カードローン金利は幅があっても上限金利の適用が多い
記事作成日:2016年10月10日
最終更新日:2022年8月13日
カードローンやキャッシングなどでお金を借りる場合に、借入金利が3.0%~18.0%といったように幅を持って設定されていることがあります。しかし、実際に借りようとすると、借入金利の幅の上限か上限近くの金利でしか借りられないことが多くあります。収入などの属性の条件が良くない限り、カードローンやキャッシングで低金利を借りることは難しいことが多いと言えます。
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信用があれば低金利で借りられる
カードローンの金利に幅が設定されている場合、審査の結果信用が高いほど低金利になりやすく、信用が低いほど高金利になります。信用が高いということは、借金をしても返してもらえる可能性が高いということですが、収入が多い、勤務先の経営が安定している、借金がない、借金の返済の遅延などがないといったことがあると信用が高くなります。
借り入れの枠が大きいほど低金利ということがありますが、信用が高くなればなるほど借入枠も大きくなる傾向があるため同じことになります。
そもそも信用が高い人は借金の必要がない
しかし、そもそも信用が高い人、審査が問題なく通るような収入が多い人、勤務先の経営が安定している人は、カードローンやキャッシングでお金を借る必要としていない場合も多いです。また、敢えて高い金利でカードローンやキャッシングを借りなくても他に借入金利が低い融資を受けることが可能です。
そのため、信用が高いのにカードローンやキャッシングを借りるような状況が生まれづらくなります。
お金に困っている人は信用が低くなりがち
ほとんどの人はお金に困っているからカードローンやキャッシングを借りるのであって、お金に困っている人の信用は傾向として低くなります。お金に困っているということは、借金をすればますますお金に困る可能性があり、返済してもらえるかどうか不確実性が高くなります。そのため、審査をすれば金利は高くなりやすいです。
借入金利は金利の幅の上限が適用されることが多い
カードローンやキャッシングの金利に幅がある場合、低い金利で借りられるかもしれないと思っても、実際には上限か上限付近の金利が適用されることが多くなると考えらえれます。
カードローンやキャッシングを利用する人はお金に困っていることが多いため、信用が低いと判断されて高金利が適用されることが多くなります。借入金利に幅があっても、実際には金利の幅の高い方で借りている人が多いと考えられます。
また、初めてカードローンやキャッシングを申し込むような場合には、どのような人かよく分からない、返済実績がないといったこともあり、利用限度額は少なく設定され、借入金利は高くなる場合があります。
金利の幅を見て低金利だから借りてみようと思うのは間違い
カードローンの借入金利で範囲が3.0%~18.0%と表示されていたら一番低い金利ではなくても真ん中位の10%程度の金利になるんじゃないかと思うかもしれませんが、それは間違っていることがあります。
借入金利が幅で示されているため、中間くらいの金利で借りている人も多いだろうと考えるかもしれませんが、実際には多くの場合は上限か上限に近い高金利での借り入れとなることも多いのです。
貸す側はなるべく借金をしてもらいたい
カードローンやキャッシングを提供する銀行や消費者金融、クレジットカード会社はお金を貸して利息を得たいので、なるべく借金をして欲しいと考えています。そのため、金利に幅があることを見せて、安い金利で借りられるかもしれないという期待を持たせるのです。低金利ならば借りてもいいかと思うからです。しかし、実際に低金利が適用される人は珍しいと考えられます。
審査に通ると高金利でも借りたくなってしまう
もちろん、実際にとても低金利で借りられる人もいますが一部であって、多くの人は高金利での借り入れになっていると考えられます。金利が安いかもしれないから一度審査してもらおうと考えてしまうことが正しいとは限りません。
一度審査に通ってしまうと、低金利ではなくてもせっかく審査に取っているんだから18%でもいいから借りようというように、借金をする気持ちになりやすくなってしまう場合があります。
まとめ
- カードローンやキャッシングの借入金利で3.0%~18.0%、5.0%~17.8%といったように幅が示されている場合がありますが、実際に低い金利で借りられることは多くはなく、上限か上限付近の金利での借り入れになることが多くあります。
- カードローンやキャッシングを借りようとする人は収入が少ない、他の借り入れがあるなどお金に困っている人が多く、信用が低くなりやすいため、高金利での融資となることが多いからです。