家計簿の種類と特徴
記事作成日:2016年11月30日
家計簿には様々な種類があります。市販の家計簿でも1日ごとに記入していく家計簿もあれば、費目ごとに記入していく家計簿、支出ごとに記入していく家計簿、レシートを貼り付ける家計簿もあります。また、ノートやエクセルで自分のオリジナルの家計簿を作ることもありますし、家計簿ソフト・家計簿アプリを利用する場合もあります。家計簿の種類と特徴、種類ごとのメリットやデメリットについて説明します。
- 市販の家計簿
- ノートで自作した家計簿
- エクセルで自作した家計簿
- 家計簿ソフト・家計簿アプリ
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市販の家計簿
市販されている家計簿には主に次のような種類があります。年末が近くなると書店などでは新年のカレンダーや手帳のように多くの種類の家計簿を見ることができ、ユニークな家計簿を見つけることができる場合もあります。家計ノートという名前で販売されている場合もあります。女性向けの雑誌の付録についているような場合もあります。
- 1日ごとに記入していく家計簿
- 費目ごとに記入していく家計簿
- 支出ごとに記入していく家計簿
- 手帳・日記と一体化した家計簿
- レシートを貼り付ける家計簿
市販の家計簿の特徴、メリットは見やすく分かりやすい、キャラクターが用いられている場合があるなどデザイン面で良いということのほかに、項目・費目などが記入されていてすぐに使うことができるといったようなことが挙げられます。
反面、自分の家計の状況に合っていないような場合がある、家計簿に合わせて付けなければいけないので自由度が下がる、お金がかかるなどというデメリットもあります。
1日ごとに記入していく家計簿
支出を1日ごとに記入していく家計簿です。1日の欄の中で食費や日用品費などの項目・費目別に分けて記入していく場合があります。見開き1ページで1週間というタイプが多くなっていて、比較的よくあるタイプの家計簿です。日ごと、週ごとの予算を立てる場合に相性が良いです。
費目ごとに記入していく家計簿
項目・費目別に支出を記入していく家計簿です。袋分け予算・項目分け予算との相性が良く、項目・費目ごとに支出を記入していきます。項目・費目ごとに使ったお金が分かりやすいということが特徴ですが、項目・費目をどう分けるかで分かりやすさが大きく変わってきます。
支出ごとに記入していく家計簿
金銭出納帳方式の支出ごとに順番に記入していく家計簿です。支出が発生した順番(日付順)にどんな支出がいくら発生したか記入していきます。昔の家計簿はこのタイプが多かったと思います。支出が発生するごとに記録していくため、項目・費目別、日別・週別など合計が分かりづらいという弱点があります。
手帳・日記と一体化した家計簿
手帳・日記と一体化した家計簿もあります。手帳・日記の部分に日々の予定や出来事を書き入れるだけでなく、使ったお金も一緒に記録してしまう方式です。手帳・日記が好きで日々書くことに抵抗がない人に向いています。ただし、手帳・日記部分を書く気が失われてしまうと、家計簿部分も書かなくなってしまうことがあり要注意です。
レシートを貼り付ける家計簿
レシートを貼り付ける家計簿です。レシートを貼り付けることは簡単そうに見えますが、枚数が多い場合には案外手間がかかります。レシートを集めて整理する作業や貼り付ける作業は時間も手間もかかります。
少し休むとあっという間に溜まってしまい、挫折してしまう可能性が高まります。また、レシートを貼り付ける分だけ家計簿が分厚くなってしまうという問題もあります。
さらに、最終的には集計しなければいけないので、貼るだけでは家計を把握することが難しいです。レシートを貼るだけでは月の支出は分からないですし、レシートがただ貼ってあるだけでは見づらいということもあります。レシートをもらえないような自動販売機での支出やレシートをもらい忘れた場合の支出が漏れやすいという弱点もあります。
しかし、レシートを貼り付けて残しておくことで支出の内訳を後から振り返ることができるため家計の記録という点では優れています。
ノートで自作した家計簿
市販されているノートを購入して、自分で家計簿を自作する場合があります。自作の家計簿の特徴、メリットは家計の状況に応じて好きなように家計簿を作ることができるということです。また、市販の家計簿を買うよりはお金がかかりません。
ただし、上手く作らないと見づらくなる、辻褄が合わなくなる、線を引いたり日付を記入したりするのが意外と面倒といったようなデメリットもあります。
自作の家計簿は市販の家計簿と同じように1日ごとに記入していく家計簿、費目ごとに記入していく家計簿、支出ごとに記入していく家計簿、手帳・日記と一体化した家計簿、レシートを貼り付ける家計簿などを作ることができます。
エクセルで自作した家計簿
ノートではなくエクセルを使って家計簿を自作する場合があります。エクセルの特徴、メリットは関数式を組み込んでしまえば、自分で集計をする必要がなく、自動化できるという点です。エクセルが得意な人はノートでの自作家計簿より効率的に家計簿をつけることができます。印刷すれば紙で家計簿を残すこともできます。
ただし、エクセルを使うためにパソコンを起動するというのは手間でパソコンを普段立ち上げない人は家計簿を投げ出す原因になってしまうことがあることや、自分で作らなければいけないこと、見づらくなったり辻褄が合わなくなったりすることがデメリットです。
家計簿ソフト・家計簿アプリ
以前は家計簿ソフトと言えばパソコン上のアプリケーションを指していましたが、スマートフォンが普及してからはスマートフォン上でも操作ができる家計簿アプリもたくさん開発されています。
レシートを読み込んで費目を分類して集計してくれたり、銀行口座やクレジットカード、電子マネーと連動する機能があったり、支出を分かりやすくグラフ化してくれたり、スマートフォンとパソコンの間でデータを連動させて使うことができたりするなど、使いやすいアプリが登場しています。レシートの読み取り機能やAIが進化すれば家計簿アプリはもっと便利になるかもしれません。
家計簿アプリの特徴、メリットはレシートを読み込むだけで集計までやってくれるので楽であるということ、銀行口座やクレジットカード、電子マネーと連動する機能があること、グラフ化など集計・分析機能が便利であることなどが挙げられます。
一方で、家計簿アプリのやり方で家計を集計することになるため、自分がやりたいことがしづらい場合があるということがデメリットです。
家計簿選びは自分との相性で
家計簿には様々な種類があります。そのため、家計簿選びで悩んでしまうかもしれませんが、自分との相性が良い家計簿、自分が使いやすいと感じる家計簿を選ぶことが大切です。極端な事を言えば、好きなキャラクターの家計簿ならキャラクターが好きだから続けられるというのであれば、キャラクターの家計簿を選んでも良いのです。
人が使いやすいと言っている家計簿が自分にとって使いやすいとは限りませんし、人によって家計の状況は様々です。自分が使いやすい、自分がいいなと思う家計簿を選ぶことが重要です。自分のライフスタイルにあった家計簿を探しましょう。
まとめ
- 家計簿には、市販の家計簿、ノートやエクセルを使った家計簿、家計簿アプリなどがあります。家計簿アプリはレシート読み取り機能や預金口座との連動機能などがあり非常に便利なものがあります。
- 家計簿選びは、自分との相性で選ぶことが重要です。人にとって使いやすい家計簿が、自分にとっても使いやすいとは限りません。つけやすい家計簿か、自分が好きになれる家計簿か、自分からみてどうかで選びましょう。