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クレジットカード利用限度額を引き上げる方法とメリット・デメリット

記事作成日:2018年3月15日
最終更新日:2022年9月1日

クレジットカード利用限度額を引き上げる方法とメリット・デメリット

クレジットカードには利用できる限度額の枠が設定されますが、利用限度額の枠が少ない場合すぐに利用限度額に達してしまい使い勝手が悪い場合があります。クレジットカードの利用限度額は引き上げを申請することができ、審査に通れば利用限度額の増額が可能です。利用限度額を引き上げることで利用限度額に達しづらくなるというメリットがありますが、使い過ぎてしまうというデメリットもあります。

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クレジットカードの利用限度額は最初は低い場合も

クレジットカードの利用限度額は最初は低めに設定されることがあります。もちろん年収が高い、勤務先などの属性が良いなどの要因があれば最初から高額の利用限度額が設定されることもありますが、最初は低めの金額から始まることもあります。

そのため、クレジットカードの利用限度額を引き上げないとクレジットカードの使い勝手が悪くなってしまう場合があります。

クレジットカードの利用限度額を引き上げる方法(増額方法)

クレジットカードの利用限度額を引き上げる方法には次のような方法があります。

クレジットカード会社に利用限度額の引き上げを申し込む

クレジットカードを利用限度額を引き上げたい場合には、クレジットカード会社に申し込むことで、引き上げの審査を受けることができます。

クレジットカード会社のお客様窓口、カードデスク、カスタマーセンター、コールセンターなど会社によって名称は異なりますが、窓口に電話をかけて、利用限度額を引き上げたいと伝えることで手続きができます。またクレジットカード会社のウェブサイトから利用限度額引き上げの申し込みができる場合があります。

クレジットカードの利用限度額引き上げには審査があるため、希望通り引き上げられるとは限りません。

また、利用限度額の引き上げには恒久的・永続的な引き上げと、一時的な引き上げ(一時増額)があります。恒久的・永続的な引き上げは利用が多くなるためずっと利用限度額を引き上げておく必要がある場合に用いられます。一時的な引き上げは海外旅行や高額の買い物などのために一時的に利用限度額を引き上げたい場合に利用します。

自動的に利用限度額が引き上げられる場合がある

クレジットカードはこちらから申し込みなどをしなくてもクレジットカード会社が利用限度額を引き上げる場合があります。利用状況が良好な場合には、いつの間にか利用限度額が高額となっている場合があります。

クレジットカード会社の方針によっても異なりますが、一定の利用実績があり、遅延・延滞などがない場合は自動的に利用限度額が引き上げられる場合があります。ただし、こちらの意志ではなく、勝手に引き上げられるため、時期などを予測することは難しいです。

ゴールドカードなど高級カードを申し込む

クレジットカードには通常のカード(一般カード)の他に、ゴールドカード、プラチナカード、ブラックカードなどと呼ばれる高級カード(上級カード)が存在します。

通常カードと比べて、ゴールドカードは審査が厳しくなる分、利用限度額が高めに設定される傾向があるため、カードの種類を高級カードに変えることで利用限度額を引き上げることが可能となることがあります。

ただし、通常のカードでも100万円程度までは利用限度額を設定することが可能であり、100万円を超えるような利用限度額が必要でない限り、年会費が高いゴールドカードなどを利用する必要性はないと考えられます。そのためクレジットカードの利用状況によってはお勧めできない場合があります。

クレジットカードの利用限度額を引き上げやすくする方法

クレジットカードの利用限度額を引き上げやすくするための方法です。信用を高めることで利用限度額を増やしやすくなります。

属性を良くする

クレジットカードの審査においては、いわゆる属性と呼ばれる、利用者の年齢、職業、勤務先(業種、規模)、勤続年数、家族構成、持ち家の有無、居住年数、資産の有無、年収(収入)などが重要となります。

例えば年収ですが、一般的に収入が多いほど信用が高まります。収入が高くなれば、その分だけクレジットカードを利用しても支払いが可能と判断されやすくなるためです。

また、勤続年数や居住年数などは長くなるほどクレジットカードの審査に有利になる傾向があるため、転職を繰り返さない、転居を繰り返さないということも利用限度額引き上げにとっては有利に働きます。

年収は支払可能見込額の計算上も重要

クレジットカードの利用限度額は割賦販売法等において、「支払可能見込額×0.9」の範囲で設定されることが定められています。返済が困難になるような、無理な利用限度額が設定されないための規制です。

支払可能見込額は「年収-1年間の生活維持費-1年間のクレジット債務(割賦債務)の支払い予定額」で計算されます。そのため、年収が多くなれば多くなるほど支払可能見込額が多くなるため、高い利用限度額が設定されやすくなります。

新しい情報を登録する

年収が増えた場合などクレジットカードの利用限度額引き上げにとって有利になるような情報はクレジットカード会社のウェブサイト等を利用してクレジットカード会社に伝えて、情報を登録しておくことが重要です。

例えば増えた年収の情報をクレジットカード会社に知らせて登録することで利用限度額を引き上げやすくなります。年収が増えてもそれをクレジットカード会社が知らなければ、引き上げの判断材料とならないからです。

また、携帯電話の電話番号等が変更になっている場合は必ず最新の情報に更新しておきましょう。クレジットカード会社から連絡しても電話がつながらないというような状態になってしまうと利用限度額の引き上げに不利となる場合があります。

利用実績を積み重ねていく

クレジットカードの利用実績を積み重ねていくことで信用が高まっていきます。全く使わない状態でクレジットカードを保有しているよりも、クレジットカードを支払いに利用して、支払日に利用金額がちゃんと支払われていくことで、信用が高まっていく傾向があります。

利用実績を積み重ねることで、クレジットカードの利用限度額を引き上げても問題ない、ちゃんと支払ってくれるというように見られるようになるからです。

支払いの遅延・延滞などをしない

クレジットカードの利用限度額を引き上げるためには、毎月の利用額の支払いをしっかりと行い、遅延・延滞などをしないことが大切です。クレジットカードの利用料金をちゃんと払わない人は信用を得られず、利用限度額を引き上げてもらうことが困難になります。

毎月の支払日と支払金額を把握し、支払い口座等の残高は不足していないかなどをチェックすることが大切です。遅延・延滞がない状態を継続することで信用は積み重なっていきます。

クレジットカードの利用限度額を引き上げるメリット

クレジットカードの利用限度額を引き上げるメリットについてです。クレジットカードの利用限度額を増額すると、利用限度額に達しづらくなり、利便性が高まることなどが挙げられます。

利用限度額に達しづらくなり利便性が高まる

クレジットカードの利用限度額を引き上げることで、利用額が利用限度額に達しづらくなりクレジットカードの決済手段としての利便性を高めることができます。

海外旅行に行くような場合でも利用限度額が旅行の途中で足りなくなるということがなくなりますし、高額の買い物もクレジットカードでできるようになります。

クレジットカードの利用限度額が足らなくてカードでの支払いができないという場面を減らすことができます。

クレジットカードを使った節約がしやすくなる

クレジットカードで支払いを行うと、カードの種類によっても異なりますが利用限度額の0.5~1.5%程度がポイントなどの形で還元されます。そのため、現金で支払いを行うよりもクレジットカードで支払いを行った方が節約となります。

利用限度額が引き上げられることでクレジットカードで支払うことができる金額が増えるため、クレジットカードを利用した節約がしやすくなります。

急な出費に備えることができる

クレジットカードの利用限度額を引き上げておくことで急な出費への備えとして活用することが可能となります。あまり望ましい使い方ではないかもしれませんが、何らかの事情で手元の現金が少ない場合でも、クレジットカードがあれば急な支払いに対応できる場合があります。

ただし、支払いが困難になるほどクレジットカードを使ってしまうと後で困ることになります。遅延・延滞してしまうか、後から手数料(利息)が発生する分割払いやリボ払いに変えてしまうことになり、家計の負担となることがあります。

クレジットカード利用限度額の一時増額のメリット

一時的にクレジットカードの利用限度額を増額する場合、高額出費に対応できる、一時的な引き上げなので使い過ぎをある程度抑えることができる、不正利用や紛失時の被害を抑えることができるなどのメリットがあります。

クレジットカードの利用限度額を引き上げるデメリット

クレジットカードの利用限度額を増額するデメリットについてです。クレジットカードの利用限度額を引き上げた場合、使い過ぎなどに気を付けることが大切です。

クレジットカードを使い過ぎてしまう

クレジットカードの利用限度額を引き上げると、使い過ぎてしまうリスクが高まります。自制できる人も多いのですが、利用限度額が余っていると何となく使いたくなってしまう人もいます。

利用限度額が引き上げられると、実際にはお金がなくても、買えなかったものが買えるようになってしまうためついつい使ってしまうことがあります。

利用限度額を引き上げておくと、使い過ぎてしまって利用金額の支払いが困難になってしまうことがあります。

不正利用や紛失・盗難時の被害が大きくなる

利用限度額を高めに設定しておくと、クレジットカードが不正に利用された場合、紛失・盗難された場合などに被害が大きくなってしまう場合があります。クレジットカードが不正に利用等された場合は、何らかの補償があることも多いですが、何らかの事情で補償が得られなかった場合は、利用限度額が高いほど損害が膨らんでしまいます。

利用限度額が少なければ不正利用されても被害額が少なく抑えられることになります。利用限度額を引き上げることで、不正利用等によるリスクが大きくなるのです。

利用限度額が増えてもお金が増えるわけではない

クレジットカードの利用限度額が増えると、手持ちのお金が増えたわけではありませんが、より多くの買い物をすることができるようになります。利用限度額が増えると、お金が増えたわけではないのに、お金が増えたかのように錯覚してしまって、お金遣いが荒くなってしまう場合があります。

クレジットカードの利用限度額という枠が増えただけであって、自分のお金が増えたわけではないことに注意が必要です。

他の借り入れが難しくなる場合がある

クレジットカードの利用限度額が多いと他の借り入れに影響してしまう場合があります。利用限度額が設定されているだけで利用がない場合、一括払い(一回払い)だけの利用の場合などは住宅ローンなどの他の借り入れには影響しないことも多いのですが、利用限度額が設定されていることで、返済余力が少なくなってしまう恐れがあると判断されて影響がでることもあります。

例えば、クレジットカードの分割払いやリボ払いの利用限度額が多い、キャッシングの利用限度額が多いなどの場合は注意が必要です。

クレジットカード利用限度額の一時増額のデメリット

クレジットカードの利用限度額を一時的に増額する場合のデメリットとして、一時的なので利用状況と利用限度額があっていないと枠が足りない状態が続きやすい、利用限度額が頻繁に足らなくなる場合は繰り返し増額を申請するのが面倒などといったことが挙げられます。

まとめ

  • クレジットカードの利用限度額は引き上げを申請することができ、審査に通れば利用限度額を引き上げることができます。
  • クレジットカードの利用限度額を引き上げることによって利用金額が利用限度額に達しづらくなり使い勝手が良くなるというメリットがあります。ただし使い過ぎてしまう恐れもあります。

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【クレジットカード利用限度額を引き上げる方法とメリット・デメリットの記事は終わりです】

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