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夜間大学は5年で卒業の場合がある

記事作成日:2018年7月16日

大学を卒業するまでの年数は留年や休学などを考慮しなければ通常は4年間となっていて、医学、歯学、臨床薬学、獣医学は6年間となっています。しかし、例外的に夜間に授業を行う大学は5年間で卒業するカリキュラムとなっている場合があります。これは単位が取得できなかったからやむを得ず留年したというような場合ではなく、あらかじめ5年間で卒業となっているのです。ただし、夜間大学でも基本的には4年で卒業なので、5年は例外的です。

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大学の修業年限は原則4年か6年

大学の卒業までの修業年限は原則として4年となっていて、医学、歯学、臨床薬学、獣医学の修業6年となっています。単位が足りなくて留年した、休学したという場合を除いて、大学を卒業するまでにかかる年数は通常は4年か6年なのです。

夜間大学は5年の場合がある

しかし、例外的に大学を卒業するまでの年数が5年となっていて、医学、歯学、臨床薬学、獣医学でないにも関わらず、大学5年生となることがあるのです。

夜間大学の修業年限に関して、学校教育法では「特別の専門事項を教授研究する学部」と「夜間において授業を行う学部」の修業年限は4年を超えることができるとしていています。そのため、夜間に授業を行う大学の学部では実際に4年を超える学部、つまり5年間で卒業するカリキュラムとなっていることがあります。これは、学校教育法で定められたルールに基づいたものなのです。

学校教育法第87条第1項 大学の修業年限は、四年とする。ただし、特別の専門事項を教授研究する学部及び前条の夜間において授業を行う学部については、その修業年限は、四年を超えるものとすることができる。

学校教育法第87条第2項 医学を履修する課程、歯学を履修する課程、薬学を履修する課程のうち臨床に係る実践的な能力を培うことを主たる目的とするもの又は獣医学を履修する課程については、前項本文の規定にかかわらず、その修業年限は、六年とする。

(出典)学校教育法より引用

工学や教育学の学科で5年制の場合がある

夜間大学では文部科学省学校基本調査(2017年度)によると、工学と教育学の学科で5年次の学生が在籍していることが確認できます。

夜間大学でも原則は卒業まで4年で、4年を超える年数(5年)にしなければいけないということはないため、あらゆる夜間の学部・学科で5年のカリキュラムが組まれているという訳ではありませんが、一部の夜間大学は5年で卒業という場合があるのです。

夜間大学の5年制のメリット

夜間の大学では夜間で受けられる講義数が通常は2コマとなると考えられるため、時間に制約がある分だけ昼間よりもカリキュラムに余裕がなく、試験やレポートの出来が悪かった、出席できなかったなどの理由で単位を落としてしまうと、留年の可能性が高まってしまいます。

しかし、5年制であればカリキュラムに余裕がでるため、毎日大学に通わなくても良い場合がある、単位を落としても挽回しやすい場合があるなどのメリットがあります。

夜間大学の5年制のデメリット

夜間大学の5年制のデメリットは当然のことながら卒業まで1年長くなってしまうことです。時間が制約される期間が1年伸びる、授業料を払う年数が1年長くなるということになります(ただし、1年当たりの授業料次第ではそれほど負担にならない場合もあります)。

働きながら夜間大学に通う場合には、通学のためのモチベーションを維持するのが大変な場合もあります。他の学生との交流をあきらめるのであれば、通信制の方が学びやすい場合があります。

まとめ

  • 大学を卒業するまでに必要な年数は通常4年で、医学、歯学、臨床薬学、獣医学は6年ですが、例外的に5年という場合があります。
  • 夜間大学は卒業まで4年を超える年数とすることができ、夜間大学の工学・教育学系学科の一部では5年間のカリキュラムとなっている場合があります。

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【夜間大学は5年で卒業の場合があるの記事は終わりです】

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