未婚・独身のメリットとデメリット
記事作成日:2017年5月12日
未婚・独身のメリットとデメリットについてです。未婚で独身の場合のメリットは、自分が稼いだお金を家族に使うことなく自分で自由に使えるということです。一方で、未婚で独身の場合には、病気やけがになった時に誰かに助けてもらいづらくなり、収入も減少してしまうことがあることや、老後の生活に不安が残ることなどがデメリットになります。
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未婚・独身のメリット・利点
未婚・独身のメリット・利点についてです。お金や時間が自由であることなどが挙げられます。
自由にお金が使えて家族の扶養の心配をしなくていい
結婚をして子ともができると稼いだお金は自分1人で独占して自由に使うというわけにはいかなくなり、家族の生活のために自分が稼いだお金を充てなければいけません。
しかし、結婚をせずに家族がいないならば、家族を扶養する必要はなく、自分が稼いだお金は全て自分が自由に使うことができるのです。未婚の場合にはお金を自由に使うことができます。お金の使いみちを巡って夫婦で喧嘩することもありません。
転職や起業などの挑戦がしやすくなる
結婚していると夫や妻(配偶者)や子どもを養わなければいけないとの気持ちから、生活の不安を生じさせてしまうような挑戦に二の足を踏んでしまうことがあります。
転職をして失敗したらどうしようか、起業をして失敗をしたらどうしようかと考えてしまうと挑戦することよりも現状維持を選んでしまうことがあります。独身ならば家族の心配をしないで挑戦がしやすいことがあります。
自由に時間が使えて家族や育児に追われることがない
未婚で独身の場合には、夫や妻、子どもに対して時間を使う必要がありません。自分の時間は自由に使うことができるのです。
パートナーや子どもがいる場合には、パートナーや子どもとの時間を確保しなければいけません。しかし、結婚しないのであれば、自分の時間は全て自分のために使うことができます。
仕事に打ち込みやすくなる
独身の場合には仕事に打ち込みやすくなる場合があります。もちろん結婚をして養う責任を感じることが励みになって仕事を頑張れる人もいます。
一方、独身の場合には、家族のことを気にせずに自由に時間を使えるので、自分の時間を最大限仕事にあてることもできます。家族がいるから早めに帰ろうか、といったようなことを考えなくても済むのです。
趣味に没頭しやすくなる
独身の場合には趣味に没頭しやすくなります。もし結婚していると、家族との時間も大切なので、趣味に割ける時間は少なくなってしまうことがあります。
また、お金の使い方にも制約が出てくることがあり、趣味に自由にお金を使えないことがあります。また、コレクションなどスペースが必要な趣味な場合には、家族がいると趣味の品を迷惑がられる可能性もあります。
結婚で失敗することがなくなる
結婚をすれば必ず幸せになるとは限りません。もちろん、結婚をすることによって幸せになる人もいるのですが、結婚相手と相性が合わず喧嘩ばかりしているようになると、不幸せになることもあります。
そもそも結婚をしなければ、結婚で失敗することが無くなります。子供がいるのに離婚をしなければいけないといったこともありません。
大事な人について不安や心配をしなくてもいい
結婚をすると配偶者が大切な存在になります。子どもが出来ると子どもが大切な存在になります。人間は大切な存在ができると、何かのきっかけで失ってしまうこと、無くしてしまうこと、関係が壊れてしまうことなどが不安・心配になってやきもきすることがあります。
しかし、結婚をしないで最初から大事な人がいないのであれば、大事な人を失うことを心配しなくても良いのです。
自分のペースで生活できる
独身の場合には、自分のペースで好きなように生活ができます。自分の家の中ではどのように過ごそうが自由です。しかし、結婚していると、結婚相手との共同生活になるため、相手に配慮したり、合わせたりしなければいけないこともたくさんあります。
また、子どもがいれば子どもの前ではきちんとしていない姿を見せるわけにはいかないこともあります。独身なら自分のペースで生活できます。
結婚相手の家族・親戚との付き合いをしなくていい
結婚をすると結婚相手の家族や親族との付き合いをしなければいけません。しかし、独身のままでいると、結婚相手の家族・親戚との付き合いはする必要がなくなります。
結婚相手の両親とぎくしゃくして気をつかうということも無くなるのです。また、独身であれば結婚相手の両親の介護の問題も気にする必要がありません。
自由に異性と付き合うことができる
結婚をすると恋愛が自由にできなくなりますし、異性の友達付き合いも難しくなる場合があります。しかし、未婚で独身であれば、異性の人間関係は自由にすることができますし、恋人を作ることも自由です。
結婚すると、人間関係が大きく変わり、制約が出てくることもあるのですが、未婚であれば人間関係について自由にすることができます。
自分1人の時間が確保できる
自分1人の時間が欲しいと思っていても、結婚して子どもがいるとなかなか時間が見つけられないことがあります。しかし、独身の人は家にいる間は基本的に1人なので、1人で過ごす時間が確保できます。
人によっては1人の時間が大切と考えている人もいるので、1人の時間が確保できることはメリットになると考えられます。
未婚・独身のデメリット・問題点
未婚・独身のデメリット・問題点についてです。最大の問題は老後の生活や孤独死への不安になります。
病気やけがで働けなくなると生活に困る
未婚のまま独身でいると、自分自身が稼いで生活していかなければいけません。もし自分が病気やけがで全く働けなくなってしまったり、負担が軽い仕事しかできなくなってしまったりしたら、収入が途絶えるか、減少してしまい、生活に困る可能性があります。
収入減少への対策
健康保険の傷病手当金や年金保険の障害年金など公的な社会保険で収入の減少はある程度補える可能性があります。また、民間保険の所得補償保険などを加入しておくのも良いでしょう。
更に、不動産や金融資産に投資して資産運用収入を得られるようにしておくと、就労による所得が無くなってもカバーできる場合があります。
病気やけがになっても看病してもらえない
独身で1人暮らしをしていると病気やけがになっても誰かに看病してもらえず、急なトラブルの時には辛い状況に陥ることがあります。
病気やけがで動くこともままならなければ病院に行くこと自体が辛くなりますし、食事や飲み物も調達が難しくなることがあります。独身の場合には誰かに看病してもらうのが難しいということは問題の1つです。
看病してもらえないことへの対策
病気やけがに備えて、自宅には常に食事や飲み物を切らさない様に確保しておきましょう。市販薬などを入れた救急箱を手が届きやすい位置に置いておくと便利です。
また、両親や兄弟姉妹、親族などがいる場合には普段から連絡を取っておいていざという時に頼れるようにしておくとよいでしょう。
老後の生活に不安・孤独死のリスクがある
歳をとって健康的でなくなり、身体の自由がままならなくなった時に、未婚で独身の場合には不安があります。
もちろん、結婚をしている人でも、パートナーが旅立ってしまい家族と離れて住んでいると一人暮らしをすることがあるため、結婚していれば必ず安心という訳でもありませんが、未婚・独身の場合の方が老後の生活の不安があります。また、孤独死のリスクもあります。
老後の生活の不安への対策
高齢者になったら集団生活ができるような施設への入所を検討するか、地域との交流を通じて人付き合いをすることで、不安を和らげることができる場合があります。また、定期的に見守りをしてくれるようなサービスを利用するということも考えられます。
家族や職場の上司・同僚からのプレッシャーを受ける
結婚をしないまま独身でいると、両親などの家族・親族や職場の上司・同僚・後輩などから明示的なあるいは無言のプレッシャーを受けることがあります。
まだ結婚しないのか、独身のままでいるのか、というプレッシャーです。人生はその人の自由なのですから、プレッシャー自体が不当なものですが、居心地が悪いと感じることがあります。
結婚している友人や子供がいる友人などと気まずくなりやすい
独身の人は結婚している友人や子供がいる友人と気まずくなってしまうことがあります。結婚している人の話題は結婚や家庭での生活に関することが多くなってきますし、子供がいる場合には子どもや育児の話題が多くなってきます。
独身の人は、結婚している人、子供がいる人と話題が合わなくなってしまうことがあるのです。
困った時に助け合える人・頼れる人が見つけづらい
困った時に助け合える、頼れるのはやっぱり家族です。未婚で独身の場合には、家族というと両親か兄弟姉妹、親戚の人ということになりますが、困ったときに助け合える人、頼れる人が見つけづらくなることがあります。
家での話し相手がいない
結婚していれば、家には配偶者か子供がいるため、家には会話をする相手がいます。しかし、独身の場合には、恋人がいる場合もあるかもしれませんが、基本的には職場の同僚や友人が話し相手になります。独身の場合には家で話をする相手がいないのです。
疲れていても家事など家の事をやってくれる人がいない
独身の場合には、家の事は全て自分でやらなければいけません。料理、洗濯、掃除などの家事は自分がやらなければいけないのです。疲れていても代わりにやってくれる人はいません。
料理は外食や弁当を購入するなどの方法もありますが、洗濯をやらなければ着る服がなくなるか、清潔ではなくなります。掃除をしなければ、家が荒れ放題になってしまします。もちろん家事代行サービスを利用するという方法もありますが、お金がかかります。
子どもを持てない・育児ができない
婚外子など特別な場合を除けば、未婚・独身であるということは、子どもを持たないということになります。未婚で独身の場合には、子どもを持つことができず、育児の体験ができないのです。
もちろん、育児は楽しいことばかりではなく、大変なことや辛いことも多いのですが、子どもを育てることによって得られるものもあります。独身の場合には例外的な場合を除いて子育ての貴重な体験ができないのです。
家族連れが多い場所に行きづらい
独身の場合には、家族連れが多いような場所には行きづらくなってしまうことがあります。おひとりさまでも問題がないような場合は良いのですが、家族連れが多いようなお店や場所には、独身の人は1人では行きづらい、居心地が悪いと感じてしまうことがあります。なんとなく羨ましい気持ちや寂しい気持ちになってしまうこともあるかもしれません。
まとめ
- 未婚・独身のメリットは、自由にお金や時間を使うことができるということです。
- 未婚・独身のデメリットは、老後の生活に不安が残ることや病気やケガをした時に誰かに助けてもらいづらくなるということです。