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家賃と同じ住宅ローン返済額の問題点

記事作成日:2015年7月22日

不動産の広告で家賃と同じ住宅ローンの返済額という言葉を聞いたことがあるかもしれません。家賃と住宅ローンの返済額が同じと聞くと、持ち家である方が得な気がしますが、生活が苦しくなってしまう場合もあります。問題点もあるので慎重に検討しましょう。特に住宅ローンの返済以外に管理費や修繕などのお金が発生する場合があることに注意が必要です。

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固定資産税や管理費、修繕積立金がある

住宅を購入すると、固定資産税や都市計画税を毎年支払わなければなりません。軽減措置の有無や、地域、広さなどにもよりますが、新築で都市部なら10~20万円前後かかる場合もあります。

また、マンションであれば管理費や修繕積立金が発生します。多くの場合、管理費と修繕積立金を合わせて2~3万円程度はかかることになります。

戸建ての場合は管理費や修繕積立金は支払う必要ありませんが、自分で自宅の修繕などの費用を貯めて、自分で修繕を行う必要があります。

住宅ローンの返済額と家賃だけを比較してしまうと固定資産税・都市計画税や管理費、修繕積立金などの増額分を見落としてしまうので生活が通常苦しくなります。もちろん賃貸の場合も更新料が更新時に発生する場合がありますし、共益費などが徴収される場合もあります。比較は全ての費用で比べなければいけません。

最も低い金利を使って計算している

家賃と同じ住宅ローンの返済額とされている場合、通常住宅ローンの借入金利は最も優遇された低い金利を使って計算しています。場合にもよりますが、変動金利ということが多いでしょう。

自分が望む金利タイプでなかった場合は家賃並みの返済額ではなくなってしまうかもしれません。金利の条件をよく確認しましょう。

金利は変動する可能性がある

家賃と同じ住宅ローンの返済額とされていても、金利は返済期間中ずっと固定という場合は少ないと思います。金利が固定される期間が長くなるほど、通常金利水準は上がるため返済額は高くなる傾向があるからです。多くの場合、変動金利か短い年数の固定金利の金利で計算されているはずです。

変動金利か短い年数の固定金利は金利が将来上がる可能性があります。金利が上がれば家賃と同じ住宅ローンの返済額ではなくなります。気を付けましょう。

ボーナス時の増額返済がある場合も

家賃と同じ住宅ローンの返済額と説明している場合にボーナス時の増額返済が組み込まれている場合は説明としてもはや破綻しているので論外と言えます。ボーナス時の増額返済があって初めて家賃並みの返済額になっているのであればまやかしとしか言えません。家賃はボーナス時に増額して支払うようなことはありません。

仮に家賃並みとしていなくても、ボーナス時の増額ありで返済額を計算するのは、負担を低く感じやすくするためによくある手法なのでボーナス時の増額なしでどうなるかを必ず確認しましょう。

持家だから得とは限らない

家賃を支払うよりも住宅ローンを返済して持家にした方が得という説明がされる場合があります。一般的には住宅ローンを返済してしまえば負担が軽くなり、ずっと住み続けることができるため得になる場合も多いです。ただし、リフォームや立て替えの負担が重くなる場合があります。引っ越しも難しくなります。

また、長期的に見れば日本の人口は減っていくとみられますが、住んでいる地域によっては住宅需要が低下して、売却などが難しくなることが考えられます。何らかの事情で家を手放したいと思っても財産的価値が大きく減ってしまう可能性もあります。

まとめ

  • 家賃と同じ住宅ローンの返済額といっても金利の条件や固定資産税など他の費用も総合的に検討する必要があります。
  • ボーナス時の増額返済があるため毎月の負担が低くなっている可能性もありますし、金利は将来上昇する可能性があります。

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【家賃と同じ住宅ローン返済額の問題点の記事は終わりです】

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