銀行口座の選び方
記事作成日:2015年8月18日
銀行口座の選び方について説明しています。大切なのはATMの利便性やATM利用手数料・振込手数料の割引の有無です。自分が住んでいる地域や働いている場所に支店やATMがたくさんあるかどうか、ATMの利用手数料が無料となる条件は自分に合っているかどうかが重要になります。また、破たんのリスクについても意識することが大切です。
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ATM利用手数料が無料になるかどうか
銀行口座を選ぶときに最も重要なのがATM利用手数料は無料になるかどうかと無料になるための条件です。口座がある銀行のATMで、平日の日中に利用すればATM利用手数料は通常無料となりますが、夜間や土日に利用する場合もありますし、コンビニのATMしかない場合もあります。
そのため、ATM利用手数料が夜間や土日でも無料になるかどうか、コンビニATMの利用手数料は無料になるかどうか、無料となるためにはどんな条件があるかは重要な材料となります。
ATM利用手数料が無料となる条件が自分にとって達成しやすい銀行を選ぶようにしましょう。
住んでいる地域や勤務先にATMがあるか
銀行口座を選ぶポイントとしてATMの利便性が最も重要な要因となります。自分が住んでいる地域に手数料が無料で利用できるATMがあるかどうか、勤務先にもATMがあるかどうかが重要な判断基準になります。
最近ではコンビニのATMを利用した場合でも手数料が無料となる場合も増えているので、コンビニのATMも利用できることを考えると便利にはなってきていますが時間をかけずにATMが利用できるのはとても重要です。
また、ネット銀行でない場合は支店が居住地の近くにあるかどうかが重要となります。ATMではできないようなことを支店の窓口に行ってしなければならないことも稀に起きますので、できれば住んでいる場所や勤務先に支店がある銀行を選んだ方が便利です。
ネット銀行の場合は手続きは郵送やインターネットで完結するので支店の有無は関係ありません。
振込手数料に割引はあるか
人によってはあまり銀行で振り込みをしないという場合もありますが、振込をする機会は比較的たくさんあります。そのため、振込手数料の割引制度がある銀行を選ぶと振込手数料の負担を抑えることができます。
一定の条件で振込手数料が割り引かれる場合も多いので、ATM利用手数料と同様に振込手数料が割引となりやすい銀行口座を選びましょう。
給与の振込や公共料金の支払いに利用できるか
メインバンクとして利用する銀行の場合は、会社の給与の振込先口座に出来ると便利です。別の銀行に振り込んでもらってメインバンクにお金を移すというような使い方は面倒ですし、口座が増えると管理も煩雑になります。
また、公共料金の引き落としなどにも利用できると便利です。毎月の資金の管理に手間をかけたくない場合は給与振込先口座と公共料金などの固定的な費用の支払口座を同じにすることがあるので、給与の振り込みと公共料金の引き落としに対応していることが重要となります。
預金金利は高いかどうか
超低金利の時代には預金金利はかなり低いので多額の金額を預けてもほとんど利子が付きませんが、それでも預金金利がなるべく高い所を選んだ方が良いです。
ただし、景気が悪い時には金融機関の信用状況にも注意が必要です。預金金利を高くして預金を集めることで経営危機を乗り越えようとする場合があるためです。
破綻のリスクは高くないか
景気が良い時はあまり意識されませんが、景気が悪い時は銀行もつぶれてしまうことがあります。預金保険制度により普通預金などは1000万円まで保護されますが、銀行が破たんした場合には資金の移動がすぐにできない場合もあるので、破綻しそうな銀行は避けておいた方が良いです。
破綻のリスクを感じ取るのは難しいですが、新聞や雑誌、ネットなどで経営不安説が流れていないか、支店やATMの閉鎖が相次いでいないか、預金を必死に集めようとしていないか、利益減少が続いていないかなどを調べることになります。
通常は銀行はディスクロージャー誌を作っているので、業績動向などを確認することができます。
まとめ
- 銀行口座を選ぶ場合にはATMが利用しやすく利用手数料が無料となり振込手数料が割引となる銀行口座を選びましょう。
- また、給料や賞与など給与の振り込みや公共料金の引き落としに使えるかどうか、預金金利は高いか、破たんのリスクは小さいかなども判断材料です。