専業主婦のメリットとデメリット
記事作成日:2017年3月21日
夫婦で妻が専業主婦となることのメリットやデメリットについてです。妻が専業主婦でいることの最大のメリットは妻の時間が確保できるということです。妻に時間があることで、家事や育児に専念することができます。一方で専業主婦のデメリットはお金です。収入が夫に限られることがデメリットです。また、社会との接点が減るため気持ちの面でも専業主婦であることがマイナスとなることがあります。また、逆に夫が専業主夫となる場合も一部当てはまることがあります。
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専業主婦のメリット
夫婦で妻が専業主婦となることの最大のメリットは妻の時間が確保でき、家事や育児に専念できるということです。
働かないことで妻の時間が確保できる
専業主婦になると妻は働くことに時間を使わなくても良いため、働かない分だけ時間を別のことに回すことができます。妻が確保した時間で、家事や育児に専念することができるようになります。夫婦で働いているとどうしても仕事で時間が拘束されてしまうため、家事や育児に時間を使えなくなってしまうことがあります。
育児に専念でき子どもの成長を見守れる
妻が専業主婦になると家事や育児に十分な時間を割くことができます。そのため、子どもがいる場合、子どもの成長を見守ることができるようになります。子どもが初めて立ち上がった、初めて歩いた、初めて意味のあることがをしゃべったなど、子どもの成長を見守り続けることができるのです。幼稚園や学校の行事にも参加しやすいですし、子どもが病気になっても母親が看病することが容易です。
妻に働くことの疲れやストレスが溜まらない
正社員、派遣社員、パート、アルバイトなど様々な働き方の形態がありますが、働くことは一般に疲れますし、ストレスも溜まります。働くことで、仕事の疲れやストレスが溜まってしまいますが、妻が働かず専業主婦であるならば、少なくとも仕事の疲れやストレスとは無縁でいられます。
社会保険料の負担が軽い
日本では専業主婦世帯は社会保険料の面で優遇されていると言えます。夫が会社員で働いていて妻が扶養されている場合は、妻を扶養しているからといって、夫の健康保険料や厚生年金保険料がその分だけ増えるということはなく社会保険料の負担が相対的に軽くて済むことになります。
専業主婦のデメリット
夫婦で妻が専業主婦となるとお金の面でデメリットがあります。働いていれば得られたはずの収入が得られなくなるからです。また、社会との関わりが薄くなることが気持ちの面でデメリットになることもあります。
得られたはずの収入を失う
専業主婦は働いていればその分だけ収入を得られたはずですが、家事や育児に専念するために働かないということを選択することになるため、得られてはずの収入を失うことになります。いわゆる機会損失というものですが、専業主婦を選択することによって、世帯の収入は夫の収入だけになります。
収入源が夫だけになってしまう
夫が働き妻が家事や育児に専念する場合には、家計の収入源は夫だけということになってしまうことがあります。収入源が夫に限定されてしまうため、稼ぎ頭の夫に万が一のことがあった場合には、家計の収入が途絶えて、家計が成り立たなくなってしまうことがあります。収入源が限定されてしまうことはデメリットです。
夫の家事や育児への関心が薄くなりやすい
夫が働き、妻が家事や育児をする専業主婦の場合には、夫は仕事、妻は家事・育児と役割が分担されて固定化されてしまいがちで、夫が家事や育児への関心が薄くなりやすく、非協力的になってしまうことがあります。夫が妻の家事や育児の大変さを理解しづらくなる、家事や育児をやろうとしなくなるということがあります。
妻に稼ぐ能力が身につかない
妻が専業主婦となって仕事をしないことで、妻が稼ぐ能力を身に付けることができなくなる場合があります。何らかの事情で妻が働かなければいけなくなってしまった場合に、働かない期間が長いと就職先を見つけづらくなったり、低い給料の就職先しか見つからなくなってしまうことがあります。
社会との関わりが薄れる
専業主婦は働かないで家で家事や育児を行うことになるため、社会との関わりが薄れてしまうことがデメリットの1つと言えます。人間関係が広がらずに限られたものになってしまったり、仕事などで社会と関わる刺激が得られなかったり、自分の居場所が家しかなくなってしまうことで精神的に追い詰められてしまったりすることがあります。
夫が転職や起業を躊躇いやすくなる
専業主婦世帯では夫が転職や起業を躊躇しやすくなる、あるいは妻が夫の転職に反対して転職や起業を諦めてしまうことがあります。妻が専業主婦の場合、夫だけが稼いでいるため、夫の収入が途絶えてしまうことに不安を強く感じる事があるのです。転職や起業は上手くいかないと収入が激減するリスクがあるため、夫しか収入源がない専業主婦の世帯では踏み込めない場合があるのです。
家にいる時間が長くなりストレスになる
妻が専業主婦の場合、家で家事や育児をしている時間が長くなり、家に籠りがちになってしまうため、ストレスを溜めてしまうことがあります。常に家事や育児に追われてしまって、他のことでストレスを解消することができないまま疲れ果ててしまうことがあります。働いている場合は家の中と外で2つの生活があり、気分転換にある場合がありますが、専業主婦の場合は気分転換ができないことがあります。
妻は夫の仕事の大変さを理解できないことがある
夫が仕事、妻が家事や育児と分担する場合、夫が家事や育児の大変さを理解できない一方で、妻も夫の仕事の大変さを理解できなくなってしまって、夫婦げんかの原因になってしまうことがあります。夫が仕事で疲れていたり、人付き合いがあったりしても、気遣うことができなくなってしまうことがあるのです。
収入の有無を巡って喧嘩になる
夫が働いて、妻が家事や育児をする場合、妻が行っている家事や育児が金銭的に評価されない一方で、夫は働くことで収入を得ることになるため、夫婦の間で収入の有無を巡って言い争いになることがあります。家事労働や育児は直接的な収入にはつながらなくても大変な重労働であるとも言えますが、働く夫と専業主婦の妻の立場の違いから夫婦の間で収入の有無を巡って溝ができてしまうことがあるのです。
まとめ
- 夫婦で妻が専業主婦となるメリットは妻の時間が確保できるということで妻は家事や育児に専念できます。
- 妻が専業主婦となると収入源が夫だけになるというデメリットがあります。また妻と社会との接点が減ることもデメリットになりえます。