キャッシング・カードローンやリボ払いの金利は月当たり何%か
記事作成日:2018年4月28日
最終更新日:2022年8月15日
キャッシング・カードローンやリボ払いの金利はとても高く、一度借りてしまうと高金利による利息負担で家計を圧迫します。クレジットカードに付帯しているキャッシング・カードローン機能、消費者金融などのキャッシング・カードローン、クレジットカードの分割払いやリボ払いは基本的に年率10%を超える高金利で最大で年率18%(借り入れの元金が10万円以上100万円未満の場合)となりますが、月当たりの負担が何%になるかを意識しておくことは、安易に利用しないためにとても重要です。
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キャッシング・カードローンやリボ払いの金利は概ね年率15~18%程度
クレジットカードや消費者金融を利用した場合のキャッシングやカードローン、クレジットカードのリボ払いの金利は利息制限法の関係もあり概ね年率15~18%程度になります。クレジットカードの分割払いの金利は概ね年率12~15%程度となります。
年率15~18%の負担はとても重い
漠然と年率15~18%と理解はしていてもどの程度の負担になるか借りる前に計算している人は少ないかも知れません。計算しやすいように100万円利用したとすると15%なら15万円、18%なら18万円です。繰り返しの利用で5年間残高が100万円で維持されたとすると、15%なら5年で75万円、18%なら5年で90万円となり利用金額に匹敵する金額となります。
年率15~18%(年利)は月当たり(月利)では何%になるか
では毎月の利息負担はどのくらいになるでしょうか。計算を単純にするため年率(年利)÷12=月当たりの利率(月利)として算出します(単利の考え方)。
簡便的な単純計算で、年利が12%なら月利1.00%、年利が15%なら月利1.25%、年利が18%なら月利1.50%となるのです。「月利1%」は少ないように思うかもしれませんが、毎月利用残高の1.00~1.50%の利息を負担するというのは大変重いことです。
利用残高が50万円なら月利1.00%で5,000円、月利1.50%で7,500円になります。利用残高が100万円なら月利1.00%で10,000円、月利1.50%で15,000円になります。利用残高は通常毎月減っていきますが、残高が減るまでは重い利息を払い続けなければいけないのです。
キャッシング・カードローンやリボ払い・分割払いなどでお金を借りなければいけない人にとっては、毎月年利12~18%、月利1.00~1.50%を負担するということは大変に重いもので、家計を圧迫してしまいます。
年利 | 月利 | 残高別の毎月の利息(円) | ||
---|---|---|---|---|
30万 | 50万 | 100万 | ||
10% | 0.83% | 2,500 | 4,167 | 8,333 |
11% | 0.92% | 2,750 | 4,583 | 9,167 |
12% | 1.00% | 3,000 | 5,000 | 10,000 |
13% | 1.08% | 3,250 | 5,417 | 10,833 |
14% | 1.17% | 3,500 | 5,833 | 11,667 |
15% | 1.25% | 3,750 | 6,250 | 12,500 |
16% | 1.33% | 4,000 | 6,667 | 13,333 |
17% | 1.42% | 4,250 | 7,083 | 14,167 |
18% | 1.50% | 4,500 | 7,500 | 15,000 |
キャッシング・カードローンやリボ払いに手を出さない
キャッシング・カードローンやリボ払いは高い金利となっていて、月利に単純換算すると毎月1.00~1.50%前後の負担が発生します。借金をしなければいけない状況で、さらに利息負担が発生するとますます家計のやりくりは難しくなります。
キャッシング・カードローンやリボ払いは一度手を出すと、高い利息が原因となってなかなか抜け出せなくなるため、手を出さないことが大切です。一見便利な機能にも見えますが、ただの高い金利の借金であるため、利用しなくて済むような家計のやりくりを心掛けましょう。
まとめ
- キャッシング・カードローンやリボ払い・分割払いでは、年利で年率12~18%程度の利息負担が発生します。月当たりの利率(月利)に換算すると単純計算で1.00~1.50%程度の負担となります。
- 毎月、月利換算で1.00~1.50%程度の負担が発生し続けると家計を圧迫してしまうため、キャッシング・カードローンやリボ払い・分割払いは利用しないようにしましょう。