かにお金を借りると、お金を借りた相手に対して立場が弱くなってしまいます。
- お金をやむを得ず借りなければいけない時は、立場が悪くなると困る相手からはお金を借りないようにしましょう。ただし、できるだけ借金をしなくて済むように計画的なやりくりをすることが重要です。