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住宅ローンで頭金が少ない時のリスク

記事作成日:2015年5月12日

住宅ローンを借りる時は物件価格の20%くらいは頭金を用意しようと言われます。なぜなんでしょうか?家計のやりくりができるかどうかで重要なのは毎月の返済額なので頭金が少なくても多くても返済ができるなら問題がないはずです。しかし、別に大切な問題があって頭金が少ないと売却を考えた時に住宅ローンの残債を下回る金額でしか売却できない可能性が高まるのです。

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返せるかどうかも問題ですが

住宅ローンが無理なく返済できるかどうかは頭金の有無ではなく、収入に対する返済比率が目安になります。もちろん頭金を準備できないということは貯金が無いという事であれば、無理な住宅ローンを組めばすぐに生活が苦しくなってしまうでしょう。しかし、安い物件を選択して融資を受ける金額を減らせば、頭金がほとんどなくても返済を続けていくことはできます。

頭金が少ない時のリスク

売却が難しくなり引っ越しづらくなる

頭金が少ない場合の一番のリスクは、住宅の売却が難しくなるということです。転勤や家族の都合などで自宅を売却しなければならないとなった時に、売却金額を全て返済に充てても住宅ローンが残ってしまうということです。

借金残高>売却価値

頭金が少ないということは当初の販売価格に近い金額の住宅ローンが残っているということです。新築は、建設会社や販売会社の利益が乗って販売されていることや、住んでしまえば中古なので新築と同じような価格では売れないことから、戸建て、マンションともに買った瞬間にいくらか価値が下がることが多いです。

そうなると買った直後から「借金残高>売却価値」となってしまい、売るに売れなくなってしまう可能性があります。住宅ローンが完済できないと住宅の抵当権が消せないことから、普通は買い手が現れないためです。

借金の残額分も融資を受けられる場合も

ただし、買い替えなどの場合は収入などの条件次第では、借金の残りの部分と次の住宅の購入金額を合わせて融資してくれる場合もあります。しかし、さらに借金残高が購入価格に対して膨らむことになってしまいます。

売る気はないと思っていても

住宅は若いうちに買わない方がいい、家族構成が安定しないうちに買わない方がいい、ということがよく言われます。

家族が増えるかもしれないという点では、適正な広さや間取りが読みづらいということはもちろんあるのですが、住む地域が決まってしまいます。

住む地域は仕事や教育に影響する

しかし、住む地域は生活だけではなく、自分の仕事や子供の教育にも影響します。ある時突然仕事に対する考え方が変わり、都会ではなく地方で、あるいは逆に地方ではなく都会で働きたいとなるかもしれません。家族の関係から突然地元に戻りたいと思うかもしれません。子供を育てる環境にこだわりが出てくるかもしれません。

人生と住む場所は密接に関係しています。ある程度は柔軟に対応できますが、引っ越さないとできないこともあります。

人の気分は変わります

自分はこの住宅を買ったら終の棲家にするんだと思っていても、5年も経たないうちに気が変わっているかもしれません。そうなったときに頭金が少ないと引っ越しが難しくなります。

賃貸に出しても赤字で生活が苦しく

どうしても引っ越さなければいけない、でも売却は難しいといった場合は賃貸に出すという選択肢もあります。しかし、借りている金額が大きいと相場の賃料で貸し出すと赤字となってしまう可能性もあります。そうなると、引っ越し先での家計に負担が重くのしかかってきます。

さらに、借りている住宅ローンによっては賃貸に出すことに制約がある場合や、いわゆる住宅ローン控除の適用を受けられなくなるなど様々な問題もあります。

また、賃貸は空室のリスクもあります。空室が続くと負担はとても大きくなるでしょう。もう戻ってくることがない家であれば、賃貸の収益性がよほど高くない限り売却してしまった方がリスクを持ち続けないという意味で良いのではないかと思います。

売却の可能性も頭に入れて

住宅を購入する時から売却のことまで考えている人は多くないと思います。夢と希望のマイホームなんですから、最初から売ることなんで考えないかもしれません。

しかし、家族構成の変化、仕事や教育に対する考え方の変化など様々な理由から引っ越したくなる可能性もあります。そういうリスクが高い場合は頭金が少ないまま住宅購入に踏み切るのはとても危険です。

住宅購入は価格や金利などタイミングもある程度大切ですが、もう少しお金が貯まるまで待った方がいいかもしれません。

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【住宅ローンで頭金が少ない時のリスクの記事は終わりです】

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