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フリーローンとカードローンの違い

記事作成日:2017年4月6日
最終更新日:2022年6月27日

フリーローンとカードローンの違い

フリーローンとカードローンの違いについてです。フリーローンもカードローンもお金を借りるローン商品で、借りたお金の使いみちも基本的に自由で同じなのですが、フリーローンは普通の融資と同じように最初の1回借りたら後は返済するだけであるのに対して、カードローンは借入金額の枠を設定するので利用限度額の範囲内で自由に借り入れが何度でもできるという違いがあります。なお、ここでは一般的な違いについて説明しますが、融資元によっては異なる取り扱いがある場合があります。

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フリーローンとは

フリーローンとは、銀行などの金融機関が取り扱っている個人向けのローン(融資)商品のことで、フリーとあるとおり資金用途(使いみち)が自由なローンです。ただし、通常は事業のための資金、投資のため資金としては使うことができないことになっています。

また、似たような商品に目的別ローンがありますが、フリーローンは資金用途が自由であるのに対して、目的別ローンは教育や自動車など特定の資金用途に使う目的で借りることになります。有担保型のフリーローンもあります。フリーローンは、普通の融資と同じで最初に借入金額の融資を受けて、後は返済を行うという形になります。

カードローンとは

カードローンとは、銀行などの預金取扱金融機関やクレジットカード会社、消費者金融会社などが取り扱っている個人向けのローン商品のことで、カードを作って融資を受けることに特徴があります。カードローン用のカードを使ってATMから借り入れを行います。

カードローンは最初に必要なお金を借りるというよりは、借り入れができる金額枠を設定し、その範囲内で借りるという形になります。後から追加借り入れをすることもできます。資金用途は基本的に自由ですが、通常は事業のための資金としては使えないことになっています。

フリーローンとカードローンの違い

フリーローンとカードローンの違いについてです。

フリーローンとカードローンの借りる方法の違い

フリーローンとカードローンの借りる方法に関する違いについてです。

お金を借りるか借りる枠を設定するかの違い

フリーローンは必要な金額を借りることになりますが、カードローンはお金を借りられる枠を設定することになります。フリーローンはお金が具体的に必要な時に借りますが、カードローンは借りる枠を設定したからと言って必ずしも借りなくてもそのままにしておいても良いのです。

お金を借りる方法の違い

フリーローンは一般的に最初に借りる金額が口座に振り込まれることになります。カードローンはカードを利用してATMでお金を借りることになります。

借りる回数の違い

フリーローンは一般的に1回の申し込みで最初に1度だけ必要なお金を借りるローンです。一方でカードローンは借金をすることができる利用限度額を設定するので、利用限度額の範囲であれば何回でも借りられます。

借りる時期の違い

フリーローンはお金が必要になったら最初に1度だけ借ります。しかし、カードローンは契約期間中であれば時期を問わず借りることができます。必要がない時は借りないでいておいて、必要になったら借りるということができるのです。

借りる金額の多さの違い

フリーローンは多くのお金を借りやすい傾向がある一方で、カードローンは思ったほど多くのお金を借りられないことがあります。カードローンは利用実績がなく、初めて借りるような場合は利用限度額が少ししか設定されない場合もあるからです。

借りる金額を自由に変えられるかの違い

フリーローンは最初に決められた金額を全額借りることになります。しかし、カードローンは利用限度額を全て使い切る必要はありません。極端な場合には、全く借りなくても良いのです。

担保提供の違い

フリーローンもカードローンも基本的に無担保で借りられますが、フリーローンは担保を提供する有担保型のフリーローンもあります。担保を提供する場合は、借入金額が多くなり、借入金利も下がることになります。

フリーローンとカードローンの金利の違い

一般的にフリーローンの方が審査は厳しく、借入金利が低くなる傾向があります。一方でカードローンは借入金利が高くなる傾向があります。ただし、借りる先や借り入れ状況によっても金利は大きく変わります。

フリーローンとカードローンの返し方の違い

フリーローンとカードローンの返し方に関する違いについてです。

返済金額が同じか変わるかの違い

フリーローンは最初にお金を借りて後は返済を続けていくだけになります。そのため、返済方法にもよりますが、通常は毎月一定の金額を返済していきます。カードローンは残高スライド方式のリボルビング払いで返済が行われる場合が多いため、残高のよって返済金額が変化します。また、追加借り入れを行うと返済金額が増える場合があります。

繰り上げ返済のしやすさの違い

カードローンはATMでお金を借りられるだけでなく、ATMで繰り上げ返済が出来てしまう場合があります。できないカードローンも多いのですが、ATMで繰り上げ返済ができる場合は非常に便利です。

フリーローンとカードローンの手数料の違い

フリーローンとカードローンの手数料の違いについてです。ただし、融資元によって色々な形があります。

借りる時の事務手数料の違い

フリーローンの場合には借りる時に事務手数料、事務取扱手数料などの名目で手数料が必要になる場合があります。発生しない場合もあります。一方でカードローンは借りる時に特別に手数料が必要になることは基本的にありません。

繰り上げ返済手数料の違い

フリーローンの場合、繰り上げ返済手数料は必要ないこともありますが、全額繰り上げ返済や一部繰り上げ返済をする場合に繰り上げ返済手数料が必要になる場合があります。一方でカードローンは繰り上げ返済を行う場合に特別に手数料が必要になることは基本的に無いことが多いです。

フリーローンとカードローンの審査の違い

フリーローンとカードローンの審査に関する違いについてです。

審査期間の違い

フリーローンとカードローンを比較するとカードローンの方が審査期間が短くお金を借りられるまでの期間が短いことが多いです。しかし、最近ではフリーローンもカードローン並みにスピーディーな審査を行ってくれる場合があります。

審査に必要な書類の違い

一般的にフリーローンは資金用途が自由であるものの借り入れの目的が問われることが多く、資金用途(借入用途・使いみち)を証明するための書類の提出を求められることが多くなっています。買おうと思っているものの見積書、契約書、パンフレット、請求書などです。

更にフリーローンは資金用途通りにお金が使われたかを確認するために、領収書や振り込み書などお金を使ったことを証明する書類を求められる場合があります。

フリーローンとカードローン共通して求められる書類もありますが、基本的にフリーローンの方が準備する書類が多くなります。

審査の通りやすさ・甘さの違い

あくまで傾向としてですが、一般的にフリーローンの方が審査は厳しく通りづらい一方で、カードローンは審査が通りやすく甘い傾向があります。

まずフリーローンは金額が大きくなりがちで、金利も低めであるため審査は厳しくなりやすいです。また、フリーローンは利用目的を申告する場合がありますが、希望額から減額されると目的を果たせないことがあり、希望額では審査が通らないような場合は希望額から減額して融資するよりも、融資そのものが謝絶されてしまう可能性があるのです。

一方でカードローンは金額が少なめで、金利も高いため審査は緩くなりやすいです。カードローンは希望金額の満額回答でない場合でも、減額で審査が通る場合があり、少額でも良いのであれば通りやすい傾向があります。

まとめ

  • フリーローンとカードローンの大きな違いは、フリーローンは最初の1回借りたら後は返済するだけであるのに対して、カードローンは借入金額の枠を設定するので利用限度額の範囲内で自由に何度でも借り入れができるということです。
  • 一般的にフリーローンの方が借りられる金額が多く、金利は低くなる傾向があり、カードローンは借りられる金額が相対的に少なく、金利は高くなる傾向があります。ただし借り入れ条件によっては当てはまらない場合もあります。

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【フリーローンとカードローンの違いの記事は終わりです】

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