50代のライフイベント
記事作成日:2015年8月17日
50代になると子供が大学を卒業して自立する時期となる人が多く教育費負担がなくなるため、老後資金を貯めるチャンスとなります。また、親の介護や相続など親との関係がテーマとなります。仕事でも定年が近づき、役職が変化するなど働き方が変わり始める時期です。また、老後の生活に備える時期でもあります。
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子供の進学と自立
50代で子供が大学に進学をする時期に差し掛かる場合には、大学受験の費用、大学への入学料や授業料などで家計負担が重くなる時期なので家計のやりくりに注意が必要です。
子供が大学などを卒業後に就職すれば、経済的に自立することになるため、教育費や生活費の負担が軽くなり、家計が一気に楽になります。
退職・出向や役職の変化
一般的に会社員の賃金は50代前半にピークを迎え50代の後半には減少を始めます。まだ定年前ですが、役職が解かれて労働形態が変化する場合があったり、大企業などでは子会社に出向したりするなど、働き方に変化が出てくるためです。
会社の役員になる場合は50代後半になっても給与(給料・賞与など)が増えますが、平均的には50代後半には給与(給料・賞与など)は減少します。老後資金が不足している場合や働き続けたい場合は定年後にどのように働くのかを考えなければいけません。
老後資金の準備
50代は老後資金を貯める大きなチャンスです。子供が大学を卒業し経済的に自立すれば教育費などの金銭的な負担が無くなり、貯金に多くの金額を回せるようになるためです。
40代で十分な老後資金が確保できていない場合は、最期の大きなチャンスとなるので家計のやりくりをしっかりと行ってお金を確保しましょう。
親の介護
50代になると親が高齢となるため、介護問題が重要なテーマになってきます。親自身が何らかの準備をしている場合は、親の介護があまり問題とならないようなこともありますが、何の準備もしていない場合や金銭的な余裕がない場合は親の介護が必要なる場合があります。
親の介護のために転職したり、引っ越したりするような場合もあるので、介護問題はなるべく早いうちからどうするのかを考えておき、お金が必要ならばどのように準備するのかも話し合っておかなければいけません。
また、両親との関係がこじれている場合や義父や義母を介護するような場合は精神的な負担も大きくなる場合があるので、介護を自分たちが中心に行うのか、人にお願いするのかについても良く考えておかなければいけません。
親の相続や葬儀
50代になると親が高齢となっているため、親と死別し相続が発生することがあります。あらかじめ家族の間で十分に話し合いが行われていて、生前から相続対策が進められていれば大きな問題になることは少ないですが、ほとんど話し合いもしていない場合は遺族間でもめ事になる場合があります。
特に相続財産が不動産だけの場合で、不動産が一部の家族の住居として使われている場合は揉めることが多いです。できる限りあらかじめ資産を把握しておいて、家族間でどのように相続をするのか話し合いの場を持っておくことが重要です。
親が無くなった場合は葬儀を行う必要があります。生命保険などで葬式代が賄えれば問題はありませんが、葬式の費用はやり方次第で高額となる場合もあるので、ある程度は事前に準備しておく方がスムーズにいきます。
まとめ
- 50代は働き方が変わり始める時期です。親の介護や相続などの問題も重要なライフイベントとなります。
- 子供が大学卒業などで自立する時期で家計の負担が減るため、老後資金を貯めやすい時期です。