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借り換えで金利低下を狙うなら借り入れ件数を減らす

記事作成日:2016年9月27日
最終更新日:2023年7月28日

借り換えで金利低下を狙うなら借り入れ件数を減らす

借金返済を進めていくためにより金利が低いローンに借り換えることはとても重要です。属性や借金の状況によっては借り換えがなかなか難しい場合もありますが、借金返済を早く進めていくためには、少しでも金利が低い借金に借り換えて、利息負担を減らして、減った利息の分を返済に回すことが重要になります。今、複数の借り入れ件数があるのであれば件数自体を減らして、借金をまとめていくことも重要です。

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借金返済する順番の鉄則は金利が高いものから

複数の借り入れがある場合の借金返済の鉄則は金利が高いものから返していくということです。金利が年率で10%のローンが100万円、金利が年率8%のローンが50万円ある場合、10万円繰り上げ返済をするのであれば、10%の100万円のローンから返していくのが原則です。金利が高いローンを返すことでその分利息負担が軽くなるからです。金利が低いローンから先に返してしまうと、利息の負担があまり軽くならないので、返済のペースが遅れてしまうのです。

借り換えを目指すなら借入件数を減らすことも意識

金利が高い借金から返していくということが借金返済の原則ですが、残高が少ない借金がある場合、借り入れ件数を減らすために優先的に返す選択肢もあります。借金の件数が減ると管理が楽になりますし、借り換えがしやすくなる場合があるためです。

借り入れ件数が多いこと自体が悪い印象

同じ借金をしている場合でも、150万円の借金を抱えている場合と、50万円の借金を3つ抱えていて合計で150万円で借りている場合、金融機関から見た時に50万円の借金を3つ抱えている場合の方が印象が悪い場合があります。

借り入れ件数が多いということは、よりお金に困っている印象を受けやすい、無計画に次々と借りてしまったように見えてしまう、自転車操業で四苦八苦しているようにみえる、返済先が多いので毎月の返済額も膨らみやすく延滞しやすそうに見えるといったような理由から、敬遠されてしまうことがあるのです。逆に借金の残高が多いものの1件だけということは、1つの金融機関から多額の借り入れができる程度には信用があると考えることもできます。

一般的には借り入れ件数が3件程度までなら何とかなりそうな印象ですが、4件以上になると悪い印象がより強くなると考えておいた方がいいでしょう。

借り換えを狙うなら借り入れ件数を減らすことも有効

より金利が低いという好条件での借り換えを狙うなら、借り入れ件数は少ない方が良いです。同じ借金の額でも借り入れ件数が少ないと管理が楽ですし、印象がそれほど悪くならないことがあります。審査基準は金融機関によって異なりますが、借り入れ件数は少なければ少ないほど良いのが一般的ですので、借り入れ件数が少ないほど借り換えの審査に通りやすくなりますし、金利の条件も良くなる可能性があります。そのため、複数の借り入れがある場合で、完済に近いような残高が少ないものがあるなら、金利が低くても先に優先して返すことで、より低い金利の借金に借り換えることができて結果的に完済が近づく場合があります。

完済が近いものを先に返済するのも選択肢

例えば、金利が年率で15%のローンが100万円、金利が年率で10%のローンが10万円、金利が年率で12%のローンが40万円ある場合、原則としては15%の金利が高いローンの返済を優先すべきですが、10%のローンの残高は10万円なので先に繰り上げ返済をすると借り入れ件数が3件から2件に減ります。管理が楽になりますし、1件でも完済できるというのは励みにもなります。

特に多重債務で借り入れ件数が4件以上ある場合、完済が近いローンを優先して返済し、借り換え件数を減らした上で、金利低下のために借り換えを狙うことが、効果的な場合もあります。早めに借り換えができれば最終的な総返済金額を結果的に押さえることができる場合もあります。

まとめ

  • 借金は金利が高いものから優先的に返済することが原則です。
  • ただし、借り入れ件数が多い場合、残高が低いものから完済することで管理の手間を減らすことができるほか、励みにもなります。また、借り換え件数を減らすことで、借り換えの審査が通りやすくなることも考えられます。

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【借り換えで金利低下を狙うなら借り入れ件数を減らすの記事は終わりです】

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