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家計は「資産-負債=純資産」が大事

記事作成日:2015年6月11日

ある人は銀行口座を一つだけ持っていてある月末に3万円の残高がありました。翌月の月末には残高は3万5千円になっていました。この人の1か月は黒字だったのでしょうか?

答えは「これだけでは分からない」です。

例えば最初の月末に財布にも3万円入っていれば3万円+3万円=6万円の財産があったことになります。翌月末の財布には1万円しか入っていなければ3万5千円+1万円=4万5千円の財産があったことになり、1か月で1万5千円減っています。

あるいは、財布に入っていたお金は同じだったとして、最初の月末から次の月末にかけて3万円借金をしていたらどうでしょうか?最初の月末は3万円の財産ですが、翌月末には3万5千円の財産と3万円の借金があり、差し引き5千しか資産とはいえません。

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家計は純資産が増えたかどうか

家計で貯金が増えているか、家計のやりくりが上手くいっているかを見るためには、1つの預金口座の残高が増えたか減ったかだけを見るのではなく、資産全てをみなければいけません。また、借金があると差し引きで見なければいけないので負債全ても合わせて判断する必要があります。「資産」から「負債」を引いた「純資産」が増えているか減っているかで見る必要があります。

純資産が少しずつでも増える家計を目指す

純資産が増え続けている家計はやりくりが上手くいっているといえます。月によっては特別支出があったりするので月によっては純資産が減ってしまう時もあるかもしれませんが、半年、1年といった期間で見た時に純資産がちゃんと増えていくように家計をやりくりしていかなければなりません。

純資産の増減は家計の成績を表している

純資産が増えたか減ったかは家計の成績を表しています。やりくりが上手くいっていれば純資産は増えていきますし、収支のバランスが崩れると純資産は減っていきます。家計の成績がはっきりと示されるので純資産は要チェックです。

毎月純資産を把握する

毎月、純資産を把握することで家計がいい方向に向かっているかどうかの目印になります。毎月記録を残しておくと家計の移り変わりが分かるようになります。収入と支出だけではなく、資産と負債、純資産を把握するようにしましょう。最初は手間がかかるように思えるかもしれませんが、家計の状態を正しく知るためには必要不可欠なものです。

借金がある時は返済で純資産が増える

借金がある時も返済すると純資産は増えます。借金を返済すると資産から引かれる負債が小さくなるため、資産が多く残ります。つまり、貯金するだけでなく、借金を返済していくことも家計のトータルの資産を増やしていくことにつながります。借金を返済している間は貯金が思うように増やせなくても、家計は改善しています。

まとめ

  • 家計の成績は「資産-負債=純資産」で把握できます。
  • 純資産が増えていれば家計のやりくりは上手くいっています。
  • 純資産は家計を正しく把握するために必要不可欠なので、毎月記録するようにしましょう。

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【家計は「資産-負債=純資産」が大事の記事は終わりです】

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