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60代の1か月の支出額(生活費)

記事作成日:2016年3月21日

60代の1か月の費目別の支出金額や支出割合のデータや特徴を、1人の世帯(男女別)と2人以上の世帯に分けて紹介しています。家計の支出については、主な統計に総務省が実施している全国消費実態調査と同じく総務省が実施している家計調査がありますが、全国消費実態調査の方が調査対象数が多く年齢別のデータが詳しいため、全国消費実態調査のデータを紹介しています。

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60代の1か月の支出額(生活費)の平均

60代の1か月の支出金額の費目ごとのデータです。

60代の1か月の支出(生活費)
(単位:円)
世帯種類(参考)
全年齢
全世帯
1人の世帯
(独身など)
2人以上
の世帯
男性女性
1か月の支出271,605175,464172,506305,451
食料(外食以外)49,84633,17430,93364,476
外食12,13814,6316,21111,324
住居19,52419,38717,23116,601
光熱・水道17,88211,87712,08021,745
家具家事用品8,6865,1177,17411,452
被服・履物10,4513,9089,29511,420
保健医療11,0398,4589,33915,198
交通6,2444,2884,2456,358
自動車19,09211,7939,75324,686
通信12,4126,8736,38112,794
教育9,239062,606
教養娯楽26,66126,36320,72631,179
交際費17,57713,64019,21624,417
仕送金5,2562,4311,8473,202
その他28,35512,25015,43536,346
住宅ローン返済17,2031,2742,63311,647

(注)1人の世帯は2014年10~11月の平均、2人以上の世帯は2014年9~11月の平均です。項目は分かりやすさの観点から別の表現に言い換えているものがあります。また、一部項目は計算で算出しているものがあります。住宅ローン返済は全国消費実態調査では消費支出とされていませんが、消費支出と合算し支出としています。

(出典)総務省統計局「平成26年全国消費実態調査」を加工して当サイトが作成

60代の1か月の支出(生活費)の費目別割合

60代の1か月の支出金額の費目ごとの割合のデータです。

60代の1か月の支出(生活費)の費目別割合
世帯種類(参考)
全年齢
全世帯
1人の世帯
(独身など)
2人以上
の世帯
男性女性
食料(外食以外)18.4%27.2%21.5%21.1%
外食4.5%8.3%3.6%3.7%
住居7.2%11.0%10.0%5.4%
光熱・水道6.6%6.8%7.0%7.1%
家具家事用品3.2%2.9%4.2%3.8%
被服・履物3.8%2.2%5.4%3.7%
保健医療4.1%4.8%5.4%5.0%
交通2.3%2.4%2.5%2.1%
自動車7.0%6.7%5.7%8.1%
通信4.6%3.9%3.7%4.2%
教育3.4%0.0%0.0%0.8%
教養娯楽9.8%15.0%12.0%10.2%
交際費6.5%7.8%11.1%8.0%
仕送金1.9%1.4%1.1%1.0%
その他10.4%7.0%8.9%11.9%
住宅ローン返済6.3%0.7%1.5%3.8%

(注)1人の世帯は2014年10~11月の平均、2人以上の世帯は2014年9~11月の平均です。項目は分かりやすさの観点から別の表現に言い換えているものがあります。また、一部項目は計算で算出しているものがあります。住宅ローン返済は全国消費実態調査では消費支出とされていませんが、消費支出と合算し支出とし、100%になるように計算しています。

(出典)総務省統計局「平成26年全国消費実態調査」を加工して当サイトが作成

60代の1か月の支出額(生活費)の特徴

60代の1か月の支出は金額で見ると、最も高い50代から減少します。働くことによる収入から年金が収入の中心となり、収入が減少することが影響しているとみられます。内訳の傾向は1人の世帯と2人以上(夫婦など)の世帯で違いがみられますが、1人の世帯では男性か女性かで違いが少なくなり、傾向が似てきます。

60代の1人暮らしの男性の支出の特徴

支出の特徴

60代の1人暮らしの男性では、食費、住居費、教養娯楽費の支出額が多くなる一方で、住宅ローン返済費は少額となり、大半の世帯で住宅ローンを返済し終わっているとみられます。

支出割合を全年齢全世帯と比較すると、食費や外食費、住居費、保健医療費、教養娯楽費、交際費が相対的に高くなってきています。一方で、教育費、仕送金、住宅ローン返済費は相対的に低くなっています。

支出を抑えるポイント

家計にゆとりがある場合も多いため、食費や外食費、住居費、教養娯楽費が支出の中心となりますが、住居は固定的な負担となるので家計が苦しい場合には家賃が安い部屋に引っ越すことも選択肢の1つです。食費や外食費、教養娯楽費、交際費はメリハリをつけて、お金を使うところは使い、お金を使わないところは使わないということを気を付けることが大切です。

60代の1人暮らしの女性の支出の特徴

支出の特徴

60代の1人暮らしの女性では、食費や住居費、教養娯楽費、交際費などの支出額が多くなります。一方で、外食費や住宅ローン返済費は少なくなっています。

支出割合を全年齢全世帯と比較すると、食費、住居費、被服・履物(服飾)費、保健医療費、教養娯楽費、交際費が相対的に高くなっています。一方で、外食費、教育費、仕送金、住宅ローン返済費は低くなっています。

支出を抑えるポイント

家計を圧迫しやすい支出は食費や住居費、教養娯楽費、交際費になりますが、住居費は家計の状況に応じて無理がない家賃の部屋を選ぶことが重要で、食費や教養娯楽費はお金の使い方にメリハリをつけて、無駄づかいをしないように気を付けることが大切です。

60代の2人以上の世帯(夫婦など)の支出の特徴

支出の特徴

60代の2人以上の夫婦などの世帯の支出金額は、50代の40万円程度から30万円程度になりかなり減少します。金額が多い費目は食費、光熱水道費、自動車関係費、教養娯楽費、交際費、その他費などとなっていて、外食費、教育費や住宅ローン返済費は少なくなっています。

支出割合を全年齢全世帯と比較すると、食費、保健医療費、自動車関係費、交際費、その他費の比率が高めになります。一方で、外食費、住居費、教育費、仕送金、住宅ローン返済費は低くなります。

支出を抑えるポイント

2人以上の世帯では住宅購入で住宅ローンの返済が終わっている人が増えるため、住居費や住宅ローン返済費が低くなりますが、賃貸の場合は家計を圧迫しないように安い部屋に引っ越すことを検討するとよいでしょう。家計が苦しい場合で自動車を保有している場合、生活にどうしても必要という場合以外は手放すことも検討しましょう。また、年齢が上がると自動車の運転も難しくなってくるため、自動車がないと生活できない状況であれば、自動車が無くても生活できるような場所に引っ越すことも検討した方が良い場合があります。

支出額のデータの注意点

平均のデータなので、費目ごとに支出がある世帯と支出がない世帯が含まれることに注意が必要です。例えば、持家の世帯は家賃を払う必要がないため住居費があまりかかりませんが、持家でなく借りている場合には住居費が高くなります。平均すると持家の人とそうでない人が両方含まれることに注意が必要です。支出金額や支出割合はあくまで平均値ですので参考程度にお考え下さるようお願いします。

まとめ

  • 総務省統計局の「平成26年全国消費実態調査」によると、60代は50代から支出額が減少します。
  • 60代の世帯別の特徴では1人暮らしの男性では食費や外食費、住居費、教養娯楽費など、1人暮らしの女性では食費や住居費、教養娯楽費、交際費など、2人以上の世帯では、食費、自動車関係費、交際費などで相対的に負担が大きくなっています。

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【60代の1か月の支出額(生活費)の記事は終わりです】

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