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住宅ローンを夫婦で収入合算するならぎりぎりまで借りない

記事作成日:2018年3月30日
最終更新日:2022年7月13日

住宅ローンを夫婦で収入合算するならぎりぎりまで借りない

住宅ローンを借りる際に、夫婦の収入を合算して夫婦2人の名義で借りて住宅を購入する場合があります。夫婦で収入を合算することで合算した金額を基に住宅ローンを借りることができるため、高額の住宅ローンを借りられます。しかし、夫婦で住宅ローンを借りる場合には、借りられるぎりぎりまで住宅ローンを借りるのではなく、購入金額を抑えて余裕をもって住宅ローンを借りないと後で困ることがあります。

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夫婦の収入合算なら住宅ローンで多額の借り入れができる

夫婦で収入を合算して住宅ローンを借りると、基準となる収入金額が高くなるため、より多くの融資を受けられるようになります。そのため、高額な住宅(戸建て・マンション)も購入できてしまう場合があります。

夫だけの収入ではとても購入できないよう場合でも、夫婦で合算すれば2人分の収入が審査の基準となるため、買えるとわかると一生の買い物だからと、ついつい高額な住宅購入に踏み切ってしまうことがあります。

夫婦2人の収入合算でぎりぎりまで借りるといざという時困る

夫婦2人の収入を合算して住宅ローンを購入する場合には、夫婦2人の収入がずっとそのままとは限らないことに注意が必要になります。もちろん、夫だけ、妻だけで住宅ローンを借りる場合でも将来夫や妻の収入が変わる可能性があります。

しかし、夫か妻のどちらかだけの収入に基づいて住宅ローンを借りていた場合、借りていた人の収入が減少したり、働けなくなったりしても、残った夫か妻が働けば多少は収入を補うことができます。

夫婦2人の収入を合算してぎりぎりまでかりると、夫か妻どちらかの収入が減少してしまった場合、補ってくれる人がもういないのです。

妻の収入は変化する可能性が高いため注意が必要

夫婦2人の収入を合算して住宅ローンを借りる場合、妻の収入は変わる可能性が相対的に高いことに注意が必要です。特に出産や子育ての時期について注意が必要です。

日本では、出産・子育てをする場合、女性に負担がかかりやすく、今までと同じように女性が働き続けることができない場合があります。出産や子育てを機に働き方を変えて、転職する、責任が重くない仕事を担当する、勤務時間を減らす、などの対応を行う場合があります。

女性は出産や子育ての時期の前後で収入が減少する可能性が相対的に高くなることがあるため、住宅ローンを借りる場合には注意が必要なのです。

もちろん、男性、女性に関わらず収入が変化するリスクはあるため、ぎりぎりまで借りないようにしておくことは重要です。

離婚になってしまった場合も困る

住宅ローンを夫婦で借りると離婚になってしまった場合に大きな問題となります。夫か妻のどちらかが相手の住宅ローンを引き受けようとしても、夫婦2人の収入を合算してぎりぎりまで借りていると1人の収入では返済ができない場合があります。

もちろん、夫婦で住宅ローンを借りて家を買おうとするくらいですから、離婚するような間柄ではないかもしれませんが、人生何が起こるか分からないことに注意が必要です。

夫婦の収入を合算して住宅ローンを借りる場合は余裕をもって借りる

住宅ローンを夫婦で借りる場合には、余裕をもって住宅ローンを組む必要があります。合算した収入で借りられる限度ぎりぎりまで借りるのではなく、夫婦2人分ではなく1人分~1.5人分位の収入だと思うようにして、かつ借りられる限度ぎりぎりまでは借りないようにするのです。

住宅購入は一生に何度もある出来事ではないため、ついつい良いものを求めてしまいますが、夫婦の収入合算でぎりぎりまで借りると夫か妻どちらかの収入の変化ですぐに行き詰ってしまいます。

まとめ

  • 夫婦の収入を合算して住宅ローンを借りる場合には、借りられる限度額ぎりぎりまで借りないようにしましょう。
  • 夫か妻どちらかの収入が減少したら補える人がいないこと、女性の収入は出産・育児の時期に減少する可能性があること、離婚となってしまった場合に困ることが理由です。

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【住宅ローンを夫婦で収入合算するならぎりぎりまで借りないの記事は終わりです】

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