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私立幼稚園のメリットとデメリット

記事作成日:2018年4月8日

私立幼稚園のメリットとデメリットについてです。私立幼稚園は公立幼稚園と比較すると特色がある教育を実施していて、正課や課外で英語教育など様々な教育を取り入れていることから、保護者にとっても選択肢が増えるということがメリットです。また、保護者の負担を軽減するような取り組みを行っている私立幼稚園もあります。一方で私立幼稚園は保育料などが高いことがデメリットです。

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私立幼稚園のメリット

私立幼稚園に通うことのメリットについてです。

特色ある教育が行われている

私立幼稚園は設置者の方針に従って公立幼稚園よりも特色がある教育が行われる傾向があります。正課の保育において体操、水泳、英語、科学、音楽、リトミック、知育などの特色ある教育が行われている場合があります。

また、課外教育として保育時間終了後にも同様に、体操、水泳、サッカー、ダンス、新体操、英語、科学、音楽、リトミック、知育、絵画などの教室を実施している場合があります。

行事・イベントが充実している

私立幼稚園は公立幼稚園と比較すると行事やイベントが充実している傾向があります。様々な行事やイベントが実施されるため、子どもが季節の変化を感じ取りやすくなったり、変化がある幼稚園生活を送れるようになります。

ただし、親も一定の協力を求められる場合があるため、親の負担が大きくなる場合もあります。

3年保育や満3歳児保育・プレ保育がある

多くの私立幼稚園は3歳児の年少から5歳児の年長までの3年保育を実施しています。また、満3歳児になった子を受け入れる満3歳児保育を実施している場合があるほか、3歳児の前の年齢の子どもを受け入れるプレ保育を実施している場合があります。

プレ保育は本格的に幼稚園で過ごすようになる3歳児になるための準備、慣らし期間として行われる場合や、3歳児に近い受け入れ頻度で実施される場合もあります。

保護者負担軽減に配慮している場合がある

私立幼稚園は、保護者負担の軽減に力を入れている園があります。なるべく親が幼稚園の行事やイベントに関わったり手伝いをしたりする場面を減らす、延長保育や預かり保育などを充実させて保護者が働きやすくする、園バスが用意されている、毎日給食が実施されるためお弁当を準備する必要がない、などの工夫に力を入れている園があります。

系列の小学校がある場合は内部進学が可能に

私立幼稚園のうち系列の小学校がある場合には、系列の小学校に内部進学が可能な場合があります。内部進学制度がある場合、外部から受験するよりも何らかの形で優遇されていることが多く、場合によっては希望すれば事実上ほぼ全員内部進学できるような場合もあります。

小学校受験をして小学校から入るよりも、幼稚園から入ってしまった方が容易に入学できる場合があるのです。

規模が大きいため様々な子と関わる機会がある

私立幼稚園は公立幼稚園と比較すると園当たりの在園者数が大きく規模が大きな傾向があります。文部科学省学校基本調査によると、国立幼稚園・公立幼稚園・私立幼稚園について在園者数を園数(学校数)で割る(在園者が0人の在園者のいない幼稚園を除く)と平成29年度は国立幼稚園が約108人、公立幼稚園が約55人、私立幼稚園が約160人となっています。

規模が大きいため様々な子と関わる機会があり、1つの学年に2クラス以上の学級を設けることができ、クラス替えによって触れ合う子を変えて、環境変化に対応する能力を養うことができるようになります。

私立幼稚園のデメリット

私立幼稚園に通うことのデメリットについてです。

保育料などの教育費負担が多い

私立幼稚園は公立幼稚園と比較すると、入園料、保育料、制服費、学用品費、給食費などの教育関連費用の負担が多くなる傾向があります。園によっても教育費負担は様々ですが、家計への教育費負担が公立幼稚園よりも多くなる傾向があります。

ただし、幼児教育に関する公的な金銭的な支援は近年充実する傾向にあるため、家計負担がそれほど多くならない場合もあります。

先生の負担が大きい場合がある

私立幼稚園では、園バスがある、延長保育がある、行事・イベントが充実しているなどの理由から労働時間が長い場合があり、先生(教諭)に身体的・精神的な負担がかかっている場合があります。

先生が身体的・精神的にゆとりがないと、子どもに望ましい保育・教育環境が提供されない場合があるため注意が必要です。

先生の入れ替わりが多い

私立幼稚園では、先生の身分や給与が公立幼稚園ほどは恵まれていないことが多く、労働環境としても厳しい場合があるため、退職が公立幼稚園の場合よりも多くなる傾向があり、先生の入れ替わりが多くなります。

そのため、私立幼稚園では経験を積んだ先生が少なく、若い先生が中心という場合があります。

人気がある園は入園の対策が必要

私立幼稚園の中には、人気がある園があり、入園の対策、いわゆるお受験の対策が必要となることがあります。幼稚園受験の対策のために時間とお金が必要になること、お受験に落ちてしまう可能性があること、などはデメリットとなります。

まとめ

  • 私立幼稚園では、設置者の方針に基づいて特色ある教育を実施している園があります。正課・課外で英語、音楽、体操、科学など様々な教育に力を入れている場合があります。教育が充実しているということは私立幼稚園のメリットとなります。また、園バス・給食、行事やイベントへの関わりを減らす、などによって保護者負担軽減が図られている場合があることもメリットです。
  • 一方で、私立幼稚園は保育料などの教育費の負担が重くなりがちでることや、先生の出入りがあるため指導経験が少ない若い先生中心となってしまう場合があることなどがデメリットです。

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【私立幼稚園のメリットとデメリットの記事は終わりです】

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