結婚相手の条件・基準・決め手
記事作成日:2017年5月13日
結婚相手に求めるものや結婚相手の条件・基準・決め手についてです。結婚相手に求める条件には、性格や相性の良さなどの内面的なもの、容姿などの外見的なもの、収入などの経済力、年齢などがあります。また、結婚は家と家との関係になるため、相手の両親との関わり方や相性の良さも大切になってきます。また、男性と女性では結婚の条件・基準が微妙に違っています。
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結婚相手を選ぶ基準・条件の例
結婚相手を選ぶ場合の基準・条件の例についてです。結婚相手を選ぶ場合には次のような基準・条件を考慮することになります。
結婚相手の外見的な魅力
結婚相手の容姿、見た目、ファッションのセンス、体型、身長などが含まれます。
結婚相手の内面的な魅力
結婚相手の人柄の良さ、性格の相性、聡明さ、落ち着けるかどうか、安らげるかどうか、知的かどうかなどが含まれます。
結婚相手の社会的な地位
結婚相手の社会的な地位は自分の社会的な地位にも影響することがあり気にする場合があります。職業や役職などが含まれます。
結婚相手の経済力
生活してくためにはお金が必要ですが、経済力は共同生活をしていく上でとても重要になります。収入や貯蓄の多さ、稼ぐ力、借金の有無などが含まれます。
結婚相手の年齢
結婚相手の年齢は結婚の決め手としても重要なものとなります。あまり年が離れすぎていると話が合わない可能性がありますし、対等なパートナーではなく上下関係が出来てしまう可能性もあります。
結婚相手の学歴
相手の知的な能力を推測するために参考とされる場合があります。卒業した学校の種類(院卒、大学卒、短大卒、専門学校卒、高校卒)や学校の名前などが含まれます。
結婚相手の両親との相性や両親との関わり方
恋愛は当事者同士の問題であっても、結婚になると両方の家が関係してきます。相手の両親との相性や関わり方は重要な問題になります。育児など相手の両親のサポートを受ける可能性もあります。また、両親と将来同居する希望があるかどうか、両親に経済的な支援が必要かどうか、両親の介護は必要かどうかなどが含まれます。
結婚相手が考える夫婦の働き方・役割分担
結婚後の夫婦の役割分担は人生観にも関わる重要な問題です。共働きがいいのか、片方だけが働くのがいいのかなどが含まれます。働き続けたい場合には仕事への理解が大切になります。
結婚相手との共通の趣味・嗜好
共通の趣味があるかどうか、出かける場所などの行動スタイルが似ているかどうか、食べ物の好みは似ているか、ファッションのセンスは似ているかなどが含まれます。
結婚相手の家事・生活の能力
日常生活のために必要な料理、洗濯、掃除などの家事の能力、生活の能力が含まれます。
結婚相手の子どもに対する考え方
子どもが欲しいかどうか、何人欲しいかどうか、子どもの教育はどうするか、などが含まれます。
結婚相手の住む場所に対する考え方
どのような場所に住みたいのか、どのような住居に住みたいのか、などが含まれます。
結婚相手に求める条件・重視するもの
結婚相手に求める条件について国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」で調査しています。調査では独身の男女別に結婚相手の条件について各項目を重視する、考慮する、あまり関係ないのいずれかを聞いています。調査結果は以下の通りになります。
条件 | 男性 | 女性 | ||
---|---|---|---|---|
重視する | 考慮する | 重視する | 考慮する | |
人柄 | 76.6% | 18.6% | 88.3% | 9.8% |
経済力 | 4.7% | 37.3% | 39.8% | 53.5% |
職業 | 6.0% | 41.4% | 30.0% | 55.4% |
容姿 | 24.1% | 60.1% | 15.9% | 61.8% |
学歴 | 3.7% | 26.9% | 10.6% | 44.1% |
家事・育児の能力 | 46.2% | 46.6% | 57.7% | 38.4% |
仕事への理解 | 41.8% | 46.4% | 49.6% | 43.6% |
共通の趣味 | 20.8% | 52.4% | 23.9% | 51.0% |
(注)2015年6月1日現在の調査。「いずれ結婚するつもり」と回答した18~34歳未婚者の回答で、上記のほか、あまり関係ないと不詳が含まれます。
(出典)国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」を基に当サイトが作成
人柄は男女とも最重要
調査結果によると、男女ともに結婚相手に求める条件として重視するものについて人柄を挙げています。やはり人柄、性格面は結婚を考える上で最も重要であると考えられます。
家事・育児の能力、仕事への理解、共通の趣味は男女とも重視
結婚相手の家事・育児の能力、結婚相手の仕事への理解、結婚相手との共通の趣味は男女とも重視・考慮の比率が高めになっています。全般的に女性がやや比率が高くなっていますが、男女とも重要であると考えているようです。
男女とも容姿は考慮も男性の方がより重視
男女とも重視するまたは考慮するとしている人の割合が多い条件が容姿ですが、男性の方がより重視・考慮する傾向があり、女性の方が男性よりも重視・考慮する比率はやや低くなっています。男性の方がより容姿を重視し、見た目をより気にするということになります。
女性は経済力や職業を重視・考慮
男性は結婚相手の経済力や職業をあまり重視していませんが、女性は経済力や職業をより重視・考慮する比率が高くなっています。女性は結婚を考える上で男性の経済力や職業をより重視する傾向があると言えます。
学歴はあまり重要ではないけれど女性は気にする
学歴は他の項目と比較すると男女ともに重視・考慮の比率が低くなっていて、あまり重要な項目ではないとみられますが、女性は考慮するという比率が男性よりも高く、気にされている条件であるということができます。
結婚相手の決め手
上記調査結果によると、結婚相手の決め手になるものはやはり人柄・性格であるとみられます。しかし、男性の場合には、女性の家事・育児能力、仕事への理解、容姿などが重要になってきます。一方女性の場合には、男性の家事・育児能力、仕事への理解のほか、経済力、職業がより重要になってきます。容姿も考慮されますが、決め手としては優先順位が下がる部分があるようです。
まとめ
- 結婚相手の条件・決め手となるのは性格・人柄になります。また、結婚相手の家事の能力、仕事への理解も重要な要因となります。
- 一方、男性では結婚相手の容姿が、女性では結婚相手の経済力や職業も重要な要因となります。