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医療ローンの特徴やメリット・デメリットと注意点

記事作成日:2016年5月9日

公的医療保険制度があるため、保険が適用される医療行為の自己負担額はかなり抑えられていますが、医療保険が適用されない医療行為の医療費は高額となる傾向があります。医療費の支払いのために借りる医療ローン(メディカルローン、ビューティーローン、デンタルローン)は銀行などで借りると、カードローンよりは金利が低く借りられる傾向があります。

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医療ローン(メディカルローン)の特徴

医療ローン(メディカルローン)とは、がんなどの先進医療、不妊治療、出産費用、美容整形やインプラント・矯正・審美、レーシックなどの医療費の支払いのためのローンです。エステなどの美容関連費用の支払いにも利用できるローン(ビューティーローン)もあります。また歯の治療に関連したデンタルローンもあります。

医療ローン(メディカルローン)と名前がついていますが、お金の使い道(使途)が医療行為などに制限されているだけで、それ以外は普通のローンと大きな違いはありません。

医療ローンは大きく分けると、美容外科、歯科、眼科など医療行為を行う医療機関が紹介している信販会社などが提供する医療ローン(分割払い)と銀行や信用金庫などが提供している医療ローン(目的別ローン、目的の制限がないローン)に分かれます。また、医療費を支払うために医療ローンではなく、カードローン・キャッシングを利用することもできます。医療機関が紹介する医療ローンやカードローン・キャッシングは金利が高い傾向があり、銀行や信用金庫などが提供する医療ローンは金利が低い傾向があります。

医療ローンを利用するメリット

お金が無くても医療行為を受けられる

医療ローンを利用することができれば、まとまったお金が無くても医療行為を受けることができます。特に命にかかわるような病気の治療の場合(先進医療など)には、お金が貯まるまで医療行為を受けることができないのであれば人命に関わってくるため、医療ローンはとてもありがたいものになります。タイミングを逃さず医療行為をうけることはとても良いことです。

また、美容成形やインプラント、レーシックなども、人によっては人生を変えてしまうほどの好影響をもたらす場合があります。美容整形などで解決できる問題を悩んでいる場合、医療行為を受けるためにお金を借りたとしても、借りた以上の効果が得られる場合があります。

医療ローンを利用するデメリット

審査があり時間や手間がかかる

医療ローンはローンなので、返済できる見込みがなければ借りることができません。そのため、医療ローンを借りる場合には、審査があり審査の結果、借りられない場合もあります。また、審査のため借入目的を示す書類などを揃える必要があるため手間がかかるほか、審査に時間がかかる場合があります。医療ローンが借りられるまでの間は自己負担をしなければいけなくなる場合があります。

医療機関が変更しづらくなる

医療機関が紹介する医療ローンを借りた場合、医療機関の治療方針に疑問を持った場合や医療機関への信頼が揺らいだ場合に医療機関を変更することが事実上難しくなってしまう場合があります。

家計を圧迫してしまう場合がある

医療ローンを借りないといけないような場合、医療費が高額である場合が多く、手元のお金も少ないため、医療ローンを借りることによって毎月の返済金額が家計を圧迫してしまう場合があります。命や健康に直接かかわる場合には、家計の状態に気にしている余裕はないかもしれませんが、美容整形などの場合には本当に今必要なのか再検討をした方が良い場合もあります。

高額の支払いをしてしまう

医療ローンを借りることで、お金が無くても医療行為を受けることができるため、ついついあれもこれもとなってしまう場合があります。人命に関わるがんの先進医療ではやむを得ませんが、美容整形の場合は医療ローンがあることによって必要以上に高額の支払いをしてしまうことがあるので注意しましょう。

金利が高い場合がある

美容整形などのために借りる医療ローンで、医療機関が紹介するものは金利が高い場合があります。医療機関で勧められるまま医療ローンを借りてしまった場合には、十分な比較ができないまま借りてしまうことがあり、後で金利の高さを後悔してしまう場合があります。

医療ローンを利用する時の注意点

金利は高くないか

整形外科での美容成形手術、歯科での保険適用でないインプラント治療、眼科でのレーシック手術などでは、医療機関で勧められるまま医療ローン(メディカルローン、分割払い)を借りることがあります。医療機関が紹介する医療ローンは信販会社が提供しているものが中心で、銀行の医療ローンと比べると審査に通りやすい傾向がある一方で、金利が高い場合があります。

治療をお願いしている医療機関が勧める医療ローンは断りづらい部分があるかもしれませんが、医療行為が目的であってもお金を借りる場合には、金利を比較して負担を減らすようにしなければいけません。

自治体の助成金や提携ローンが利用できないか

がんの先進医療などに対して自治体が助成金など何らかの補助を行っている場合があります。住んでいる自治体の医療支援制度について調べておいて、何らかの補助が得られないか確認してみましょう。

また、医療ローンの中には、銀行と自治体や医療機関が連携して提供されているものがあります。自治体が協力している医療ローンを借りる場合には、利子補給を受けることができる場合があります。

がんなどの先進医療は自費負担となるため、医療費が高額となってしまう場合がありますが、自治体が何らかの支援を行っている場合があり、助成金や利子補給を受けることでローンの負担を減らすことができます。

そもそも必要なのか

場合によっては生命に関わる病気の治療行為である先進医療などの必要性は高いといえますが、整形外科での美容成形手術、歯科での保険適用でないインプラント治療、眼科でのレーシック手術などは緊急性・必要性が高くない場合があり、本当に必要かどうか冷静になって考える必要があります。

もちろん、美容整形やインプラント、レーシックなどによって、人生の満足度が高まる可能性があり、一概に問題があるという訳ではありませんが、前のめりになってしまって必要性を十分に考えずローンを借りてしまう場合があります。

十分にお金があって美容整形やインプラント、レーシックなどを受けるのであればお金の使い道の問題にすぎませんが、お金が無くてローンを組まないと美容整形やインプラント、レーシックなどを受けることができないならば、ローンを借りる前に、必要性を冷静に考えてみてはいかがでしょうか。

保険適用できる治療行為はないか

美容整形やインプラントは保険が適用されない自由診療となるものが多いですが、例外的に治療として必要性がある医療行為は保険適用となる場合があります。自由診療で自費負担の医療行為を選択する前に、保険適用できる医療行為はないか複数の医師に相談することも有効です。

カードローンではなく目的別ローンを

医療行為のためにお金を借りたいという場合には、原則としてカードローンではなく、銀行などが提供している医療ローンなどの目的別ローンを選ぶべきです。医療ローンなど特別の目的のためのローンはカードローンなどよりも金利が低く設定されていることが多く、返済の負担が軽いためです。

借りやすいからとカードローンやキャッシングで医療費を借りてしまうと、金利負担が家計を圧迫してしまう場合があります。医療ローンは、利用目的を示した書類などカードローンを借りる時よりも必要な書類が多く、審査の期間も長くなりがちですが、努力や手間に見合った低金利になるので、カードローンではなく目的別のローンを選ぶようにしましょう。金融機関によっては目的を定めないフリーローンを医療費に使えるとして宣伝している場合があります。

返済は可能か

命や健康にかかわる病気の治療行為に必要な場合には細かいことを気にしていられないかもしれませんが、特に美容整形などどちらかと言えば緊急性や必要性がそれほど高くない医療ローンを借りる場合には、返済が可能なのか十分検討することが必要です。返す当てがないのに医療ローンを借りてしまうと、悲惨な状況に追い込まれてしまう場合があります。

まとめ

  • 医療費の支払いが難しい場合、医療ローンを利用することでタイミングを逃さず適切な時期に医療行為を受けることができるようになります。
  • 医療ローンを借りる場合には、そもそも医療行為を受ける必要性について冷静に考えることが必要です。また、銀行や信用金庫などが提供している目的別の医療ローンなど低金利のローンが借りられないか検討することが重要です。

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【医療ローンの特徴やメリット・デメリットと注意点の記事は終わりです】

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