クレジットカードのおすすめな適正所有枚数は何枚?
記事作成日:2018年2月24日
最終更新日:2022年9月4日
クレジットカードの最適な所有枚数は何枚か、ちょうどよい適正な枚数についてです。特殊な状況でなければ、おすすめのクレジットカード保有枚数はずばり2枚ということになります。ポイントなどの還元率が高めのメインカード1枚と、よく使うお店に対応し予備のカードとしても使えるサブカード1枚の2枚があれば十分だと考えられます。クレジットカードの枚数を増やし過ぎるとデメリットがあるためおすすめできません。
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クレジットカードはメインとサブの2枚あれば十分
大抵の人にとって、クレジットカードは、日常的な支払いに幅広く使い還元率が高めなメインカード1枚と、よく利用するお店などでお得になる予備も兼ねたサブカードが1枚、合計2枚あれば十分であると考えます。
たくさんクレジットカードを持っていても、利用状況や支払いの管理が大変になってしまいますし、財布が膨らんでしまいます。紛失や不正利用の心配もあります。持ち歩くカードの枚数を減らしても、出かけるたびに入れ替えるのは面倒ですし、持ち歩かないのであればクレジットカードを作った意味がなくなります。
現実的な管理のしやすさ、クレジットカードで得をするということを両立できるバランスの良いクレジットカードの枚数は現実的に2枚が適正な保有枚数であると考えられます。
クレジットカードの枚数は増やし過ぎるのは問題
もちろん、利用するお店によって最もお得なクレジットカードは変わってくるため、それぞれの買い物で最も良いポイントなどの還元率、お得を目指そうとするのであれば、たくさんクレジットカードを持った方がいいということになるかもしれません。
しかし、クレジットカードの枚数を増やすことで、支払いの管理が難しくなる、物理的な管理が大変になる、不正利用や盗難・紛失のリスクが高まる、1枚当たりの利用限度額が低くなる可能性がある、ポイント管理が大変になる、特典のポイントが分散される、などのデメリットが生じます。
ありとあらゆる場面で最もお得になるようにしようとクレジットカードをたくさん保有するのではなく、管理に手間もかからない範囲でなるべく節約になるクレジットカードの使い方をするのであれば、2枚が現実的であると考えます。
クレジットカードが3枚程度であればまだそれほど煩雑に感じないかもしれませんが、4枚、5枚、6枚と増えていくと支払日を覚えるのすら大変になってきます。クレジットカードが好き、という人は7枚、8枚、9枚、10枚と多数のカードを持っている人もいますが、ほとんどの人にとって何枚ものクレジットカードを使いこなし、管理するのは面倒で難しいはずです。
1枚しかクレジットカードがないといざという時不便なことも
逆にクレジットカードを1枚しか持たないのも問題があります。1枚しかカードがなければ非常にシンプルで、支払い管理なども容易になりますが、利用しているクレジットカードが何らかの事情で使えなくなった場合などに困ってしまう可能性があります。
クレジットカードが1枚ということは、国際ブランドも1種類ということになりますが、支払先がその国際ブランドに対応していないとクレジットカード決済ができないという問題があるため、2種類はあった方が良いと考えられます。
また、何らかのトラブルでメインカードが一時的に使用できなくなってしまう恐れもあるため、予備としてもう1枚持っておいた方が良いということもあります。
また、最近では現金を使わない決済、キャッシュレス化が進んでいることにも注意が必要です。インターネット上での決済はクレジットカードしか受け付けないという場合もありますし、これからも現金以外での決済が広がっていく可能性があることを考えておくと、クレジットカードに限りませんが、複数の決済手段を準備しておくことは重要になります。
クレジットカードのメインカードはどこでも還元率が高めの1枚を
クレジットカードのメインカードには、どのようなお店で使ってもポイントなどの還元率が高い1枚を選ぶようにしましょう。特定のお店だけで還元率が高い、特定の方法で使った場合だけ還元率が高いなどクセがあるクレジットカードを選ぶと、日常の支払いに幅広く使うメインカードとしては適さなくなります。
還元率は高ければ高いほど良いのですが、年会費が無料のクレジットカードであれば最低でも1%程度の還元率があるクレジットカードを選ぶと節約につながります。
また、よく利用する電子マネー・コード決済などとの相性の良さも考慮できれば更にお得となります。電子マネーへのチャージやコード決済の支払いでポイントを得する連携について考慮しておくことが大切です。
クレジットカードのサブカードはよく使うお店などでお得な1枚を
基本的な支払いは全般的に還元率が高いメインカードで行うため、サブカードでは頻繁に使うお店、頻繁に利用する方法で還元率が特に高くなるクレジットカード、欲しい付帯サービスがあるクレジットカードなどを選ぶと便利です。
ポイントの面などで電子マネー・コード決済との相性がいい、よく利用するお店で還元率が高くなる、よく利用する店で割引サービスがある、補償などの特典があるといったように、自分の生活スタイルに合わせて便利なクレジットカードをサブカードにするとメインとサブで使い分けができます。
サブカードの利用限度額は少なめにしておく
クレジットカードの利用限度額はメインカードを多めに、サブカードは少なめにしておくと便利です。不正利用や紛失時に被害を抑え、使い過ぎを防ぐためです。サブカードの方が使用頻度は落ちるため、利用限度額の余裕ができやすいためです。
ただし、メインカードとサブカードをどちらも頻繁に使うという場合には、どちらも同じ程度の利用限度額を設定しておくとよいでしょう。
メインカードとサブカードは別々に管理する
クレジットカードを2枚持つ理由として、1つのクレジットカードが何らかの事情で使えなくなった場合に、2枚クレジットカードがあれば予備として使えるということがあります。
そのため、メインのクレジットカードとサブのクレジットカードを同じように管理し、常に一緒に持ち歩いていると、カードを入れている財布を失くしてしまったといったような場合に、2枚持っている意味がなくなってしまいます。
メインとサブどちらも利用する場合など、必要な時は2枚一緒に持ち歩いても構わないのですが、常に同じ場所に置いておくと一緒になくなってしまう可能性があることに注意が必要です。
メインカードとサブカードの国際ブランドは別々にすると便利
クレジットカードには、国際ブランドが設定されています。お店によっては特定の国際ブランドだけの支払いを受け付けている、特定の国際ブランドの支払いを受け付けていないなど、国際ブランドによって使える、使えないといったことが起きます。
クレジットカードを2枚持つのであれば、2枚とも同じ国際ブランドにするのではなく、別々の国際ブランドにして置くと、クレジットカードが国際ブランドによって使えないという可能性を減らせるため便利です。
まとめ
- クレジットカードの適切な枚数は、日常的に使い還元率が全般的に高いメインカードを1枚と、よく利用する店でお得な還元率になるあるいは付帯サービスが魅力的な予備となるサブカード1枚の合計2枚あれば十分であると考えられます。
- もちろん、カードの枚数を増やすことでお店に応じて利用するカードを最も得なものに変えられるというメリットもありますが、カードの枚数が増えると管理が大変になるため、現実的なのは2枚であると考えられます。