家計簿をつけるメリットとは
記事作成日:2015年6月9日
家計簿はなかなか続けられない、と思っている人も多いと思います。工夫をして手間を減らしても家計簿をつけるためには少しは時間がかかってしまいます。それでも、貯金が少ない、生活が苦しいというように家計管理が上手くいっていない場合は家計簿はつけるべきです。家計簿をつけなくても自然と貯金ができて生活にもゆとりがあるという状態は素晴らしいと思いますが、いきなり最初からうまくいくのは難しいので、家計簿をつけて家計を把握することから始めましょう。ここでは家計簿をつけるメリットについて説明します。
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家計簿をつけるメリット
家計簿をつけるとたくさんのメリットがあります。
- 家計のお金の流れが分かる
- 目標や予算が立てられるようになる
- 過去の振り返りができる
- 無駄や使途不明金が見るようになる
- 長期的なライフプランを考えられる
- 家計に対する意識が変わる
- 早く家計の危機に気付くことができる
- 家族で家計の状態を話し合える
家計のお金の流れが分かる
家計簿をつけると、家計の収支、お金の流れが分かるようになります。家計簿をつけないと何にどれくらい使っているのか、毎月の収支はどうなっているのか、どのくらいゆとりがあるのかまたは厳しいのかが全く分かりません。
目標や予算が立てられるようになる
家計簿をつけると、家計の毎月、毎年の目標や予算を立てられるようになります。家計簿をつけていないと漠然とした目標や予算しか立てられず、実態とかけ離れた目標や予算を作ってしまう可能性もあります。
家計簿をつけていればどのくらいお金を使っているかということが分かってくるので、家計の目標や予算を実態に合わせて立てることができるようになります。
過去の振り返りができる
家計簿は家計の成績表のようなものです。毎月の収入や支出が分かるので収入がもう少しあった方がいいかなとか、この支出は使い過ぎているかもしれないとか、振り返って今後の家計のやりくりに役立てることができます。長い間家計簿をつけると去年と比べてどうかといったように年ごとの変化を知ることもできます。
家計簿をつけていないと貯金ができない生活が苦しいということは感じていてもなぜそうなのか過去を振り返ることが難しくなってしまいます。
無駄や使途不明金が見るようになる
家計簿をつけることで自分の支出の傾向や使い道がよくわからずいつの間にかなくなっていたお金がどのくらいあるか分かるようになります。つまり家計を見える化することができるようになります。自分が思っていたよりも支出が多い費目を発見したり、帳尻が合わないお金がどのくらいあるかによって使途不明金の多さが分かります。
家計簿をつけないと無駄や使途不明金を見つけるのはかなり難しくなります。
長期的なライフプランを考えられる
家計簿をつけることで、収入はどれくらいか、貯金がどのくらいできそうか、生活費はいくら位必要なのか、など家計の状態を正確に把握することができるようになります。そうすると、家計の長期的な生活設計、ライフプランを作りやすくなります。住宅購入や教育、老後の生活などに備えやすくなります。
家計を正確に把握できていないとライフプランの精度が下がってしまいます。
家計に対する意識が変わる
家計簿をつけることで家計に対する意識が変わっていきます。その日のうちに食べたものを記録すると、食事を意識して痩せるようになるというようなダイエット法がありますが、家計のやりくりも同じです。
家計のことを記録して考えるようになると、家計に対する意識が変わっていき、貯金も成功しやすくなります。
早く家計の危機に気付くことができる
家計簿をつけていると、家計の収支が分かるようになります。どのくらい家計がピンチなのかということも家計簿をつけない時より早く把握することができます。
何となくやりくりをしていたらお金が足りなくなって、借金をするというようなことも未然に防ぎやすくなります。
家族で家計の状態を話し合える
夫婦の場合家計は妻か夫のどちらか片方が担当することが多いようですが、家計簿をつけることで家計の状態を客観的に表すことができるため、家計を担当していないパートナーにも家計の話をしやすくなります。
家計簿がないと、今月生活が苦しいという話をしようと思っても、どのくらい苦しいのか、どうして苦しいのかを話し合うことが難しくなります。夫婦や家族で家計簿を見ながら話すことで家計の状態を話しやすくなります。
家計簿をつけるデメリットは?
家計簿をつけるデメリットは、習慣化するまでは面倒に感じてしまう、手間に思ってしまうということがあり、習慣化するまで気持ちを保つことが大変ということがあります。また、家計簿は工夫することであまり時間をかけずにつけることができますが、それでも手間や時間は少しはかかるということです。
家計簿をつけるとあまりのお金の足りなさに落ち込んだり、収支が苦しくて焦ったりすることもあるかもしれませんが、逆に放置していてもより状況が悪化するだけなので気づけて良かったと思えるはずです。