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プリペイドカードを利用した時の家計簿のつけ方

記事作成日:2016年12月4日

サービスを利用したり物を購入したりする時に、料金を前払いで支払って受け取るプリペイドカードを利用した時の家計簿のつけ方についてです。プリペイドカードを購入した時に家計簿に記録するのか、プリペイドカードを利用した時に家計簿につけるのかについてメリットやデメリットを説明しています。

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プリペイドカードとは

プリペイドカードとは前払い型の電子マネーを意味する場合と、特定のサービスなどを利用するため料金を前払いした時に受け取るカード(有価証券・金券)を意味する場合があります。オンラインサービスを利用するために、コンビニで料金を支払ってカードを購入するような場合もプリペイドカードと言えます。

プリペイドカードの特徴は、特定のサービスなど利用するために料金を前払いするという点です。ただし、前払い型の電子マネーの場合には利用用途にあまり制限がない場合もあります。

プリペイドカード利用時の家計簿のつけ方

プリペイドカードを利用した時の家計簿のつけ方は大きく分けて2つあります。プリペイドカードを購入した時点で家計簿をつける方法と、プリペイドカードを利用した時点で家計簿をつける方法です。

  • プリペイドカード購入時に家計簿をつける方法
  • プリペイドカード利用時に家計簿をつける方法

プリペイドカード購入時に家計簿をつける方法

プリペイドカードを購入した時点で利用料金を支払ったと考える方法です。プリペイドカードを買ったということは、特定のサービスなどを利用するためにお金を前払いしたということになります。そのため、実際にお金を支払ってプリペイドカードを購入した時点で、プリペイドカードを使ってなくてもサービスの利用料金を支払ったと考えて家計簿をつけます。

例えば1,000円のプリペイドカードを購入したら、購入した時点で未使用でも1,000円の支払いを行ったと考えて1,000円を支出として記録します。

プリペイドカードを利用した時点では、既に支払いをしたと家計簿に記録しているので、特に何も処理をしません。プリペイドカードをどれだけ使っても、ほとんど使わなくても購入した時点で家計簿はつけ終わっているので、特に何もしません。

プリペイドカード購入時につける方法の記入例
時点支出資産
現金プリペイドカード
購入時1,000円支払い-1,000円無視する
利用時なし無視する

購入時に家計簿をつけるメリット

プリペイドカードを購入した時点で家計簿をつけるメリットは、お金を支払った時点で家計簿をつけるため分かりやすいということが挙げられます。購入したプリペイドカードを利用した時には特に何も記録する必要はありません。

購入時に家計簿をつけるデメリット

プリペイドカードを購入した時点で家計簿をつけるデメリットは、プリペイドカードを購入したけれどほとんど使わないような場合に家計簿が家計の実態を正しく反映しなくなることがあるということです。

プリペイドカードを大量に購入した場合、その分だけ将来プリペイドカードを利用することができます。つまり、将来お金を支払わなくてもサービスを利用したり、物を購入したりできるため、プリペイドカードは現金や預金と似た資産だと考えることができます。

しかし、どれだけプリペイドカードが残っていても買った時点でお金を支払ったことにしていて、買ったプリペイドカードは何の金銭的な評価もしないため、実体と合わなくなることがあるのです。

プリペイドカード利用時に家計簿をつける方法

プリペイドカードを利用した時点で利用料金を支払ったと考える方法。プリペイドカードは何かのサービスを利用したり、物を購入したりすることができる権利なので、現金や預金と同じように支払い能力があると考えます。

プリペイドカードを購入した時点では、まだ物やサービスを購入していないため、支払いを行っていないとみなして、支払いの処理をしません。例えるなら、現金を預金口座に入金した、預金口座から現金を引き出したのと同じように、支払い能力がある資産の中で現金がプリペイドカードに形を変えたと考えるのです。

そのため、プリペイドカードの購入時点では何も処理しないで(資産残高としては現金が預金に変化します)、利用時点で利用金額分だけお金を支払ったと家計簿に記録を付けます。

プリペイドカード利用時につける方法の記入例
時点支出資産
現金プリペイドカード
購入時なし-1,000円+1,000円
利用時1,000円支払い-1,000円

利用時に家計簿をつけるメリット

プリペイドカードを利用した時点で家計簿をつけるメリットは、物の購入やサービスの利用時に支払ったと考えるため、プリペイドカードを未使用で長期間使わなかったような場合、大量に購入したけれど一時的に未使用になってしまった場合などでも、家計簿の支出の記録が実態からかけ離れる可能性が少なくなるということです。

利用時に家計簿をつけるデメリット

プリペイドカードを利用した時点で家計簿をつけるデメリットは、プリペイドカードの購入金額と、プリペイドカードが利用できる金額にずれがある場合に処理が面倒になるということです。

例えば1,000円のプリペイドカードが950円で購入できるような場合です。プリペイドカードで1,000円分利用しても実際に支払っているお金は950円なので、プリペイドカードの利用金額が購入金額を超えた場合には超えた分の支出はなかったものとして処理しなければいけません。1,000円の利用をしても950円の支払いとして家計簿に記録します。

1回の支払いならまだ良いですが、1,000円のプリペイドカードを950円で購入して、プリペイドカードを利用して600円の買い物をした後、400円の買い物をした場合は複雑になります。最初の買い物の支出は600円として後の買い物は350円とするか、950円を6:4で比例配分することになりますが、訳が分からなくなります。面倒です。

なお、プリペイドカードの購入金額と利用金額の差額を収入だとみなす考え方もあります。1,000円のプリペイドカードを950円で購入した場合は、購入金額950円と利用金額1,000円の差額分の50円だけ収入があったと記録した上で、1,000円分利用した場合は1,000円支払ったとするのです。

プリペイドカードの購入金額と利用金額が違う場合
時点収入支出資産
現金プリペイドカード
購入時+50円なし-950円+1,000円
利用時1,000円支払い-1,000円

まとめ

  • プリペイドカードはサービスを利用する料金などを前もって支払った時に受け取るカード(有価証券、金券)です。
  • プリペイドカード利用時の家計簿へのつけ方は、購入時に家計簿に記録する方法と、利用時に家計簿に記録する方法があります。

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【プリペイドカードを利用した時の家計簿のつけ方の記事は終わりです】

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