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60代の借金の返し方と借金をしないための考え方

記事作成日:2016年10月10日

60代の借金の返し方と借金をしないための考え方についてです。60代になると現役を引退して年金生活に入る時期ですが、借金が残っていると家計が苦しくなってしまうため、出来るだけ早く借金を返すことが重要になります。50代以前の借金が残っている場合にはできるだけ前倒しで返済をするようにし、60代では新たな借金をしないようにすることが大切です。

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60代の借金は50代までの借金が残っている場合が多い

60代で借金を抱えている場合の多くは50代までで借りた借金が残っている場合です。典型的なのが住宅ローンです。住宅ローンを35年返済にして繰り上げ返済を一切してこなければ25歳以降に借りると60代でも借金が残ることになります。

住宅ローンは30代以降に借りることが多いため60代でも住宅ローンが残っているという人は多いはずです。また、50代で生活費や教育費が苦しくて借金をしたというような場合も60代で借金が残っていることがあります。

60代以降の借金は審査がより厳しくなる

多くの場合、60代以降は借金の審査が厳しくなります。60代は定年を迎える時期であり、働くことによる収入が大幅に減る人や無くなる人が出てきますし、健康面から働くことに制限がかかり収入が減少する人も増えてきます。

しかし、60代でも収入があればカードローンやキャッシングで新たに借り入れをすることができるため、60代であっても生活費が足りないなどの理由で新たに借金をする人もいます。

50代以前の借金が残っている場合は早く返済する

60代で借金が残っているということは、ほとんど貯金がないということでもあり、一刻も早く借金を返済をすることが重要になります。借金を抱えたまま60代を迎えてしまうと老後の資金をほとんど準備できないまま定年退職を迎えてしまうことになります。

収入を少しでも増やす工夫をするだけでなく、生活を徹底的に見直して支出を切り詰めていくことが重要です。

借金返済のため少しでも長い期間働く

60代で借金を抱えている場合には少しでも長い期間働くようにすると返済が進みます。定年後も継続して働けるような制度がある場合は利用する、どうしても退職をせざるを得なければ再就職先を探すなどして働き先を確保することが大切です。ただし、健康・体調次第の面があるので無理は禁物です。

働く期間が長くなるほど収入を増やすことができるため、借金返済や生活費の確保が楽になります。

60代での新規の借り入れは控える

余程特殊な事情がない限り60代以降で新たな借金をするのは控えるようにしましょう。例えば医療費が支払えないなど人命や健康にかかわる場合の借り入れは止むを得ない場合もありますが、他に資金を集める手段がないかよく検討しましょう。60代以降は働くことによる収入が減少しやすく、返済の目途が立たなくなってしまうことがあるため、新規の借り入れは控えることが賢明です。

退職金を見込んで借り入れをするような場合もありますが、借金をしたらその分返済で退職金が減ってしまいます。

退職金で住宅ローンの借金を返済をすべきか

人によっては50代でまとまった退職金を得ていることがありますが、60代ではまとまった退職金が手に入ることがあります。退職金の使い方の1つとして問題になるのが、住宅ローンなどを退職金で完済してしまうかどうかという点です。

利息がもったいないという考え方で、退職金で住宅ローンを完済してしまうことがありますが、急いで結論を出さない方がいい場合もあります。住宅ローンを完済すると手元にほとんど現金が残らない場合や、返済している人の健康状態に不安がある場合は特に注意が必要です。住宅ローンを完済して手元に現金がなくなってしまうと、いざという時にお金が必要になったら困ってしまいます。また住宅ローンを完済すると団体信用生命保険が無くなります。

退職金で住宅ローンを完済する場合は、住宅ローンの利息や家族・家計の状況を見返してみて急いで完済すべきかどうか慎重に検討しましょう。借金の返済期限が来ていないのであれば、期限の利益があるため、敢えて期限の利益を放棄して前倒しで返済した方がいいか冷静に考えましょう。

まとめ

  • 60代では50代以前の借金が残っている場合があるほか、60代で新たに借金をする場合があります。
  • 60代で50代以前の借金が残っている場合は、働く期間を長くして収入を確保するか支出を切り詰めて急いで返していきましょう。また、60代で新たに借金をするのはなるべく控えましょう。

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【60代の借金の返し方と借金をしないための考え方の記事は終わりです】

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