住宅ローンは借りると長い付き合いに
記事作成日:2015年7月25日
人生で最も大きな買い物になる住宅ですが、住宅ローンは借りると人生の長い期間にわたって返済が続き、長い付き合いとなります。住宅ローンを借り過ぎてしまったり、住宅ローンの借り入れ条件で間違った選択をしてしまうと返済の負担感から長い期間家計のやりくりが難しくなってしまいます。住宅ローンの全体となる住宅選びと住宅ローン選びは慎重にしましょう。
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住宅ローンは借入期間は長い
住宅ローンは20年、25年、30年、35年といった超長期間を返済期間に設定することが多いです。返済期間を長くするほど毎月の返済額を減らすことができるため、長い期間の借り入れとなることが多くなります。そのため、住宅ローンは一度借りてしまうと、20年、30年といった長い期間で家計に負担がのしかかってきます。
住宅ローンの返済額は軽くなりづらい
住宅ローンの返済額はなかなか軽くなりません。というのも、返済額の負担が軽くなるためには一部繰り上げ返済か借入金利を下げる必要がありますが、簡単にはいかないからです。また、奥の手で返済条件の見直しという方法もありますが金融機関が応じてくれるかどうかは分かりません。
一部繰り上げ返済
一部繰り上げ返済については、家計のやりくりで返済のためのお金を作り出す必要があります。しかし、住宅ローンの返済の負担で苦しんでいるために、毎月の返済額を下げたい場合には、家計のやりくりが厳しいはずですから一部繰り上げ返済ができる資金を作り出すことがそもそも難しいはずです。
負担が重い住宅ローンを借りてしまうと、毎月の家計のやりくりが厳しく、一部繰り上げ返済のためのお金も貯められないという良くない状況に追い込まれる可能性があります。
借入金利を下げる
借入金利は全期間固定の条件で借りてないのであれば、変動金利でも一定期間の固定金利でも将来変化する可能性があります。借入金利は、歴史的に金利が低水準な局面で借り入れた場合、下がる可能性よりも上がる可能性の方が高くなります。
また、住宅ローンの借り換えをすれば借入金利が下がる場合もありますが、借り換えにも諸費用としてある程度のお金がかかるほか、借入金利が十分低い時に借りているのであれば借り換えではほとんど借入金利が下がらないことがあります。そのため、借り換えをしても借入金利がほとんど下がらず、諸費用で損をしてしまう場合もあります。
住宅ローンの返済が重いけれども、繰り上げ返済の資金は作れないからと借入金利を下げようと思ってもなかなか下げられない場合も多いです。
まとめ
- 住宅ローンは人生で長い付き合いになるため、家計の負担にならないような借り方をすることが大切です。
- 住宅ローンの返済額はなかなか下げることが難しいです。一時繰り上げ返済をするか借入金利を下げなければなりません。