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借金返済時は貯金や投資をすべきか

記事作成日:2015年5月10日
最終更新日:2023年10月25日

借金返済時は貯金や投資をすべきか

借金の返済を続けている時に貯金や投資・資産運用をするべきかどうかについてです。借金返済時は貯金や投資の余裕はないのが普通ですが、最低限の貯金がないといざという時困りますし、借りている金利が非常に低い場合には返済を続けながら投資を行うことが金銭面で有利になる場合も考えられます。ただし、投資については、借金を返すということはその借入金利分の利息を支払わなくて済むということになり、多くの場合借金の金利はとても高いため、投資よりも借金返済を優先した方がいいということになります。

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最低限の貯金は確保

借金の返済をしている間でもいざという時のために最低限の貯金があった方が安心できます。ただし、借金をしていると利息を負担しなければいけないため、一刻も早く借金を残高を減らしていくことが重要です。借金返済をしている間は、奨学金や住宅ローンなど金利が低い借金の返済の場合を除いて、多額の貯金をすることを目指すより、最低限の貯金を確保した上で、借金返済を優先すべきだと考えられます。

金利が高い借金の場合

クレジットカードの分割払い、リボ払い、キャッシング、カードローンなどの借金の金利は10%を超えている場合も多いです。そのため、多額の貯金をするくらいなら、借金の返済に回した方が良いと考えられます。

ただし、いざという時のための備えが全くないことも問題なので、緊急時、非常時のためのお金として最低限の貯金しておくのが良いと考えられます。家計の状況によって最低限確保すべき貯金額は異なりますが、少なくとも10~20万円あると最低限の備えにはなると考えられます。家計に余裕がほとんどない場合、少しでもいいのでいざという時のためのお金を残しておくことが望ましいです。

また、カードローンやキャッシングの場合は、返済分は限度額を減らさなければ再度借り入れができるため、出来る限り返済してしまって、いざという時は借りるという割り切った考え方もあります。

再度借りなければ金利は発生しないので、何も起きなければ貯金よりぎりぎりまで返済するということがお得になりますが、借入枠よりも実際に貯金があった方が安心できること、いつでもまた借りられるという心理状態があまりよくないこと、借入枠は突然減額される場合があることなどから、積極的なお勧めはできません。

金利が低い借金の場合

借りている金利が低い場合は、繰り上げ返済をしないで、100万、200万という単位の貯金を作っても良い場合があります。金利が低い借金は奨学金や住宅ローンが想定されますが、再度借り入れるということを想定する借金ではないため、予想外の多額の支出に備えておくことは望ましいと考えられます。ある程度手元にまとまったお金があった方が様々な事態に対応できます。

逆に、積極的な繰り上げ返済で手元のお金を減らしてしまうことで、家計のゆとりをなくしてしまう危険性もあります。金利による利息負担がもったいないのは確かですが、手元にある程度まとまったお金があることも大切です。

借入金利が低い場合、金利負担と手元のお金の残高のバランスを考えながら返済を進めていくことが重要です。住宅ローンや奨学金の返済時は数百万円単位で貯金があっても良いと考えられます。

投資・資産運用より借金返済

借金返済をしている間は、奨学金や住宅ローンなど金利が低い借金の返済の場合を除いて、投資や資産運用を考えるよりも借金返済をすることが優先です。投資で一儲けして借金を一気に返済しようと思っても上手くいかないことがありますし、失敗してしまった場合家計が危機的な状況に陥ることがあります。

金利が高い借金の場合

クレジットカードの分割払い、リボ払い、キャッシング、カードローンなどの金利が高い借金は返済を優先します。

例えば借金が100万円、借入金利が15%の場合を想定します。手元に100万円の資金が手に入ったとすると、借金は1年で利息が15万円発生します。借金を返済すると15万円の支出をなくすことができます。一方、100万円で借金を返済せずに投資、資産運用を行う場合は利息の15万円以上、つまり借入金利の15%以上の利益を1年で得られないと損することになります。

投資や資産運用で年率15%以上のリターンを狙うのはなかなか大変なことです。株式市場の環境が良い時は年に10%、20%のリターンは簡単に稼げてしまう時が全くないとは言えませんが、株式市場は下がることもあります。

投資で年率10%以上のリターンを安定的に得るのは相当難しいと考えられます。また、まとまった資金がないと利益の額は大きくなりませんし、まとまったお金があればやはり借金に苦しんでいないと考えられます。

借金返済をしていれば確実に借入金利の家計の改善効果がありますが、投信や資産運用ではどちらに転ぶか分かりません。借金がある場合は、借金返済こそが一番の資産運用になると考えることができます。

借入金利が高い借金を抱えている場合、基本的には投資や資産運用を考えるよりも借金残高を0にすることを目指した方がよいと考えられます。

金利が低い借金の場合

奨学金や住宅ローンなどは借入金利が1%前後の極めて低い場合があります。手元に余裕資金があって、借入金利を大幅に上回ることが見込める環境ならば、繰り上げ返済を検討するよりも、投資、資産運用に踏み切っても良いと考えられる場合があります。

ただし、投資、資産運用は思うような成果が上げられない場合があることに注意が必要です。

また、借入金利が変動金利となっている場合は、金利の上昇に注意が必要です。金利上昇によって、投資、資産運用では借入金利を大幅に上回る成果が期待できなくなると見込まれる場合、その時点で投資、資産運用を一旦止めて、資金を借金返済に回した方が良い場合があります。借入金利と運用による利回り(利率)の大小関係を意識すると判断がしやすくなると思います。

住宅ローンは何十年にも及ぶものですが、住宅ローンを借りている間は投資や資産運用をしないとなると、人生の長い期間、投資や資産運用をしないということになりかねません。借金があっても投資、資産運用を行うことは普通にあることです。借金があっても、投資や資産運用の方が合理的な行動となる場合があります。

まとめ

  • 借金返済時は、原則として貯金や投資よりも返済が優先です。借金の金利は高いことがあり、一刻も早く残高を減らして利息負担を軽くすることが重要です。
  • ただし、借金返済をしていても最低限の貯金は確保しておくべきですし、住宅ローンなどで金利が低い借金であれば投資、資産運用を行っても良いと考えられる場合があります。

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【借金返済時は貯金や投資をすべきかの記事は終わりです】

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