借金を自力で完済すると貯金しやすくなっている
記事作成日:2016年12月7日
最終更新日:2023年5月26日
借金を抱えて苦しみながらも、債務整理に頼らず自力で完済することができた人の家計は貯金がしやすい状態になっています。借金の元本や利息の支払いの為のお金を全て貯金に回すことができるからです。また、借金の返済をできるような家計になっているということは、家計の状態が改善されているということでもあります。借金を自力で完済できたのであれば貯金しやすい状態になっているので貯金のチャンスです。
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借金を完済した時には貯金体質になっている
借金を自力で完済できる人は、完済時点の家計は貯金がしやすい状態、いわば貯金体質になっているということができます。
借金の完済のためには家計と向き合う必要がある
借金を完済するためには、収入や支出を見直して家計を改善する必要があります。自力で債務整理に頼らず完済することができた人は、家計と向き合って家計を改善することができた人ですから、借金を完済した時の家計は貯金がしやすい状態になっているはずです。
借金の返済分はそのまま丸々貯金に回せる
借金を完済すると、元本や利息を支払う必要がなくなります。借金をしている間は、毎月借金の返済をしなければいけません。しかし、借金を完済したら毎月借金の返済をする必要がなくなります。借金の返済に充てていたお金が丸々浮くことになるので、借金の返済に回していたお金をそのまま貯金すれば、お金がどんどん貯まっていきます。
借金を完済すると利息を支払う立場から受け取る立場になる
借金をしている間は利息を支払う必要があります。しかし、完済してお金を貯めて金融機関に預金をすれば利子を受け取る立場になります。もちろん、低金利の時代なので預金以外の選択肢も検討することが重要ですが、利子を支払う立場から受け取る立場に変わるのです。預金などをすれば自分が利子など何らかのお金を受け取る側になることができるのです。
借金で苦しんだら節約を意識するようになる
借金の辛さが身に染みているほどお金を大事にするようになります。もうお金で苦労したくない、借金をしたくないという思いが強ければ強いほど、支出をできるだけしないようにして節約を意識するようになっているはずです。借金の完済後は、生活スタイルを変えずに返済している時と同じように暮らして支出を増やさないようにするだけで、元本や利息の支払いがない分、お金を貯めやすくなっています。借金に懲りていればお金を大切にしようという気持ちになっているはずです。
借金を完済したからといって無駄遣いをしない
借金を完済すると、借金という重圧から解放されることになります。借金をしている間は、いつ返し終わるだろうか、借金なんてなければいいのに、支払いが苦しい、というような気持ちに悩まされたかもしれませんが、完済すれば借金の事を考えることはなくなります。しかし、精神的な重しが取れるので、お金遣いに対する意識が緩んでしまうことがあります。いわゆるリバウンドです。
完済したのだからちょっとくらい贅沢してもいい、ずっと我慢していたものを奮発して買ってしまおう、といったように、完済した途端にお金遣いが荒くなってしまうような場合もあります。借金を完済したらとても解放的な気持ちになるかもしれませんが、借金で苦しんだことを思い出してしばらくは再び借金生活に戻ることがないように、完済後も無駄遣いをしないように注意することが重要です。
完済したら貯金する
借金を完済したら、二度とお金で苦しまなくてもいいように、借金をしなくていいように、貯金をすることが重要です。
貯金には借金のようなプレッシャーがない
貯金は借金と違って自分が自分の意思で自由にするものです。そのため、借金のようなプレッシャー、重圧を感じることなく、貯金することができます。精神的な負担を感じなくても良いのです。ただし、義務感が薄れるため、気を抜きすぎてしまうと貯金が続けられなくなってしまうことがあるので注意しましょう。
貯金額は自由に変えられる
貯金額は借金の返済金額と違って契約で入金額が決められているわけではありません。決められた最低の金額はないのです。そのため、家計の状況によって柔軟に見直すこともできます。ただし、気が緩み過ぎてしまうと、貯金額が少なくなってしまうので注意が必要です。借金返済の金額よりも、貯金額が少なくなってしまうのは、あまり望ましい事ではありません。
貯金は自分のものになる
借金は借りた人に支払うものです。貯金は将来の自分に支払うものです。借金の返済で支払ったお金は自分のものになりませんが、貯金のためのお金は自分のものです。自分のものになると思えば、貯金を続けようという気持ちを持てるはずです。
まとめ
- 借金を自力で完済することができたのであれば、家計は貯金しやすい状態になっています。元本や利息の支払いがなくなり、その分を貯金に回すことができるからです。また、家計の状態が改善されていて、お金を大切にする気持ちも強まっていることが多いです。
- 借金を完済し終わったら二度と借金で苦しまなくてもいいように貯金をすることが重要です。