あとリボでその場しのぎをしない
記事作成日:2015年5月28日
最終更新日:2022年8月9日
クレジットカードやキャッシング・カードローンの1回払いをあとからリボルビング払いに変更できる場合があります。ちょっと使い過ぎてしまって返済が苦しいと感じる時に、1回払いを後からリボ払いに変更できるのです。いわゆる「あとリボ」と呼ばれる支払い方法の変更です。
一時的に返済金額を抑えられるので、無計画にお金を使ってしまった時、家計がピンチな時には助かると言えば助かるのですが、残高が膨らんでしまいやすいため注意が必要です。リボ払いは怖いものなのでなるべく使わない方がいいですし、利用しているならできる限り早く残高を減らしていくことが大切です。
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リボ払いで支払う方法
リボ払いで支払う場合、大きく分けて次の3つの方法があります。
- 支払い時にリボ払いを選択
- 事前に支払い方法でリボ払いを選択
- 1回払いをあとでリボ払いに変更
支払い時にリボ払いを選択
買い物をする時にリボ払いを指定することでリボ払いを利用することができます。例えば、お店でクレジットカードによる支払いをする時に、1回払いではなくリボ払いでと伝えることです。インターネットなどでの買い物の場合はリボ払いを選ぶだけなので心理的なハードルは低いですが、お店で店員さんにリボ払いと伝える時は人によっては言いづらいと感じる場合があるかもしれません。
事前に支払い方法でリボ払いを選択
リボ払いを利用するために事前に支払い方法でリボ払いを選択した置くことでもリボ払いができます。クレジットカードによっては、リボ払い専用のカードがある場合があります。また、リボ専用のカードでなくても、あらかじめ支払い方法は全てリボ払いになるように設定できるものもあります。リボ専用カードの場合は、全てリボ払いになるため、注意が必要です。使い始めるまで全てリボ払いになることが十分認識されているとは言えないような場合もあります。
1回払いをあとでリボ払いに変更
クレジットカードによっては、1回払いとして支払ったものをあとからリボ払いに変更することができます。期限などはありますが、クレジットカードのサイトなどから手軽に申し込むことができます。これがいわゆる「あとリボ」です。あとリボは、クレジットカードやカードローン・キャッシングなどで1回払いを行った後で使い過ぎた、支払いが苦しい、と思った時に役立ちますが、残高が膨らみやすいため、「あとリボ」には怖さもあります。
あとリボの問題点
あとからリボ払いの怖い所は、毎月の支払額・返済額を抑えることができるため、使い過ぎを直さないまま、残高が膨らんでしまうことがあることです。あとからリボ払いは多くの場合、毎月の支払い日の少し前、ぎりぎりまで変更を受け付けてくれます。また、サイト等から手軽に申し込むことができます。
そのため、「今月は使い過ぎてしまった」と思っても、「あとリボで支払額を減らせるから大丈夫」となってしまい、使い過ぎについて顧みることなく、リボ払いに簡単に変えてしまうことがあります。
リボ払い自体は支払い方法に過ぎないのですが、使い過ぎについて目が向かなくなってしまうところが怖いところだと言えます。後先考えず買い物をしても、結局後からリボ払いで何とかできてしまうことが分かっていると普段の買い物の時に使い過ぎを注意しなくなってしまい、リボ払いの利用残高がどんどん増えていくという非常に危険な状態に陥ることがあります。
あとリボでその場しのぎをしない
あとリボを使わなければ支払いがピンチという状態が頻繁に起きている場合、かなり家計が危険な状態に陥っています。リボ払いによって借金地獄の状態となってしまわないよう、お金の使い方、カードの使い方を考え直すことが大切です。
あとリボでないと家計が回らないのであれば、どこかでお金を使い過ぎているはずなので、お金の使い過ぎの原因を突き止め、使い過ぎをやめることが大切です。あとリボに手を出してしまっているのであれば、カードの利用をできる限り控え、繰り上げ返済を積極的に行っていくことが大切です。
家計を見直すことがないまま、あとリボをその場しのぎに使っていると、どんどん利用残高が膨らんでいきます。リボ払い、特にあとリボは支払いがピンチになっても最初のうちは何とかなってしまうので、危機感を持ちづらいという問題があります。「あとリボ」は危険な部分があることを意識しておくことが重要です。
まとめ
- クレジットカードやカードローン・キャッシングの1回払いをあとからリボ払いに変更できるいわゆる「あとリボ」は、使い過ぎてしまっても、後から支払い金額を抑えることができるため便利ですが、残高が膨らみやすいという問題点があります。
- あとリボに頼りきりになるのではなく、あとリボをできる限り使わなくても済むように、お金の使い方を見直すことが大切です。