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通帳の管理の方法と通帳の使い分け・通帳はいくつがいいか

記事作成日:2016年9月17日
最終更新日:2019年6月11日

通帳と印鑑

通帳管理の方法と通帳の使い分け、通帳はいくつが良いかということや、通帳に関連してキャッシュカードや印鑑の保管・管理をどうしたらよいかということです。通帳管理は口座管理でもありますが、生活費の口座、特別費の口座、貯蓄用の口座の3つに分けて3冊の通帳を管理すると家計のお金の流れが分かりやすくなります。

また、通帳管理では通帳やカードなどを便利さや管理のしやすさを追求してまとめて保管するか、紛失や盗難などに備えて別々に分けて保管するかという問題があります。

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通帳の使い分け・通帳はいくつがいいか

通帳の使い分けは口座の使い分けということになりますが、通帳はいくつが良いかという問題です。通帳は数が多すぎると管理が大変になるので、できるだけ少ない方が良いということになります。

しかし、通帳が1冊となると、全てのお金が1つの口座、1つの通帳に集中してしまうため、お金を目的別に分けて管理することができず、やはり不便です。

通帳の使い分けは生活費、特別費、貯蓄の3冊がおすすめ

口座や通帳の使い分けは、給料の受け取りや家賃や光熱水道費などの支払いに使う生活費の口座・通帳、毎月ではない定期的な支払いや不定期・臨時の支払いに使う特別費の口座・通帳、お金を貯めるための貯蓄用の口座・通帳の3つに分けると便利です。

  • 生活費の口座:給料の受け取り、生活費の支払い
  • 特別費の口座:毎月ではない定期的な支払い、不定期・臨時の支払い
  • 貯蓄用の口座:お金を貯める

生活費の口座・通帳はこまめに使いますが、特別費や貯蓄用の口座・通帳は頻繁に使わないため、普段使う通帳は1冊で、あまり使わない通帳2冊と合わせて全部で3冊となります。

生活費の口座

生活費の口座は、給与の受け取り、家賃、電気代、ガス代、上下水道代、固定電話料金、携帯電話料金、NHK受信料、保険料、税金などの固定的な費用の支払い(口座引き落とし(口座振替)、自動振込(自動送金))、日常生活の生活費の引き出しなどに使います。

特別費の口座

特別費の口座は、毎月ではない定期的に発生する費用(3か月ごと、半年ごと、1年ごとなど)、祝儀や香典など冠婚葬祭の費用や家具や家電製品の買い替え費用、急な病気やけがに備えたお金など特別支出・臨時支出に備えた特別の管理に使います。1年で発生する特別費の予想額の12分の1を毎月入金し、必要に応じて出金します。

貯蓄用の口座

貯蓄用の口座は、預金で貯蓄するために使います。毎月一定金額が自動的に積み立てられるよう自動積立定期預金のサービスを利用するような場合もあります。もちろん、預金以外で運用することも大切で、定期預金口座とは別に証券口座などを作り、資産運用を行った方が良いでしょう。

口座ごとに金融機関分けるのがおすすめ

生活費、特別費、貯蓄用の3つの口座は同じ金融機関に集約することもできますが、別々に分けた方がいざという時の備えになると考えられます。

例えば、金融機関も破綻することがありますし、金融機関がシステムトラブルを起こしてしまい預金が引き出せないといったこともありえます。過去、大規模な災害時に預金が引き出せなくなるというトラブルも発生したことがあります。

口座を分けておけば、1つの金融機関にトラブルがあっても、他の金融機関が使えるため、リスクを減らせるのです。

金融機関を1つにまとめたい場合

近くに利用できる金融機関が少ない、ATM手数料の優遇を1行からしか受けられない、口座や通帳の数を減らして管理を楽にしたいなど何らかの理由から金融機関を1つにまとめたい場合があります。

金融機関を1つにまとめると、金融機関に何らかのトラブルがあった場合とても困る可能性があるため、おすすめできませんが、どうしてもまとめたい場合は総合口座が役に立ちます。

総合口座のサービスを利用すると、普通預金、貯蓄預金、定期預金の3つをまとめた総合口座のサービスを利用できる場合があります。普通預金を生活費、貯蓄預金を特別費、定期預金を貯蓄と分けると口座が1つの金融機関に集約できます。なお、サービス内容はやサービスの名称は金融機関によって異なり、総合貯蓄口座などとなっている場合があるほか、貯蓄口座が含まれない場合もあるため、確認が必要です。

ただし、総合口座で、生活費、特別費、貯蓄用の口座をまとめる場合でも、他の金融機関に一部の資産を分けて預けるなど、いざという時の備えをしておいた方が良いでしょう。

通帳管理の方法・コツ

通帳管理の方法やコツについてです。通帳やカードなどはまとめて保管すると便利ですが、紛失や盗難などの際にはまとめてなくなってしまい、不正に利用されるリスクが高まります。

通帳は定期的に記帳する

ATMではキャッシュカードと暗証番号があれば、お金を引き出すことができるので、普段は通帳を持ち歩かないで家にしまったままという人も多いかもしれません。しかし、できれば通帳は1か月に1度は記帳するようにしましょう。給料日や月の初め、月末など記帳するタイミングを決めておくことも効果的です。

通帳の定期的に記帳するメリット

通帳を定期的に記帳することによって、お金の流れを確認できる、家計簿をつけるのに役に立つ、身に覚えがない引き出しなどに気づくことができる、合計記帳を防ぐことができるなどのメリットがあります。

特に通帳の記帳欄が少なくなると新しい通帳に繰越をする必要がありますが、ATMでは繰越できないことがあり、専用の通帳繰越機や窓口で繰越をしなければいけない場合があります。面倒だと思って放置してしまうといつのまにか未記帳の履歴が溜まってしまい、合計記帳となることがあるので注意しましょう。

通帳の合計記帳とは

通帳の合計記帳とは、一定期間あるいは一定件数、記帳されていない明細がある場合には、合計額を1行で通帳に記載することです。しばらく通帳に記帳をするのを放置していると、記帳しても複数の明細が合算されていくらと表示されるので、内訳が分からなくなります。内訳が知りたい場合は金融機関に連絡して明細を発行してもらわなければいけなくなります。

ATMなどでの引き出し回数を増やさない

ATMなどで口座からの預け入れが多くなってしまうと、通帳に記載される明細の数が増えていきます。また、ATMに何回も引き出しに行くのは手間にもなります。

例えATM利用手数料がかからない場合でも、何度もお金を使うたびに引き出しているような場合は、通帳の明細の記載が増えてしまいます。行数が増えると通帳が見づらくなり、通帳が最後まで記帳されるまでの時間も早くなるので、ATMの引き出し回数が増えすぎないように気を付けましょう。

通帳管理で1つにまとめて保管するか別々に分けて保管するか

通帳管理では、通帳やキャッシュカード、印鑑を通帳ケースや通帳ファイルなどを使って1つにまとめて保管すると、保管場所が分かりやすい、災害時に持ち出しやすいなど管理の点では便利でメリットとなりますが、紛失や盗難の際はまとめてなくなってしまう、不正引き出しのリスクが高いというデメリットがあります。

逆に通帳、キャッシュカード、印鑑を別々に分けて保管すると、紛失や盗難の際にリスクを減らせるというメリットがありますが、管理が煩雑となってしまう、保管場所を忘れてしまいかえって問題となるといったデメリットもあります。

通帳とカードは一緒に保管と別々に保管のどちらが良いか

銀行の通帳とキャッシュカードは一緒に保管すると便利なように思えるかもしれませんが、紛失や盗難などの場合は一緒になくなってしまうため通帳とカードは別々に保管した方がリスクを少し減らすことができます。

通帳とカードを分けて別々に保管しておけば通帳がなくなったらカードで、カードがなくなったら通帳で口座の入出金ができるので、両方なくなるよりもまだ良いと考えられる場合があります。

通帳ケースや通帳ファイルは便利でもまとめすぎない

複数の通帳やキャッシュカードなどをまとめて保管することができる通帳用のケースや通帳用ファイルは保管にとても便利なので愛用している人も多いと思います。

通帳といっしょにキャッシュカードや印鑑を保存する場合もありますが、一緒に保管していると盗難や紛失の際にまとめてなくなるので、全て一緒にするのではなく、いくつかは分けて別々に管理するようにした方がよいでしょう。

通帳ファイルで使用中の通帳を全てまとめて保管すると、全ての口座の通帳が一気になくなってしまうので、使用済みになるまではまとめて保管しない方が無難です。

例えば、口座の性質が違う、生活費の口座の通帳ケースや通帳ファイルと特別費や貯蓄用の口座の通帳ケースや通帳ファイルを別々に分けておくといったことが考えられます。

不正な引き出し防止として通帳と印鑑は別々に保管

通帳管理では便利さと不正対策をバランスよく考える必要がありますが、最低限、通帳と印鑑は分けて別々に保管した方が良いと考えられます。

通帳と印鑑が揃うと、キャッシュカードの暗証番号が分からなくても金融機関の窓口で預金を引き出すことができてしまうため、万が一に備えて通帳と印鑑は別々に保管した方が、不便になるかもしれませんが、不正引き出し対策としては望ましいです。一緒に保管していると、盗難や紛失の際に不正利用されてしまう可能性が高まります。

通帳だけでATMからお金が下せる銀行は紛失や盗難に要注意

通帳の管理で特に気を付けなければいけないのが、印鑑がなくても通帳だけでATMからお金が引き出せる金融機関の場合です。全ての金融機関で通帳によるATMでの引き出しができるわけではありませんが、通帳だけで引き出せる金融機関の場合は注意が必要です。

代表的な例がゆうちょ銀行ですが、ゆうちょ銀行は通帳だけで暗証番号が分かればATMからお金を引き出すことができます。ゆうちょ銀行の場合は、キャッシュカードの紛失と通帳の紛失はお金を引き出される可能性があるという点では同じようなリスクがあるのです。

通帳を紛失していないかこまめに確認する

通帳だけでATMからお金を引き出すことができる金融機関を利用している場合は、通帳を紛失していないかこまめに確認するようにしましょう。長い間確認しないでおくと、不正利用に気づくことが遅れる可能性があります。

特にお金を貯める口座などとして利用していて、頻繁には利用しない場合、数年間気付かないこともあり得るので気を付けましょう。

暗証番号のメモを一緒に保管しない

通帳と暗証番号を記載したメモを一緒に保管してはいけません。通帳に暗証番号を書き込むのもいけません。必ず別々の場所に分けて保管するようにし、通帳に暗証番号を書き込まないようにしましょう。

暗証番号は分かりづらい番号にする

カードや通帳を利用してATMからお金を引き出す場合には暗証番号は必要ですが、0001や7777などありがちな数字の並びにしている場合、誕生日、電話番号、住所、車のナンバーなどを利用している場合など推測しやすい暗証番号にしていると不正引き出しのリスクが高まるため、分かりづらい暗証番号にする対策が必要になります。

通帳の紛失・盗難に気づいたらすぐに金融機関に連絡する

通帳が紛失・盗難されていることに気づいたらすぐに金融機関に連絡するようにしましょう。盗難ではなく紛失だと思い込んで、いつか出てくるだろうと放置するのはよくありません。仮に紛失であっても、家の外で紛失していれば悪用される危険があるためです。

まとめ

  • 通帳の管理では、通帳やキャッシュカード、印鑑、暗証番号を書いたメモなどをまとめて一緒に保管すると便利ですが、紛失や盗難などに備えてある程度分けて保管した方が良いでしょう。また、通帳は定期的に記帳することが大切です。
  • 口座や通帳は、生活費の口座・通帳、特別費の口座・通帳、貯蓄用の口座・通帳の3つに分けると家計管理がしやすく、便利です。

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【通帳の管理の方法と通帳の使い分け・通帳はいくつがいいかの記事は終わりです】

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