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借金の返済用口座は1つにまとめる

記事作成日:2016年12月7日
最終更新日:2023年6月30日

借金の返済用口座は1つにまとめる

借金返済の口座がバラバラになっている場合には、1つの口座にまとめると便利で、返済がしやすくなります。返済口座がバラバラのままだと入金や残高のチェックが大変なのはもちろんですが、ミスをしてしまって引き落としができなくなってしまったり、精神的に疲れてしまったりすることがあります。返済用口座は固定費の支払口座とまとめて1つにすると管理が楽になり、とても便利です。

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返済用口座がいくつもあると管理が大変

クレジットカード、キャッシング、カードローン、分割払いなどで複数の借金を抱えている時に、支払い用の口座がバラバラで複数あると管理が大変になってしまう場合があります。

入金を忘れてしまう恐れがある

クレジットカード、キャッシング、カードローン、分割払いなどは口座から引き落としで支払うことも多いと思いますが、口座から引き落とす以外にもATMで入金して返済するような場合があります。また、家賃や駐車場の料金など各種支払いは毎月定期的に振り込みを行うような場合があります。

借金に限らず、毎月の支払いを行うものはたくさんありますが、借金返済用の口座が増えていくとと管理が大変になってしまい、返済のための入金を忘れてしまう恐れがあります。たくさんあるとどうしても忘れてしまうことがあるのです。

残高不足となるミスをする恐れが高まる

返済用の口座がたくさんあると入金を忘れなかったとしても、入金額が足りずに残高不足となってしまうミスをしてしまう恐れがあります。複数の口座で支払いをしていて、固定費の支払いと借金返済の支払いがバラバラになっていると、次の入金までに必要な金額の計算を間違えてしまったり、入金額を間違えてしまったりして、残高不足になってしまう危険性が高まります。特にお金に余裕がなく、ぎりぎりの残高でやりくりしている場合が、ちょっとしたミスで残高不足となる恐れがあります。

電気代・ガス代・水道代などの光熱水道費の支払いや、固定電話料金・携帯電話料金などの通信費の支払い、家賃や駐車場代の支払いなどと借金の返済の引き落とし口座が複数に分散している場合、それぞれの口座で次にお金を入金するまでに残高不足にならないか慎重に確認する必要があります。

固定費の支払いが続いて借金の返済の時には残高が足りなかったということや、借金の返済で残高が無くなってしまい固定費の支払いができなかったということが起こらないようにすることが重要です。

入金に時間やお金がかかる

給料を受け取る口座以外に借金返済や各種支払い用の口座が複数あると毎月の入金に時間やお金がかかってしまうことがあります。毎月定期的に、給料を受け取る口座からお金を出金して、返済用口座に入金することになります。

利用している金融機関のATMの数が減っている場合もありますし、ATMの手数料などが発生してしまう場合があります。自宅や職場から近い同じ1つのコンビニなどのATMで複数の金融機関の口座を利用手数料無料で入出金ができれば問題ないかもしれませんが、ATMの場所がばらけていたり、手数料が無料とならない場合は手間や時間がかかってしまう場合があります。手数料が無料になるような場所・時間で入金や出金を行わなければならなくなり、面倒になってしまうこともあります。

精神的に疲れてしまう

借金返済をしている間は残高不足になっていないかとても心配になることがあります。心配性の人は残高が足りないかよく気になってしまうことがありますが、口座がたくさんあるとその分だけ心配が増えてしまいます。口座が1つだけならその1つの口座だけしっかりと見張っていればいいですが、3つも4つも口座があると心配しなければいけないことが増えてしまい、精神的に疲れてしまうことがあります。

借金返済用の口座を1つにまとめるメリット

借金返済用の口座が複数あると管理が大変なので、1つにまとめると便利になります。

管理が楽になる

借金返済用の口座を1つにまとめると管理が楽になります。1つの預金口座であれば、入金や残高チェックは1回で済みます。いくつものATMを回る必要が無くなります。入金漏れを防ぐために、給与の受取口座を返済用口座と同じにしてしまうことも考えられます。

残高に余裕を持たせやすい

返済用口座には引き落としが行われる金額を入金しておけばよいのですが、何かの事情で一時的に入金できないような場合や引き落としが多くなってしまう場合、入金を忘れてしまうよう場合などの非常時に備えて、ある程度ゆとりを持たせてお金を入金しておくことも多いと思います。

もし、返済用口座が複数になっていると、複数の口座に残高のゆとりを持たせることは難しくなります。しかし、口座が1つだけであれば、家計にゆとりがなくてもお金を集中させられるため、残高にゆとりを持たせやすくなります。

借り換えやおまとめの際は口座がまとめられるかも考える

借金の中には返済用の引き落とし口座が特定の金融機関の口座でなければならないような場合があります。返済口座の金融機関が決まっているような場合、返済用の口座を1つにまとめることが難しい場合があります。

もし、ローンの借り換えやおまとめローンを考えているような場合には、返済用口座が1つにまとめられるかも判断材料として考慮することが重要です。また、借金の返済だけでなく、固定費の支払いもまとめてしまうと管理が楽なので、固定費の支払いとまとめる場合には、固定費の支払いと借金の返済がまとめられる金融機関かも確認して、借り換えやおまとめをすることが大切です。

借金返済を口座引き落としで行う時の注意点

口座引き落としは便利なのですが、返済用のお金があっても引き落とし日まで返済が行われない点に注意が必要です。一部の借金では口座引き落とし以外にATMからの入金などでも返済できる場合があります。もし今月分の返済用のお金が既に手元にあるなら、一刻も早く返済した方が早く返済した日数分だけ利息が発生しなくなります。

例えば簡易的に計算して年率12%だとすると、借入残高の元本を1万円返済する場合、元本1万円当たりの1か月の利息は10,000万円×12%/12=100円となりますが、1か月が30日とすると、100円÷30日≒3.3円が返済元本1日当たりの利息になります(簡易計算なので厳密には異なる場合があります)。3日早く返済できれば3.3円×3日≒10円だけ利息が発生することを防ぐことができます。

一見少額に見えますが、元本が多くなるほど、早く返済する日数が長くなるほど、早く返済する回数が多くなるほどもっと多くの利息の発生を防ぐことができますので、長く続けているとかなり大きな金額になります。

ATMからの入金などで早めに返済できる場合は返済してしまう

毎月の借金の返済が口座引き落としとなっている場合でも、引き落とし日より前にATMなどで返済ができることがあります。返済日までATMなどでの入金がなかった場合に口座引き落としが行われるような場合です。

口座引き落としでも、事前のATMの入金でも、毎月の返済とみなされる場合には、返済用口座にお金を入れて返済日を待つのではなく、お金が準備でき次第ATMなどで入金するようにして、利息が少しでも少なくなるようにすることが大切です。

まとめ

  • 借金返済の支払いを行う口座が複数ある場合、できるだけ口座を1つにまとめるようにすることが重要です。
  • 返済用の口座を1つにまとめることで管理が楽になり、返済でミスをする可能性などを減らすことができます。

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【借金の返済用口座は1つにまとめるの記事は終わりです】

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