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残価設定型自動車ローンの注意点:短期間の買い替え・下取り

記事作成日:2017年11月6日

残価設定型自動車ローンを借りる場合には、短期間での自動車の買い替え・乗り換えを繰り返してしまう可能性がある点に注意が必要です。残価設定型ローンの返済の最終回の時点で買い替え(乗り換え)を選ぶと、3年あるいは5年で車を買い替え・乗り換えすることになりますが、乗用車の平均使用年数よりもかなり短い期間での買い替え・乗り換えとなってしまいます。

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買い替え(乗換え)を選ぶと短期間での買い替えに

乗用車の平均使用年数よりも残価設定型ローンの期間は短い

残価設定型自動車ローンを借りた場合に注意が必要なのは返済の最終回時点で買い替え(乗換え)を選ぶと、3年あるいは5年などの短期間で車を買い替えることになるということです。内閣府の消費動向調査平成29年3月調査によると、乗用車の平均使用年数は9年となっています。

残価設定型ローンは3~5年程度の期間で契約することが多いと考えられますが、もし最終回の時点で買い替えを選ぶと平均よりも大幅に短い期間での買い替えになります。新車を購入する場合にまた自動車ローンを借りる場合には、車の下取り相当額により残価分の支払いが免除され、新たな自動車ローンが始まることになります。

自動車ローンの金額がそれほど変わらないように設定すれば、ローン返済の負担が変わらず新車に乗換えることができるため、負担が増えないで新車を購入できたと考えてしまうかもしれません。しかし、とても贅沢な乗り換えをしていることになるのです。

下取りも短期間で自動車の利用をやめてしまいもったいない

残価設定型ローンでは、最終回の時点で車の返却(下取り)を選ぶこともできますが、買い替えと似たような問題が発生します。もう自動車に乗ることはないからという理由で手放すのであれば別ですが、また別の車を購入する予定がある場合には、結局短期間で自動車を手放して、平均よりも短い期間で買い替えてしまうことになりかねません。

例えば200万円の車を3年間だけ利用して手放すのと(しばらくして別の車を新たに購入)、10年間利用して手放すのでは1年当たりの自動車本体に支払う金額が変わってきます。

できるだけ長く使って、買い替えサイクルを長期化させることが節約につながります。

買い替えや下取りでは走行距離で制約も

残価設定型ローンでは、一定の利用条件下における残価が設定されます。そのため、想定された利用条件よりもたくさん乗り走行距離が伸びた場合、キズ・痛みが目立つ場合などは想定された条件を満たさず、追加で料金を支払わないと買い替えや下取りに応じてもらえないことがあります。

一括返済か再分割だと普通のローンの方が得な場合も

残価設定ローンは最終回の時点で残価分の残債を一括で返済してしまうか、残価分の残債に対して再度自動車ローンを借りる形で再分割して返済することができるようになっています(条件によっては困難な場合もあります)。

同じ金利なら利息は残価設定型ローン>通常のローン

残価設定型は残価にも利息が発生し残価がある分残高の減りが遅い

残価設定ローンは、残価分の返済が免除されているわけではなく、最終回にまとめて残されているため、残価を設定しないローンの方が毎月の残高が早く減っていきます。そのため、同じ金利なら、残価を設定しないローンの方が、残価を設定するローンよりも利息負担が少なくなります。

長く自動車に乗るなら残価設定でないローンの方が利息負担は少ない

購入した自動車を長く乗るつもりであるならば、同じ金利なら残価設定型ローンではなく通常の自動車ローンを選んだ方が利息負担は少なくなることがあります。

ただし、残価設定型ローンは販売促進のためキャンペーン金利、優遇金利が設定されている場合があり、ディーラーが取り扱っている普通の自動車ローンよりも低金利に抑えられていることがあります。その場合は、最終的な支払総額はどちらが多くなるか吟味が必要になります。

自動車ローンの金利はディーラーよりも銀行などの方が低い場合も

自動車販売店(ディーラー)が取り扱う自動車ローンは、購入の手続きがスムーズで便利なのですが、銀行などの金融機関が提供している自動車ローンよりも金利が高い場合があります。

ディーラーの普通の自動車ローンよりも残価設定型ローンの金利が低い場合、魅力的に見えてしまう場合もありますが、銀行などの金融機関で低金利の自動車ローンを提供している場合には、手続き・手間が面倒だと思っても金融機関で自動車ローンを借りた方が結果的に得になることもあります。

自動車は頻繁な買い替え・乗り換えをやめて長く乗ると節約に

自動車は短期間で買い替え・乗り換えをすると自動車本体に支払う1年当たりの金額が多くなるため負担が大きくなります。自動車関係費用を節約するためには、買い替え・乗り換えをなるべくしないようにして、同じ自動車に長く乗ることが大切なのです。

しかし、残価設定型の自動車ローンでは、短期間での買い替え・乗り換えに誘導するような仕組みになっているため、最終回の支払いでつい新車に買い替え・乗り換えしてしまうことがあるのです。

日本では2017年3月の調査では乗用車の平均使用年数は9年になっているため9年前後は最低限でも乗り続けるという気持ちで自動車を使うことが節約につながります。残価設定型ローンの借入期間となる3年から5年程度で買い替え・乗り換えを行うのは早すぎるのです。

まとめ

  • 残価設定型自動車ローンを借りた場合に注意が必要なのは返済の最終回時点で買い替え(乗り換え)を選ぶと、3年あるいは5年で車を買い替え・乗り換えすることになりますが、乗用車の平均使用年数(2017年3月の内閣府の消費動向調査によると9年)よりも短期間であるということです。
  • 短期間で自動車を買い替え・乗り換えすると、自動車本体に支払う1年当たりの金額が多くなるため、自動車に対する支出が膨らんでしまいます。なるべく長く乗り続ける方が節約につながります。

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【残価設定型自動車ローンの注意点:短期間の買い替え・下取りの記事は終わりです】

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