70代以上の平均年収
記事作成日:2016年1月24日
70代以上の平均年収のデータについて紹介しています。男女別、企業規模別、業種別の平均年収について、国税庁の民間給与実態統計調査のデータを基に紹介します。なお、ここでいう年収は給与に限ったもので、世帯単位ではなく、1人当たりの金額になります。働くことによる給与以外の収入は含まれていません。
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70代以上の平均年収
70代以上になると働く人が少なくなり、労働時間も短くなるとみられることから60代から平均年収は低下します。
70代以上の平均年収(民間給与実態統計調査)
性別 | 70代以上 |
---|---|
男性 | 359 |
女性 | 204 |
合計 | 292 |
(注)2014年時点です。1年を通じて勤務した給与所得者のデータで、給与以外の収入を含まないデータになります。
(出典)国税庁「平成26年分民間給与実態統計調査」を加工して当サイトが作成
70代以上の給与に限った平均年収は男女合計で292万円となり60代平均からは低下します。男性は359万円、女性は204万円と60代平均からは低下しています。
70代以上の平均年収・企業規模別
企業規模・種別 | 70代以上 | |
---|---|---|
個人 | 188 | |
株式会社 | 2000万円未満 | 274 |
2000万円以上5000万円未満 | 372 | |
5000万円以上1億円未満 | 455 | |
1億円以上10億円未満 | 397 | |
10億円以上 | 561 | |
その他の法人 | 346 |
(注)2014年時点です。企業規模の金額は資本金です。1年を通じて勤務した給与所得者のデータで、給与以外の収入を含まないデータになります。
(出典)国税庁「平成26年分民間給与実態統計調査」を加工して当サイトが作成
70代以上の平均年収を企業規模で見ると、1億円以上10億円未満の397万円は5000万円以上1億円未満の455万円よりも低くなっていますが、それを除けば企業規模が大きくなるほど平均年収が増える傾向があります。資本金10億円以上の株式会社では70代以上で500万円を超えていて60代よりも上がっていますが、役員など重要な役割の人が中心になっているため、高い水準になっているとみられます。
70代以上の平均年収・業種別
業種 | 70代以上 |
---|---|
建設業 | 304 |
製造業 | 304 |
卸売・小売業 | 299 |
宿泊業、飲食サービス業 | 178 |
金融・保険業 | 382 |
不動産業、物品賃貸業 | 312 |
運輸業、郵便業 | 272 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 264 |
情報通信業 | 362 |
学術研究、専門・技術サービス、 教育、学習支援業 | 469 |
医療,福祉 | 408 |
複合サービス事業 | 283 |
サービス業 | 238 |
農林水産・鉱業 | 176 |
(注)2014年時点です。1年を通じて勤務した給与所得者のデータで、給与以外の収入を含まないデータになります。
(出典)国税庁「平成26年分民間給与実態統計調査」を加工して当サイトが作成
70代以上の平均年収を業種別でみると、学術研究、専門・技術サービス、教育、学習支援業や医療、福祉が相対的に高くなっています。一方で、宿泊業、飲食サービス業や農林水産・鉱業の平均年収が低くなっています。
まとめ
- 70代以上の平均年収は男女合計で292万円、男性では359万円、女性では204万円となっています。
- 業種別では学術研究、専門・技術サービス、教育、学習支援業、医療,福祉、農林水産・鉱業が高くなる一方で、宿泊業、飲食サービス業が低くなっています。