生活に役立つお金の知識と情報です。
※本サイトは広告を掲載しています。

キャッシングやカードローンのメリットとデメリット

記事作成日:2018年11月15日
最終更新日:2022年8月17日

キャッシングやカードローンのメリットとデメリット

キャッシングやカードローンのメリットとデメリットです。キャッシングやカードローンのメリットは気軽に借りられる、限度額の枠内であれば繰り返し借りられる、お金の使いみちが基本的に自由、といったことがあります。デメリットは、借入金利が高く、気軽であるため借金という意識が薄れやすい、ということがあります。ただし、基本的にキャッシングやカードローンの借金はしない方が良いということに注意しましょう。

スポンサーリンク

キャッシングやカードローンのメリット

キャッシングは、お金を気軽に借りられること、利用限度額の範囲内であれば何度でも繰り返し借りられること、お金の使いみちも基本的に自由であることがメリットとなります。

お金の使いみちが基本的に自由

キャッシングやカードローンは、借りたお金の使いみちは事業に使うような場合を除いて、基本的に自由とされていることが多いです。通常の融資(ローン)では使いみちをはっきりとさせた上で、見積金額だけ融資を受けるということが多いです。

しかし、キャッシングやカードローンは使いみちを特定せず、利用限度額を設定する形になるため利用限度額の範囲内であれば、自由に借りたお金を使うことができます。

借りたお金の使いみちが自由ということは、ありがたい反面、何にでも使えるため無駄遣いや使い過ぎに注意が必要です。

急にお金が必要になった時に役立つ

お金が急に必要になったけど、手持ちのお金がない、預金口座にもお金が入っていないという時に、キャッシングやカードローンがあればお金を借りて使うことができます。

貯金がないような手持ちに余裕がない人が非常時の資金として、キャッシングやカードローンの枠を作っておき、困った時に使うというような使い方です。

急な支払いリスクへの備えとして有効ではありますが、本来は借金枠で備えるのではなく、貯金で対応できるようにしておくこと、家計のやりくりは余裕をもってお金が足りなくなるような事態を防ぐことが大切です。

融資限度額の枠内なら繰り返し借りられる

銀行の自動車ローンや各種ローンなどは、最初に一度融資を実行して、あとは返済するだけというものも多いです。しかし、キャッシングやカードローンは、利用限度額という枠が設定されて、枠の範囲内であれば、何度でも自由に借りられる仕組みになっています。返すのも自由になっている場合があります。

最初に一度融資が行われて後は返すだけの借金は、追加で借り入れをしたい場合には再び融資の申し込みをして審査を受けなければいけません。しかし、枠を設定する方式であれば、枠の中で自由にやりくりできるのです。そのため、借金としての使い勝手は良くなります。

審査が普通のローンよりは緩い場合がある

キャッシングやカードローンの商品にもよりますが、一般的にキャッシングやカードローンは借りやすくなっていて、審査も緩い傾向があります。申し込みや審査に必要な書類が少ないこともあります。収入が少ない場合でも、他に借り入れがある場合でも、条件に合っていれば審査を通ることもあります。

キャッシングやカードローンの商品によっては、審査が通りやすいことがあるため、お金に困っていても利用できることがあるということはメリットだと考えられます。ただし、お金に困っている場合は、追加で借金をするよりも、家計を改善する、債務を整理するなど他の対策を打った方が良いことが多いです。

早く借りられる

キャッシングやカードローンは申し込みからお金を借りるまでの時間が短くなっています。準備する書類が少なくて済む、インターネットだけで手続きが完結する、といったような場合もあり、手続きにかかる時間が省かれているほか、迅速に審査が行われるため、借りたいと思ってから比較的短い時間で借りられるのがメリットです。急にお金が必要になったという時には便利に感じるでしょう。

ただし、急にお金が必要になる、突然の出費に対応できないといったことは家計のやりくりが上手くいっていない証拠でもあるため、家計のやりくりを改善する必要があります。

無担保・無保証で借りられる

キャッシングやカードローンは基本的に無担保・無保証で借りられます。担保や保証人が必要ないというのは求められなければ、それが当たり前、当然のように感じてしまうかもしれませんが、融資では担保や保証人を求められるのは普通の事です。

例えば、住宅ローンでは購入する住宅に抵当権が設定されるのが普通ですし、保証会社の保証が求められます。自動車ローンでは購入する自動車の所有権が留保されるのが普通です。また、融資とは異なりますが、家を借りる時は通常は保証人が必要となります。

お金を貸す側からすれば、返ってこない時の備えとして、担保や保証が活用されますが、キャッシングやカードローンでは担保や保証が基本的に求められないのです。

コンビニATMなどでも借金・返済ができる

キャッシングやカードローンは借りる人が利用しやすいようにコンビニなどに設置されているATMなどでもお金が借りられるようになっていることがあります。また、返済もできるようになっていることがあります。

使えるATMが限られていると、安易に借りたり返したりということができませんが、多数のATMで使えるのであれば借りたり返したりしやすくなります。

繰り上げ返済がしやすい

キャッシングやカードローンは、利用限度額の範囲内であれば自由に借り入れができます。キャッシングやカードローンによっては、繰り上げ返済も自由にできる場合があります。ATMなどでいつでも自由に追加で繰り上げ返済ができることがあります。

繰り上げ返済がしやすければ、お金に余裕が出た時にすぐに返済することができ、利息の支払いを減らせるようになります。

キャッシングやカードローンのデメリット

キャッシングやカードローンのデメリットは、金利が高いということが挙げられます。また、気軽に借りられるため借金という感覚が薄れてしまうこともデメリットです。

金利が高く利息負担が重いものが多い

キャッシングやカードローンは、金利が高く、利息負担が重くなるものが多いです。キャッシング・カードローンの種類や審査の結果、借入額などによって借入金利は変動しますが、年率で10%を超える金利となることも多いです。

利息の負担は、借入期間が長いほど、借入金利が高いほど重くなるため、短期間だけの借入であれば利息はそれほど高額とならないのですが、年率10%というのはとても高金利です。

お金を借りなければいけないほどお金に困っている人が、10%の金利を負担して返済ができるのでしょうか。お金をかりなければいけないということはお金に困っているということを意味しますが、お金に困っている人が高い利息負担をすると更に困ってしまうのです。

気軽に借りられるので借金という感覚が薄れる

キャッシングやカードローンは、簡単な審査で借りられる、借入までの時間が短くて済む、コンビニのATMなどでも借りられるなど、気軽に借りられるようになっているため、借金という感覚が薄れやすいことがあります。

貸す側の借金であるという気持ちをあまり持たせないようにして、たくさん借りてもらおうという思惑もあるのですが、あまりに簡単に借金ができてしまうので、キャッシングやカードローンを利用する時にお金を借りているということを忘れてしまうことさえあります。普通にATMで預金を引き出す感覚とあまり変わらないからです。

借金という意識が薄れると、返済できるかどうかにかかわらず、多額の借り入れをしてしまうことがあるため注意が必要です。

毎月返済日を気にしなければいけなくなる

キャッシングやカードローンを利用して借金をするようになると、毎月の返済日を気にしなければいけなくなるため、精神的なプレッシャーとなることがあります。

キャッシングやカードローンに手を出すくらいですから、お金にそれほど余裕はないはずで、引き落とし口座にたくさんお金があって返済日を気にしなくても支払い不能にならないということは稀でしょう。毎月、口座にお金が残っているか、自動引き落としでない場合にはちゃんと支払いの手続きをしたかを気にしなければいけなくなります。

毎月借金の返済に追われるのは考えているよりも、プレッシャーがかかり、ストレスにもなります。借りなくて済むなら、借りない方が良いのです。

住宅ローンやクレジットカードなどの審査に影響することがある

キャッシングやカードローンを利用して借金をするようになると、住宅ローンなど他の融資やクレジットカードを作るときの審査に影響することがあります。

融資やクレジットカードの審査では、返済能力があるかということが見られますが、他の借り入れがあるということはお金に困っている可能性が高いということであり、かつ他の借り入れの返済負担が重いということです。そのため、返済能力を疑問視されてしまうことがあるのです。

場合によっては、キャッシングやカードローンの枠があること自体問題視されることもあります。今は利用残高が0円でも、利用限度額の枠が設定されていれば、いつでも借り入れを増やせるため、枠の分だけ借金をしているという想定でみられてしまうことがあるためです。

リボ払いとなっている場合がある

リボ払い(よく使われる残高スライド式リボルビング払い)とは、利用金額に応じてあらかじめ決められた一定の金額を毎月返済する支払い方法です。毎月の利用金額が変わった場合でも、一定の利用残高の範囲内であれば返済額は変わらず一定となります。

使い過ぎてしまった場合に、一括払いとしていたものを後からリボ払いを選ぶことによって、その月の支払いを抑えられます。

しかし、リボ払いは毎月の支払額が少額に抑えられる反面、利息に充当される部分が多くなり、元本返済の部分が少なくなり、返済が長期化して、最終的に利息負担が膨らむことが多い、問題がある返済方法です。

キャッシングやカードローンは残高スライド式リボルビング払いとなっていることがあり、知らず知らずのうちに返済が長期化してしまうことがあります。

まとめ

  • キャッシングやカードローンは、気軽に借りられて、お金が足りなくなった時に備えになるということがメリットです。利用限度額の範囲内ならば何度でも繰り返し借りられるということも使い勝手が良くなり、メリットとなります。
  • 一方、キャッシングやカードローンは、借入金利が高い傾向があり、利息負担が重くなりがちなのがデメリットです。また、あまりに気軽に借りられるため、借金という感覚が薄れてしまうこともデメリットです。

スポンサーリンク

【キャッシングやカードローンのメリットとデメリットの記事は終わりです】

「借金と返済|お金を借りる」のページに戻る



SNSでシェア・ブックマーク・後で読む

Twitter Facebook LINE はてな Pocket
最近よく読まれているページ
家計・節約のおすすめページ

ページの先頭へ