失敗しないクレジットカードの使い方
記事作成日:2015年5月16日
便利でお得なクレジットカード。でも使い方を間違えると、使い過ぎてしまって支払いが苦しくなってしまうことも。失敗しないためのクレジットカードの使い方について説明します。特に大切なことは1回払いだけを使う、クレジットカードで知らった分のお金を支払いに備えて分けて管理するということです。
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一時的に支払いを待ってもらっているだけ
一番最初に知っておかなければならないことは、クレジットカードは一時的に支払いを待ってもらっているだけということです。クレジットカードで支払った場合は、買った時点ではお金を支払う必要はありませんが、後日クレジットカード会社から買い物代金を請求されます。
実際にお金を借りているわけではありませんが、借金と同じことをしているわけで、支払える額を超えて使ってしまうと返済が難しくなってしまう場合があります。
支払い管理ができればカードはとっても得
クレジットカードは借金と同じことをしていると説明しましたが、全く使わないというのももったいないです。
クレジットカードは通常何かしらのポイントの還元、現金のキャッシュバック、支払金額の割引などがあるため、1回払いなど金利が発生しない支払い方法をしている限り、通常は現金払いよりも得になります。これは強力な節約手段になるため、積極的に利用したいところです。
しっかりと支払いが管理できればクレジットカードは家計の心強い味方にもなります。支払いは1回払いを原則に
クレジットカードには1回払い、2回払い、分割払い、ボーナス払い、リボ払いなど様々な支払方法がありますが、1回払いを選びましょう。理由は2つあります。1つめの理由は利息を発生させないということです。そして、2つめの理由は支払いの先送りに使わないということです。
高い利息
1つ目の理由について、クレジットカードは通常1回払い、ボーナス1回払いであれば利息は発生しません。2回払いも利息が発生しないことも多いですが、分割払いとして利息が発生するカードもあります。
分割払いやリボ払いは高い利息が発生します。クレジットカードで得をするために利用しているのに利息が発生するとお得な部分が吹き飛んでしまうので、利息が発生しないように使うために1回払いを選びます。
支払いを先送り
2つ目の理由が支払いを先送りしないということですが、利息が発生しないボーナス1回払いでも、1回払いでは支払いが苦しい場合は使うべきではないということです。
つまり、1回払いでなく、2回払い、分割払い、ボーナス1回払いを選ぶということは基本的にそうしないと支払いが苦しい、お金が足りなくなるからということになります。しかし、支払いが苦しいのであればその買物は出来る限り避けるべきです。1回払いで支払えない買物は控えましょう。
ポイントを狙うための買い物は本末転倒
クレジットカードによっては一定の利用金額以上になるとポイントなどで何らかの優遇が得られる場合があります。しかし、ポイントなどの還元を狙うために買い物をするのは本末転倒なのでやめましょう。
固定的な費用の支払いなど支払いが逃れられないもの、今後絶対に購入するものなどは、ポイント狙いでクレジットカードの支払いを行う場合がありますが、ポイントのために何か買うものはないか考えて、買い物をするのはやめましょう。
利用限度額を増やしすぎない
クレジットカードは、お金がなくても利用限度額まで使うことができます。しかし、支払いができないのに利用限度額まで使ってはいけません。
利用限度額はカード会社が決めますが、通常引き下げることができます。使い過ぎないように自分からクレジットカード会社に申し出て、必要最低限の利用限度額まで引き下げておきましょう。
キャッシングは厳禁
クレジットカードには、通常キャッシングというサービスがついています。これは比較的少額の金額を借りることができるサービスです。つまり短期間の借金です。支払方法は通常1回払いとなり、翌月など比較的すぐ返済することになりますが、リボ払いを選ぶことができる場合もあります。キャッシングは1回払いでもリボ払いでも通常利息がかかります。
利息がかかるという事、借金であるという事からキャッシングの利用は厳禁です。キャッシングしなければ買えないものは買わないようにしましょう。生活が苦しいなら家計を見直しましょう。
リボ払いも厳禁
クレジットカードの支払方法でリボ払い(リボルビング払い)というものがあります。リボ払いとは、利用金額に応じてあらかじめ決められた金額を毎月返済していく方法です。毎月利用金額が変わった場合でも、返済額は通常一定となるので使い過ぎやすいという問題があります。
支払いは原則1回払いで、支払いが苦しそうなら買い物を控えましょう。リボ払いの返済額は利用残高に応じて変化しますが基本は一定額となるため、利用残高が増えていくことに対する危機感が薄くなりやすい上、高い金利がかかります。リボ払いは厳禁です。
年会費無料が良いが還元率も考慮する
無条件、あるいは一定の条件の下で年会費が無料となるカードが多くあります。しかし、年会費無料ということはその分クレジットカード会社が儲けが少なくなるので他のことで採算をとるため、利便性が落ちる場合があります。
例えば、利息がかかる場合の利率が高くなるとか、付帯保険の内容が悪くなるとか、ポイントなどの還元率が低くなるというようなものです。
単純に年会費無料かどうかで選ぶのだけではなく、利用予定額と還元率、その他のサービスを総合してカードを選びましょう。
カードは増やしすぎない
クレジットカードは1枚か2枚くらいにとどめておく方が良いと思います。これは支払いの管理がしやすいということと、利用するカードを集中させてポイントなどの還元をしやすくするという狙いがあります。
クレジットカードによっては一定ポイント以上たまらないと還元できないなど、端数が無駄になってしまう場合もあります。そのため、少ないカードに利用を集中させる方がお得に使える場合があります。
お勧めは、どのような買物でもお得な還元率が高いカードと自分の生活スタイルに合ったカードの2枚持ちです。1枚だけなら、どのような買物でもお得な還元率が高いカードを選ぶと良いでしょう。
カードは生活スタイルに合わせて選ぶ
クレジットカードは特定のお店での購入や特定の商品の購入の場合、ポイントなどの還元率が優遇される場合があり、生活スタイルによってお得なカードが違ってきます。
そのため、クレジットカードを選ぶ場合は自分がどのような場面でクレジットカードを使うのか考えてカードを選びましょう。また、生活スタイルが変わったらクレジットカードも見直しましょう。
使ったら利用金額を支払口座で分けて管理
クレジットカードを使ったら、必ず使った金額分のお金をクレジットカードの支払用として支払口座に移すようにしましょう。そして支払日がくるまで手を付けないようにしましょう。
そうすれば、支払いが困難になるという事はありませんし、手元のお金を意識してカードを使うようになれば使い過ぎも防ぐことができます。