30代の借金の返し方と借金をしないための考え方
記事作成日:2016年10月9日
30代の借金の返し方と借金をしないための考え方です。30代では収入が増える人も多いですが、支出も一緒に増えることが多いです。収入と支出が増えるので、家計の収支があまり改善せず、借金が思うように減っていかないことがあります。また、20代とは違って転職で収入を増やすことも難しくなるので、支出を抑えていくことが重要になっていきます。
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30代は収入が増えても支出も増えて収支が悪化しやすい
30代でも20代と同様に普通に働いていればある程度収入が増えていくことが多いのですが、30代にもなると結婚・出産を通じて家族が増えることで支出が増加しやすく、家計の収支が悪化しやすくなります。
また、独身であっても収入の増加に伴って、贅沢をしたり、生活水準を上げてしまったりして、支出が増加してしまって、ほとんど余裕がない場合もあります。
30代では支出を増やさず支出を抑えることが大切
30代になると収入が増えていく人は増えていきますが、なかなか伸びない人も出てきます。収入を増やす手段としては、残業を増やしたり、副業を始めたりすることが考えられますが、収入面だけではなく、支出面での対策も重要になってきます。
30代はなにかと支出が増えやすい時期なので、支出を増やさないようにして、固定費などを中心に支出を減らしていくことが借金返済の近道になります。
収入が増えたから生活水準を上げるというのも問題ですが、収入が増えなくても年齢が増えることで周りにつられて贅沢をしたり、生活水準を上げたりしてしまうことがあります。
30代からの転職は慎重に
30代になると転職を取り巻く環境が20代とは変わってきます。業種・職種を跨ぐような転職は難しくなってきてしまいますし、収入減につながることも多くなってしまいます。また、実務経験が重要となるので、希望するような仕事内容での転職ができない場合も増えてきます。そのうち仕事が見つかるだろうと思って、転職先を決めないまま退職をしてしまうと、いつまでたっても転職先を見つけられず、お金が厳しくなってきてしまうことがあります。
転職に失敗してしまうと貧困に直結してしまいますし、転職で収入が減少すると家計が苦しくなり借金に手を出してしまうこともあります。現在の仕事に不満があっても、30代になると転職が難しくなるので、転職活動は慎重に行わなければいけません。
30代で転職で収入アップを狙うのは20代の時よりも難しくなります。給与水準が低めの業種にいるような場合、規模が小さい会社で給与水準が低いような場合など、平均的な水準よりも収入が少ない場合でないと、転職で収入を上げるのは難しくなります。
30代の借金と対策
30代では独身の場合、生活費が足りないから、遊ぶためのお金が必要だから、自動車や家具・家電製品など高額な商品を購入したいから、旅行やレジャーのお金が足りないからということで借金を借りる場合が多くなります。必要に駆られてというよりは、娯楽・趣味的な要素が強い場合もあるので、お金が無いのであれば、自分が持っているお金の範囲内で楽しめるような過ごし方をできるようにすることが重要です。
結婚して家族がいるような場合には、30代で借金をする場合、住宅購入に伴う住宅ローンが圧倒的に多くなります。そのほか、自動車や家具・家電製品など高額な商品を購入する場合に借金をすることがあります。住宅購入は一生に一度の買い物なので、我慢や妥協はあまりしたくないと思うかもしれませんが、一生に一度の買い物だからこそ無理してしまうと家計への影響が大きくなってしまいます。
住宅購入でも我慢や妥協も大切なので、上を見過ぎないことが大切です。また、自動車や家具・家電製品を借金してまで購入しようとする場合は、必要性について買う前によく考えましょう。どうしても必要ならば、なるべく安く済ませられないか、グレードを下げられないか考えましょう。
30代で家族がいる場合は支出増加に注意
結婚してパートナーがいる、子どもがいるというような場合は、30代以降支出が増えやすいので注意が必要です。家族が増えれば部屋が手狭になってより広い家に引っ越すような場合も出てきますし、子どもが成長すれば教育費などの負担が増えてきます。家族が増えると支出も増えるので、独身の頃とは家計の状況が大きく変わり支出の増加に収入が追い付かないことがあります。
特に子ども関連の支出は30代から50代にかけてどんどんと増えていくことが多いので、支出が膨らみ過ぎないように絶えず家計の見直しを行うことが重要になります。
生活費や子どもの教育費が足りないからと借金に手を出してしまうと、利息の負担が増えてしまうため、ますます家計の収支が悪化してしまうことがあります。
30代では特に住宅購入と子どもの教育が分かれ道
30代で重要なイベントになりやすいのが住宅購入と子どもの教育です。結婚した人は30代で住宅購入に踏み切ることが多いですし、独身であっても男性は30代で家を購入することがあります。
30代はまだ収入が増えている人も多く、仕事が安定していると、つい無理をしたり、背伸びをしたりして、身の丈以上の住宅購入をしてしまい、多額の住宅ローンを抱えてしまうことがあります。毎月の返済や賞与での返済で家計の収支が苦しくなってしまうと、生活費が足りなくなってしまい借金をしてしまうことがあります。
子どもの教育費も借金につながりやすい重要な支出です。子どもへの教育は子どもの将来につながるものなので安易には削れず、聖域化しやすいですが、習い事や塾、私立の学校などで教育費が膨らんでしまうと、生活費が足りなくなったり、教育費が払えなくなったりします。結果的に高校や大学に進学できなくなってしまったり、私立の学校を中退して公立の学校に転校しなければいけなくなったりすると、子どもにつらい思いをさせてしまうことになります。
重要なライフイベントを踏まえながら、長期間の収支の予測表、ライフプランを作ってお金の支払いに無理がないか考えることが大切です。
まとめ
- 30代になると収入は増加しますが、結婚・出産などによって支出が増加することも多く、家計の収支のバランスが崩れやすいので、支出を抑えることで返済を進めていくことが大切です。
- 30代では住宅購入や子どもの教育の選択を誤ると支出が膨らんでしまって40代や50代で苦しむことがあるため、将来のライフプランを考えて、慎重に選択することが大切です。