40代の平均年収
記事作成日:2016年1月21日
最終更新日:2016年1月22日
40代の平均年収のデータについて40代前半と40代後半に分けて紹介しています。男女別、企業規模別、業種別の平均年収について、国税庁の民間給与実態統計調査のデータを基に紹介します。なお、ここでいう年収は給与に限ったもので、世帯単位ではなく、1人当たりの金額になります。働くことによる給与以外の収入は含まれていません。
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40代の平均年収
40代は管理職になる人も多くなる時期です。会社の中で重要な地位を占めるようになる人が出てきます。一方で、同年代の間での給与の格差も大きくなってきます。
40代の平均年収(民間給与実態統計調査)
性別 | 40代前半 | 40代後半 | 40代平均 |
---|---|---|---|
男性 | 564 | 629 | 594 |
女性 | 290 | 290 | 290 |
合計 | 457 | 487 | 471 |
(注)2014年時点です。40代平均は40代前半と40代後半のデータと対象数から当サイトが推計した結果です。1年を通じて勤務した給与所得者のデータで、給与以外の収入を含まないデータになります。
(出典)国税庁「平成26年分民間給与実態統計調査」を加工して当サイトが作成
40代の給与に限った平均年収は40代前半で男女合計が457万円となっています。1か月に換算するとおよそ38万円になります。男性では564万円、女性は290万円となっていて、女性は30代からあまり変わらない一方で男性は大きく増加しています。
40代の後半になると平均年収は男女合計では487万円となりますが男性の給与の増加分が反映されています。男性は629万円と40代前半から増加していますが、女性は290万円と40代前半から変わっていません。女性の給与はほとんど伸びないことが確認できます。
40代の平均年収は男女合計が471万円、男性が594万円、女性が290万円となっています。男性と女性では平均年収に大きな違いが出ています。
40代の平均年収・企業規模別
企業規模・種別 | 40代前半 | 40代後半 | |
---|---|---|---|
個人 | 287 | 277 | |
株式会社 | 2000万円未満 | 392 | 401 |
2000万円以上5000万円未満 | 411 | 430 | |
5000万円以上1億円未満 | 437 | 453 | |
1億円以上10億円未満 | 506 | 535 | |
10億円以上 | 622 | 705 | |
その他の法人 | 534 | 577 |
(注)2014年時点です。企業規模の金額は資本金です。1年を通じて勤務した給与所得者のデータで、給与以外の収入を含まないデータになります。
(出典)国税庁「平成26年分民間給与実態統計調査」を加工して当サイトが作成
40代の平均年収を企業規模で見ると、企業規模が大きくなるほど平均年収が多くなりますが、かなりの差がついていることが確認できます。40代後半では資本金が10億円以上の株式会社で平均年収は700万円を超えています。一方で、資本金が2000万円未満の株式会社では平均年収は400万円程度になっています。
40代の平均年収・業種別
業種 | 40代前半 | 40代後半 |
---|---|---|
建設業 | 504 | 533 |
製造業 | 524 | 571 |
卸売・小売業 | 404 | 417 |
宿泊業、飲食サービス業 | 284 | 270 |
金融・保険業 | 638 | 744 |
不動産業、物品賃貸業 | 453 | 503 |
運輸業、郵便業 | 440 | 462 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 693 | 778 |
情報通信業 | 651 | 730 |
学術研究、専門・技術サービス、 教育、学習支援業 | 555 | 575 |
医療,福祉 | 376 | 391 |
複合サービス事業 | 428 | 416 |
サービス業 | 392 | 390 |
農林水産・鉱業 | 343 | 366 |
(注)2014年時点です。1年を通じて勤務した給与所得者のデータで、給与以外の収入を含まないデータになります。
(出典)国税庁「平成26年分民間給与実態統計調査」を加工して当サイトが作成
40代の平均年収を業種別でみると、高い業種と低い業種の差が目立っています。電気・ガス・熱供給・水道業、金融・保険業、情報通信業などが高い一方で、宿泊業、飲食サービス業や農林水産・鉱業が低くなっています。どの業種の会社で働くかによって給与の水準が大きく異なってくることになります。
まとめ
- 40代の平均年収は男女合計で471万円、男性では594万円、女性では290万円となっています。40代前半では男女合計で457万円、40代後半では487万円となっています。
- 平均年収は企業規模が大きくなるほど増加する傾向があり、資本金が10億円以上の株式会社では年収は高くなりますが、そうでない株式会社は相対的に年収が低くなります。業種別でも給与の差が顕著となっていて、金融・保険業、電気、ガス・熱供給・水道業、情報通信業が高くなる一方で、宿泊業、飲食サービス業や農林水産・鉱業が低くなっています。