クレジットカードは借金ができるカードと考える
記事作成日:2016年7月19日
クレジットカードは日本語にすると信用(Credit)カードということになります。クレジットカードを利用すると、買い物の代金の支払いをクレジットカード会社が立て替えて払ってくれるので、しばらく支払いが猶予されることになります。信用(クレジット)があるから、支払いを猶予されているわけですがクレジットカード会社に借金をしているのと同じことになります。正しく使えばクレジットカードはとても便利なのですが、一歩間違えると借金をするカードになってしまいます。
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クレジットカードは大切な節約手段でも間違えると借金地獄に
クレジットカードを利用すると、ポイントが付いたり、支払い時に割引されたり、キャッシュバックされたりするなど普通に現金で買い物するよりもお得になるため、大切な節約手段です。
正しく使えば何の問題もないのですが、一歩間違えると借金地獄に一直線になってしまう紙一重のものであることに注意が必要です。クレジットカードの鉄則は、支払い方法は1回払いで、利用した金額は支払口座に分けておくことですが、使い過ぎてしまうことがあります。
クレジットカードは借金をするカード
クレジットカードは1回払い(一括払い)や2回払い、ボーナス1回払い(一括払い)であれば、通常は手数料(利息)が発生しないで買い物代金だけを支払うことになりますが(一部例外があります)、借金をしているようなものであることには変わりません。
分割払いやリボ払いであれば手数料(利息)が発生し、クレジットカードのショッピング利用というと聞こえはいいですが、実態は借金と変わらないのです。クレジットカードは借金をするカードだということを意識するようにしないと、危険なものであるという意識が薄くなってしまいます。
クレジットカード、ショッピング、分割払い、リボ払い、キャッシングなどと言うとカッコよく聞こえてしまいますが、借金をするのと同じことなので、言葉の印象に騙されてはいけません。
1回払いも後から分割払いやリボ払いにできるので危険
クレジットカードは1回払いが原則です。ただ、1回払いだから大丈夫かといえば、そうでもありません。クレジットカードを使い過ぎてしまって、支払いが苦しいということになってしまうと、後から分割払いやリボ払いに変更することができてしまい、ついつい分割払いやリボ払いに変更してしまうのです。
私は1回払いしか使わないから関係ないと思っていても、実際の支払日にお金が足りなければ大変なことになってしまうので、切羽詰まって追い詰められてしまうと、安易に分割払いやリボ払いに手を出してしまうのです。
分割払いも借金と考える
分割払いは支払いを何回かに分けているだけという思いから借金だという気持ちが持ちづらいですが、借金と同じだと考えなければいけません。さらに3回以上の支払いに分割すると通常は手数料(利息)が発生します。
「分割払い=借金」というイメージが持ちづらいこと、リボ払いよりは安全そうという気持ちから、1回払いがきつくなってくると、後から分割払いにしたり、最初から分割払いにしたりしてしまいます。支払いがきついから分割払いという発想は非常に危険です。
リボ払いは借金と考える
分割払いだけでなくリボ払いも当然借金だと考えなければいけません。リボ払いは分割払いよりも深刻な事態に陥りやすいので注意が必要です。リボ払いはクレジットカードのショッピングなどを使い過ぎてしまっても、毎回の返済金額がそれほど増えていかないので負担を感じづらいという特徴があります。
リボ払いにすると、支払いが出来る状態が続くので、ついついクレジットカードを使い過ぎてしまい、そのうちリボ払いも苦しくなっていくということになります。
キャッシングは借金
クレジットカードにはキャッシング機能がついていることがありますが、「キャッシング」というとなんか借金というイメージが和らぎますが、短期間お金を借りることで借金に他なりません。
「借金をする」よりも「キャッシングをする」ほうが言葉のイメージが良く、危機感を持つづらくなってしまいます。
借金であることを意識する
誰かに説明する時に「クレジットカードで買った・・・(実はリボ払いだけど)」というのと「借金して買った」というのでは、クレジットカードの方は自然な感じですが、借金の方は聞こえがすごく悪いです。同じような事なのに、クレジットカードというか、借金というかで響きが全然違うのです。
他人が聴くのはもちろんそうなのですが、自分の中でも「クレジットカードの利用」と「借金」とでは「借金」の方が断然危機感が高まります。
借金をしてしまったら、借金をしたと自覚して自分の危機感を高めることが重要です。
まとめ
- クレジットカードというとなんとなくカッコよく感じますが、借金をするカードだと意識するようにしましょう。
- 分割払い、リボ払い、キャッシングは言葉のイメージに惑わされず、借金だという危機感を持つ必要があります。