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分割払い・割賦払いの特徴やメリットとデメリットや注意点

記事作成日:2016年6月26日
最終更新日:2022年8月23日

分割払い・割賦払いの特徴やメリットとデメリットや注意点

クレジットカードでの分割払いやクレジットカード以外での分割払い(割賦払い)についてです。分割払いは高額な商品やサービスでも、複数回の支払いに分割することによって、1月当たりの支払金額を抑えることができる支払方法です。しかし、分割払いに慣れてしまって分割払いを繰り返すと分割払いの支払いが重なってしまい家計が苦しくなってしまうことがあります。

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分割払い(割賦払い)の特徴やメリット

分割払い(割賦払い)の特徴やメリットについてです。

分割払い(割賦払い)とは

分割払いとは商品やサービスの支払いを分割して行うことです。

なお、分割払いは割賦払いと言われることもあります。分割払いと割賦払いはほぼ同じ意味です。ただし、割賦払いは割賦販売法で、法令上「二月以上の期間にわたり」かる「三回以上に分割して返還」とされています。

クレジットカードの支払いや高額な商品・サービスの購入で利用可能

クレジットカードの支払いで一括払いではなく分割払いにすることができるほか、クレジットカード以外に高額な商品やサービスを提供しているお店では分割払いが利用できる場合があります。

また、クレジットカードの場合は一括払い(1回払い)などで買い物をした場合に、後から分割払いに変更できる場合もあります。

1回では支払いが難しい商品やサービスを買える

高額な商品やサービスを購入しようとすると一度に大量の支出となってしまい、購入が難しい場合があります。分割払いにすれば、複数回支払いが続く代わりに、1回当たりの支払金額が減るため購入しやすくなります。

分割払いは支払いが終わる時期が分かりやすい

リボ払いと違って分割払いは分割回数を指定するので、支払いが終わる時期がはっきりしています。リボ払いは毎月の返済額を決めた場合でも、元本と利息の総額の返済額を決めたのか、元本の返済額を決めたのかで違っていて、元本と利息の総額の返済額を決めた場合、毎回の利息の金額を計算しないと何回で返済し終わるか分からず、返済が完了する時期が分かりづらいです。

1月当たりの支払金額が膨らむ場合がある

分割払いもリボ払いも繰り返していくと残高が積み上がっていって支払いが苦しくなるという点では同じです。ただし、分割払いは毎月の支払額が際限なく増えていく可能性があるため、短期的にはリボ払いよりも支払いが苦しくなりやすいです。一方でリボ払いは残高が積み上がると支払いが延々と返済が続いてしまう可能性があります。

分割払いの問題点や注意点、デメリット

分割払いの問題点や注意点、デメリットについてです。

分割払いでは分割手数料(利息)が発生

分割払いでは通常分割手数料(要は利息)が発生します。例外的にクレジットカードの2回払いは分割手数料が発生しないことがあります。また、販売促進のため3回以上に分割しても分割手数料が無料との場合もあります。

分割払いの利息は実質年率で示されることが多いですが、年率表記の場合、1年以内に終わる支払いであれば実質年率の利息が全て発生するのではなく、支払期間に応じた利息が発生します。

分割払いで高額の商品やサービスが買えることに慣れると怖い

最初は1回払いだと返済が苦しいから分割払いにして1回の返済金額を減らせば何とか支払えると思って分割払いにすることがあります。本当に1回限りであれば、少し利息を支払って支払いが終わります。

しかし、分割払いを利用するとお金が無くても高額の商品やサービスを買うことができるということが分かってしまうと、欲しいものが出てくるたびに我慢できずに分割払いを利用してしまうことがあります。

分割払いなら何とか支払えるというように思ってしまうと、安易に分割払いで高額な商品やサービスを購入するようになってしまい、お金を使い過ぎてしまう恐れがあります。

分割払いが重なると苦しくなる

1回の買い物を分割払いにした場合には、支払いの分割回数の指定で、無理がない支払回数や1回当たりの支払金額にできます。しかし、短期間に分割払いを繰り返してしまうと、今までの分割払いの支払いが終わらないまま別の分割払いの支払いが始まってしまい、1か月に複数の分割払いの支払いをまとめて行わなければならなくなります。

分割払いの支払いが重なってくると、家計のやりくりが苦しくなってしまい、貯金を取り崩さなければいけなくなったり、借金で何とかしようと考えたりするようになります。

分割払いを敢えて使うなら高額商品の支払いが苦しい時

分割払いは分割手数料が発生することなどから基本的に避けるべきです。

ただし、どうしても高額の商品やサービスを買わなければいけないけれどもお金が無いという時に分割払いを活用する余地があります。また、高額の商品やサービスを衝動的に買って後で支払いが苦しいことが分かった時に、高金利の借金をするくらいなら後から分割払いに変更した方が良い場合もあります。

分割払いの場合は分割回数を最初に決めることからリボ払いなどと比べると、分割回数の工夫で短期間で返済が終わりやすく、歯止めが効く場合があるからです。しかし、分割払いを繰り返してしまわないようにしないといけません。繰り返すとリボ払いなどと同じ状態となります。分割払いを気軽に利用するようになってはいけないのです。

まとめ

  • 分割払いは高額な商品やサービスでも、複数回に分割して支払うことで、毎月の支払額を抑えて購入することができます。
  • しかし、分割払いには分割手数料が発生するため避けるようにしましょう。また、分割払いが重なってしまうと家計のやりくりが難しくなります。

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【分割払い・割賦払いの特徴やメリットとデメリットや注意点の記事は終わりです】

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