リボ払いは毎月の元本返済額以上に使うと残高が増えていく
記事作成日:2017年4月6日
最終更新日:2022年8月6日
リボ払いは毎月の元本返済額以上に利用するとリボ払いの残高が増えていきます。元本を返す以上に新たに借り入れているため当たり前と言えば当たり前なのですが、リボ払いは高額の利用をしても毎月の支払金額に大きな変動がないことがあるため、どのくらい使っているのか、残高はちゃんと減っているのかが分かりづらい仕組みになっています。
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リボ払いは毎月の支払額≠毎月の元本返済額
リボ払いの毎月の支払金額・返済金額は、全額が元本の返済に充てられるわけではありません。リボ払いの支払金額は元本の返済と利息の支払いに充てられます。利息は手数料と呼ばれることもあります。
例えば毎月10,000円を返済していても、元本の残高が10,000円減るのではなく、10,000円から利息(手数料)を引いた分だけ元本が減ることになります。
リボ払いでは元本返済額がいくらなのか注目する
リボ払いをしているのであれば、毎月の支払金額だけでなく、支払金額のうち元本の返済に充てられる金額、元本返済額がいくらなのかを気を付けることが大切です。
毎月の支払金額が少ない場合や利息の利率が高い場合には、毎月の支払金額のうち多くが利息の支払いに充てられてしまっていて元本の返済に充てられている部分が極めて少なくなってしまっていることがあります。
利用明細を確認すれば、毎月のリボ払いで支払う金額のうち、いくらが元本の返済に充てられていて、いくらが利息(手数料)なのかを確認できます。
リボ払いをしながら元本返済額以上に使うと残高は増えていく
ショッピングやキャッシング・カードローンでリボ払いをすることができますが、リボ払いをしている人の中には、リボ払いをしながら、更にクレジットカードのショッピングをしたり、キャッシングやカードローンを利用したりして、リボ払いを選ぶ人がいます。
毎月リボ払いで支払いを行っていても、毎月の支払いの内、元本返済額以上の利用をしてリボ払いにすると、返済した以上に使ってしまうためリボ払いの残高がどんどん増えていくことになります。
毎月の元本返済額以上のリボ払いの利用をすると返済不能に近づく
毎月の元本返済額以上にクレジットカードやカードローンなどでリボ払いを利用すると返済するよりも多く使うことになるため、リボ払いの元本の残高が増えていくことになります。
元本返済額以上のリボ払いでの利用がやめられないような場合には、支払い能力を超えてクレジットカードやカードローンなどを使ってしまっている場合があり、返済がますます困難になってしまうことがあります。
1回払いを繰り返している場合には、利息(手数料)が発生しませんが、リボ払いの場合には利息(手数料)が発生するため、支払い負担も1回払いを繰り返している時よりも重くなり、家計が圧迫されます。
やむを得ずリボ払いする場合でも元本返済額以上は利用しない
既に多額のリボ払いの残高がある場合で、返済を続けているなどやむを得ない状況の場合には、少なくともリボ払いの元本返済額以上には絶対にリボ払いを利用しないようにすることが大切です。
多額の利用残高を抱えてしまっていて自転車操業のような状態に陥っている場合で、債務整理ではなく自力での完済を目指すような場合には、元本返済額以内の利用に収めることが重要です。
元本返済額以内の利用に収めようとすると、家計の収支が成り立たないような場合には既に家計が破綻している状態であるとみられますので、早めに専門家に相談して債務整理も選択肢の1つとして検討した方が良いでしょう。
まとめ
- リボ払いでクレジットカードやカードローン・キャッシングの返済を行っている場合には、毎月の支払金額のうち、いくらが元本返済額なのかを意識するようことが大切です。
- リボ払いで毎月の元本返済額以上にリボ払いでの支払いを利用してしまうとリボ払いの残高が増えていって、返済が苦しくなっていきます。