リボ払いは損をする
記事作成日:2018年8月14日
最終更新日:2022年8月21日
クレジットカードやキャッシング、カードローンの支払い方法にリボルビング払い(リボ払い)があります。リボ払いとは、毎月あらかじめ決められた一定金額を返済していく方法です。通常は、利用金額に応じて段階的に決められた一定の金額を毎月返済していく残高スライド方式が用いられます。毎月の利用金額が変わった場合でも、一定の利用残高を超えない限り、返済額は通常一定金額となります。多く使ってしまった月でも支払金額が増える訳ではないということが特徴です。金利が高く、残高が減りづらいため、利息で損をしやすい支払い方法です。
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リボ払いは手数料(利息)がかかる
クレジットカードの1回払いでは利用者側は基本的に手数料(利息)がかかりませんが、リボ払いにすると手数料(利息)が発生してしまいます。キャッシングやカードローンはもともと利息がかかりますが、クレジットカードのショッピングの支払いをリボ払いにすると、払う必要がなかった手数料(利息)を払わなければいけなくなります。
リボ払いの金利は高い
クレジットカードのショッピングをリボ払いにした時の金利は年率10%を超える高い金利となることも多いため、たくさんの利息を払わなければいけなくなります。
リボ払いを利用するとキャンペーンでポイントなどの特典を受けられる場合もありますが、発生する手数料(利息)の方が高く付く場合もあります。
キャッシングやカードローンは、リボ払いなどの支払い方法にかかわらず、元々利息が発生しますが、そもそも金利が高いため、やはり損をしてしまいます。
リボ払いはなかなか残高が減らない
リボ払いでは毎月の返済額(支払額)が低めに抑えられやすく、毎月の返済額(支払額)に占める手数料(利息)の割合が高めになる傾向があるため、元本の返済に当てられる金額が少なくなり、なかなか残高が減らない場合があります。金利が高いこと、毎月の返済額(支払額)が少ないことが原因です。
借金の利息総額は、借入残高や借入金利だけではなく、借入期間が関係しますが、残高が減っていかないと、長期間手数料(利息)を払い続けなければいけなくなるため、利息総額が膨らんでしまい、やはり損をしてしまいます。
リボ払いは毎月の返済額(支払額)が変わりづらいため使い過ぎる
リボ払いでは残高スライド方式が採用されることが多く、残高が増えるほど毎月の返済額(支払額)が増えますが、残高が一定の範囲内であれば、返済額が一定となり、変わらないことがあります。
クレジットカードのショッピングでたくさん買い物をしても、キャッシングやカードローンをたくさん借りても、毎月の返済額(支払額)が全くは変わらないか、少ししか増えないため、支払いの負担感を感じづらいことがあるのです。
そのため、クレジットカードやキャッシング、カードローンを使い過ぎてしまうことがあります。そうなると、たくさん手数料(利息)を支払うことになり、損をします。
リボ払いで損をしない方法
リボ払いで損をしないためにはリボ払いを使わないということです。クレジットカードであればリボ払いにしないということです。キャッシングやカードローンでは一回払いの場合もあれば、残高スライド方式のリボ払いの場合もありますが、利用しないということが重要です。
リボ払いを使わない
リボ払いで損をしないためにはリボ払いを使わないのが一番です。クレジットカードのショッピングは1回払いのみにする、キャッシングやカードローンは使わない、というようにするのです。リボ払いをしなくて済むように、支払いが可能な範囲で、計画的に買い物をすることが大切です。一回払いを後からリボ払いに変えるサービスもありますが、利用しないようにしましょう。
支払える範囲で買う
クレジットカードを利用する場合には、支払える範囲内で買うことが重要です。支払いができなくなってしまう場合にリボ払いを使ってしまうことがあるためです。
支払い能力がない場合には、購入しないようにするのです。後からリボ払いにしてしまうことを防ぐために、クレジットカードで一回払いを利用したら、その分のお金を分けて支払い口座に入れておくなどして、支払いが確実に行えるようにしておきましょう。
繰り上げ返済する
既にリボ払いを利用してしまっている場合には繰り上げ返済(追加返済、追加入金)をして残高を減らすのです。通常、残高全額でなくても一部金額の入金ができるため、積極的に繰り上げ返済をすると損を減らせます。繰り上げ返済する場合には金利が高いものから順番に返済します。
まとめ
- リボ払いは、金利が高く、残高が減りづらい傾向があるため、高い手数料(利息)が発生し、利用すると利息総額が膨らんで損をしてしまいます。
- リボ払いの利用は極力控え、既に利用している場合は早めの繰り上げ返済を目指すことが大切です。