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留学のメリットとデメリット

記事作成日:2017年11月30日

海外留学のメリットとデメリットについてです。海外留学のメリットは、視野が広がる、海外の友人ができる、語学力が向上する、最先端の研究成果に触れやすくなるなどが挙げられます。海外留学のデメリットは、多額の学費などが必要になる、文化や生活習慣が違うため苦労することがある、精神的な強さが求められるなどを挙げることができます。

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留学のメリット

海外留学により視野が広がる・国際感覚が養われる

日本で暮らしていると、日本での物の考え方が当たり前ということになります。しかし、世界的に見ると日本の常識や感覚が通用しないことはたくさんあります。

例えば労働環境が挙げられますが、日本の労働環境は酷い部分もあるけど社会人なら仕方ないというように諦めた目で見てしまうことがあります。しかし国際的に見れば労働者の保護が十分でないと映ることがあります。

海外留学によって、日本以外の国の人の考え方や意見に触れることによって、視野が広がり、より自分のことや日本のことを客観的に見られるようになります。また、国際感覚が養われます。海外への留学は人生において貴重な経験になるのです。

海外の人との人間関係・人脈が得られる

海外留学の大きなメリットの1つに日本では得られないような人間関係、人脈が得られるということが挙げられます。

日本ではなかなか海外の人と交流するのは難しい部分もありますが、海外に出ればその国の人と交流を持つことができ、人間関係・人脈を得やすくなります。もちろん、自分から進んで交流を持とうとしなければいけませんが、努力をすれば海外の人との貴重な人間関係を得ることができます。

語学能力が向上する

海外留学をすることによって語学力の向上が期待できます。留学をすればその国の言語で「話す、書く、聞く、読む」ということが求められます。生活をしていく上でも、学業や研究を行う上でも、その言語を使わなければいけないのです。その言語を使わざるを得ない環境に身を置くと、語学力が向上しやすくなります。

短期の留学も長期の留学もある

海外留学は語学能力向上などを主な目的とする比較的短期の留学もあれば、学士号・修士号・博士号などの学位取得を目指す長期の留学もあります。

海外留学のメリットを得るのであれば長期の留学の方が望ましいと考えられますが、短期の留学でも、異文化に触れることができますし、国際的な経験を積むことができます。

最新の研究成果は英語で得られる

英語圏に留学する場合は英語の文献に触れる機会が多くなります。殆どの学術的な研究成果は英語によって表現されるため、英語圏に留学することで、最新の研究成果に触れやすくなります。

日本よりも海外の方が進んでいる分野、学びやすい分野があり、海外で学んだ方が日本で学ぶよりもより専門的なことが学べる場合があります。

海外で働きやすくなる

海外に留学することによって海外で働きやすくなる場合があります。海外で生活していれば、現地の仕事の情報を手に入れやすくなります。また、海外の大学・大学院を卒業・修了していれば、語学力がある証明にもなるため、日本の大学・大学院を出ている場合よりも採用されやすくなります。

留学のデメリット

海外留学は学費がかかる

短期の留学か長期の留学かによっても異なりますが、海外留学は学費がかかります。渡航費、生活費、授業料など多額の費用が発生します。海外の大学は日本の大学よりも授業料が高い場合があるため、裕福な家庭でないと自費での海外留学は難しい場合があります。

ただし、海外留学の場合は返還が不要な給付型の奨学金が利用できることもあるため、お金ない場合でも奨学金を利用すれば留学ができることがあります。

海外の大学・大学院は日本より勉強が大変

日本の大学や大学院は入るのが難しいけれど、出るのは簡単といわれることがあります。もちろん、卒業・修了するためには頑張らなければいけないのですが、通常の努力で何とかなる部分もあります。

しかし、海外の大学や大学院は一般的に日本の大学や大学院よりも大変であることが知られています。入学は比較的容易でも卒業・修了はとても難しいと言われることがあります。

毎日課題に追われて自由になる時間がほとんどないというような学生生活になることもあります。

社交性や精神的な強さが求められる

留学をするということは異国の地で1人暮らしをしながら学業をするということになります。通常は周りに知り合いはいませんし、文化が異なる人たちと交流していかなければいけません。

言葉も違いますし、海外の大学や大学院は日本よりも卒業がしづらく、学業に専念することが求められます。海外留学をするためには、文化の違いを超えられるような社交性、精神的な強さが求められます。

もちろん、日本人が多いところへ留学して、日本人同士で集まりながら生活していくこともできないわけではありませんが、留学の意義が薄れてしまう可能性があります。

日本での就職活動がしづらい

帰国してから日本の企業に就職しようと考えている場合は、日本と海外で物理的な距離があるために就職活動が行いづらいということがあります。

まず、日本の大学で周りが同じ時期に就職活動を始める日本と日本人の知り合いが限られる海外では就職活動の情報が得づらいということが挙げられます。

また、日本にいれば企業の説明会に出かけたり、採用面接を受けたりすることは容易ですが、海外にいる場合には思うようにいかないことがあります。

そして、海外の大学や大学院の卒業・修了時期は日本とは異なり、就職するタイミングがずれてしまう場合があるということも挙げられます。

日本とはサービスの水準や質が違う

日本はおもてなしの精神とよく言われますが、国際的に見るとサービスが過剰な部分もあります。日本では当たり前と思えたことも、海外に行くと当たり前ではなくなることがあります。生活している中で、日本では考えられないようなトラブルに巻き込まれたり、サービスが日本ほど丁寧でなかったり、水準や質が異なったりしていることがあります。

文化や商慣習の違いがあるため、日本とは生活の勝手が異なることを意識しておく必要があります。食文化も当然異なるため、食べ物が合わないという場合もあります。

日本よりも治安が悪いことが多い

国際的に見ても、日本の治安の良さは際立っています。ということは日本を出れば、日本よりも治安が悪くなる可能性が高いということになります。もちろん、街の中にも治安が良い落ち着いた地域と悪い地域が混ざり合っているため、必ずしも危険というわけではありませんが、日本と同じ感覚でいるとトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。

必ずも就職の際に評価されるわけではない

海外留学をすることによって、就職活動で評価されて有利になるのではないかと思うことがあるかもしれません。もちろん、海外留学をすることによって語学力が向上し、専門性が高まることがあります。人間的に成長することも期待できます。

しかし、海外留学が必ずしも評価されるとは限りません。何を学んだか、仕事との関連性はあるか、タフな人材なのか、など留学によって何を得たのかが見られることになります。

日本企業では海外経験を十分に活かせないことがある

海外留学をした経験が日本企業では十分に活かせない場合があります。年功序列の文化は色濃く残っていて若手に積極的に挑戦させずに出る杭を潰してしまうような場合があります。

海外留学をして国際感覚に触れてしまうと、日本企業の商慣行や職場環境に違和感を持ってしまって、かえって上手く適応できない場合もあります。違和感が強いため日本の企業で働く気が失せてしまうというような感じです。

まとめ

  • 海外留学によって、視野が広がり国際的な感覚が養われます。外国の人と人間関係を築くことができますし、最先端の研究成果に触れることができます。
  • 一方で、海外留学には多額の費用が必要となります。また、海外で生活していくことになるため精神的な強さが求められます。日本とは生活環境が大きく異なります。

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【留学のメリットとデメリットの記事は終わりです】

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