20代のライフイベント
記事作成日:2015年8月16日
最終更新日:2015年8月17日
20代のライフイベントで最も重要なものは、人生の長い時間を占める仕事の方向性を決める可能性がある就職と家族を形成していく上でとても大切な結婚・出産があります。また、就職した企業などがしっくりこなかった場合には、人によっては転職をすることもあります。20代のうちは比較的転職も容易で選択の幅もあります。
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就職
早い人は大学を卒業する前に高等学校などを卒業した後に就職をしますが、大学や大学院を卒業してから卒業する場合は20代で就職することになります。もちろん少数ですが、起業をする人もいます。
日本では、終身雇用という考え方はかなり後退していて、転職に対する意識もかなり変わってきていますが、それでも最初にどこで働くかということは社会人としてのキャリアを形作っていく上でとても重要です。
特に転職ではなかなか入れないような会社や、中途採用で入社すると新卒で入社した人よりも出世や配属先などで差が出てくるような場合があるため、新卒の就職で入社できなかった場合、後からそのような会社で働くことが現実問題として難しくなることがあります。
また就職する業種、職種、規模、業界での地位などによって給与水準(給料・賞与など)や福利厚生が大きく変わってきますし、教育体制や経験できる仕事も異なってきますので、会社選びはとても重要です。
結婚・出産
結婚や出産は仕事や住む場所に影響しますし、結婚や出産には費用もかかるので計画的にお金を準備しておく必要があります。
結婚
20代の重要なテーマが結婚です。これは結婚をしなければならないということではなくて、結婚をするのかしないのか、結婚をする場合には子供をどうするのかを考えるということです。早い人は出産をする場合もあります。
結婚をしない場合には20代や30代では単に結婚しないでよいのですが、40代や50代と年齢を重ねていくにしたがって老後の問題をどうするかといったような問題が出てくる場合があるので、結婚をしない場合であっても将来のライフプランを考えておく必要があります。
結婚をしたいと場合には、結婚をしたい時期や子供についても希望を考えておく必要があります。結婚や出産は相手があることなので必ずしも自分の思い通りにはいきませんが、目標を持つことは大切です。
結婚をしたいけれどもパートナーがいないという場合には、積極的にパートナー探しをすることが大切です。いわゆる結婚活動ということになりますが、何もしないままでいると時間だけが経過してしまうためです。
出産
20代では出産も重要なテーマになります。出産も結婚と同じで子供が欲しいのかそうでないのか、欲しいなら何人、いつ頃欲しいのかを考える必要があります。
子供の有無、子供の数、子供に望む教育によって住む地域や仕事を見直した方が良い場合もあります。例えば子供が欲しいけれども共働きがいいという場合は両親の援助を受けられるように実家の近くに住んだり、柔軟に働けるような仕事についたりするなど考えておく必要があります。出産前後は女性に限らず男性も育児をどうするのか、どのような働き方をしたいのかということを考えておく必要があります。
特に出産は年齢が上がるほど様々なリスクが高まるため、何歳までにどうしたいのかということを意識する必要があります。
転職
就職で自分に合う企業を1回で見つけられれば良いのですが、なかなか世の中上手くいきません。社会人になって初めて分かることもあります。
最初に就職した企業が自分に合っていないと感じるような場合、労働環境に問題がある場合、自分の将来のキャリア形成が実現できそうにない場合などは転職の可能性を考えることになります。
20代のうちであれば、経験がないような業種や職種に転職することも比較的簡単なので、キャリアのやり直しがしやすいです。
ただし、転職をすることで退職金や企業独自の年金で損をしたり、出世で不利になったり、人間関係を失ってしまったりするリスクもあるので転職は慎重に考えましょう。
まとめ
- 20代の最も重要なライフイベントは、就職と結婚・出産です。ただし、結婚や出産は30代でも重要なライフイベントです。
- 人によっては転職をしますが、20代のうちはキャリアの変更も比較的容易です。